バドミントンでタオルグリップを使用すると、汗を吸収してラケットが滑りにくくなり、快適にプレーできるようになります。
本記事では、タオルグリップの特徴やメリットに加え、基本的な巻き方手順と選び方やメンテナンス方法まで詳しく解説。
最新のおすすめ商品情報も紹介し、初心者から上級者まで役立つ情報をまとめています。
目次
バドミントン タオルグリップ 巻き方の基本
バドミントンのタオルグリップは、綿素材の布製テープで、汗をしっかり吸収してグリップが滑りにくくなるのが特徴です。一般的なウェットやドライタイプのグリップと比べて厚手で手に馴染みやすいため、特に汗をかきやすいプレーヤーに愛用されています。1本10メートル前後のロール状で販売され、必要な長さにカットしてラケットのグリップ部分に巻いて使用します。
巻き方を工夫すれば、ラケットの握り心地を好みに合わせて調整できる点も魅力です。
タオルグリップとは何か?
タオルグリップは、表面がタオル生地になっているグリップテープです。握る部分だけでなく、手汗を吸収する範囲も広いため、汗でラケットが滑ってしまうのを防げるメリットがあります。グリップ全体に柔らかい布が巻かれるので、手にしっとりと馴染む感覚が得られます。
タオルグリップはロール状の形状で販売され、好みの長さに自分でカットして使用します。巻いたあとの生地がクッションとなり、長時間のプレーでも手への負担が軽減されます。
タオルグリップの特徴と用途
タオルグリップの主な特徴は「高い吸水性」と「柔らかい握り心地」です。一般の合成グリップに比べ厚みがあり、クッション性が高いので、汗をかいたときでも手汗を素早く吸収してグリップがずれにくくなります。特に夏場や体育館など汗をかきやすい環境でのプレーで有効です。
また、柔らかい生地は手にフィットしやすいため、細かいグリップ調整がしやすくなります。スマッシュやネットプレーなど、正確なコントロールが求められる場面でも、しっかりとラケットを握りやすいのが特徴です。
他のグリップとの違い
バドミントンのグリップテープには主に「タオル」「ウェット」「ドライ」の3種類があります。それぞれの特徴を以下の表にまとめました。
タイプ | 素材・特徴 | 用途・メリット |
---|---|---|
タオル | 綿製の布地で厚手、吸汗性が高い | 汗をかく場面で滑りにくく、優しい握り心地 |
ウェット | 皮革・合成皮革でしっとりと吸着 | 高い吸着力でラケットをしっかりホールド、初心者向け |
ドライ | 合成繊維でさらさら、薄手 | 通気性が良くさらさら感、細かい操作に適する |
上記の表からわかるように、タオルグリップは特に汗に強く、クッション性が高い点が最大の特徴です。ただし他のタイプに比べるとグリップが太くなりやすいというデメリットもあるため、選び方には注意が必要です。
タオルグリップのメリット・デメリット

タオルグリップを使用する前に、そのメリットとデメリットを把握しておきましょう。
タオルグリップのメリット
タオルグリップの大きなメリットは、汗をしっかり吸収してラケットを滑りにくくする点です。汗で手が濡れてもグリップ部分が濡れず、滑り止め効果が持続します。
さらに、厚手でクッション性があるため、長時間のプレーでも手への負担が軽減されます。柔らかい生地が指にフィットするので、細かな操作やコントロールがしやすくなるのも利点です。
- 滑りにくい:汗を吸収しラケットが滑りにくくなるため、安定した握りが可能
- クッション性:厚手の生地が衝撃を和らげ、手の疲労を軽減
- フィット感:柔らかい素材で手に馴染みやすく、細かい操作がしやすい
タオルグリップのデメリット
一方でタオルグリップにはいくつかのデメリットもあります。
まず、厚みが増してグリップが太くなる点です。手が小さい人や繊細なショットを多用する人は、取扱いに慣れが必要かもしれません。
また、タオル素材は汚れや毛羽立ちが出やすく、耐久性もやや低めです。使用後は汚れに気づいたら洗濯し、毛羽立ちが目立つようになったら新しいものに交換するなど、メンテナンスをこまめに行う必要があります。
- グリップが太くなる:厚手のため打球操作が難しくなる可能性がある
- 耐久性が低い:毛羽立ちや汚れが出やすく、交換頻度が増える
- 洗濯が必要:タオル生地のため汚れを落とすには洗濯が必要
タオルグリップの巻き方手順

次に、実際にタオルグリップをラケットに巻く手順を見ていきましょう。
準備:元のグリップの確認
まず、ラケットに元々巻かれているグリップテープ(オーバーラップ)をすべて取り外します。何も巻かれていない状態にすることで、タオルグリップがしっかりと密着して巻けます。
ただし、元グリップをダメージさせたくない場合は、その上からアンダーラップという薄いテープを巻いて保護するとよいでしょう。アンダーラップは厚み調節にも役立ちます。
巻き始めの手順
- ラケットを逆さに置き、タオルグリップの斜めにカットされた端をグリップエンドに貼り付けます。右利きの人は時計回り、左利きの人は反時計回りに巻き始めてください。
- 貼り付けた部分をしっかり押さえ、テープがずれないように固定します。
巻き進めと重ね方
- テープを斜め下方向に引っ張りながら巻き進め、全体の半分程度が重なるようにします。
- 生地がよれない程度に強さを調整し、巻き目が均一になるように意識します。
タオルグリップを巻く際は、生地がよれるほど強く引っ張りすぎないように注意しましょう。あまり強く引きすぎると生地が歪み、巻き目が不均一になる原因となります。
巻き終わりと固定
- シャフト側(ラケットの上部)でタオルの端を斜めにカットし、グリップエンドと同じ長さに調整します。
- 付属のフィニッシュテープで最後の部分をしっかりと巻き止めて固定し、巻き終わりを留めます。
タオルグリップ使用のポイント
タオルグリップを使いこなすためのポイントをご紹介します。
元グリップを残すか剥がすか
元から巻かれている薄いグリップテープを残すか剥がすかで巻き上がりが変わります。完全に剥がしてタオルグリップだけを巻くと、厚めの仕上がりになりますが、握り心地は好みに合わせて調整できます。
一方、元グリップを残したい場合は、剥がしすぎないように注意して、一部だけ残します。アンダーラップを巻いてからタオルグリップを重ねると、厚みを均一に保ちやすくなります。
- 完全に剥がす:しっかりと厚みを出せるため吸汗力重視の場合に有効
- 元グリップを残す:薄めのグリップ感を残しつつ、下にアンダーラップを挟んで保護しながら巻く
アンダーラップの使い方
アンダーラップはタオルグリップの前に巻く薄いテープで、厚み調節やグリップ保護に役立ちます。タオルグリップだけでは太すぎる場合、アンダーラップを間に挟むことで厚みを増やさずに済みます。
また、汗止め効果を抑えすぎず、薄手で使いたい場合にも便利です。市販のアンダーラップには厚さが異なるものがあるので、用途に合わせて選びましょう。
仕上げテープやバンドの活用
巻き終わりのテープ固定には必ず専用のフィニッシュテープを使いましょう。しっかり巻き止めることで、使用中にタオル部分がほつれるのを防ぎます。
また、手汗が多い方はグリップパウダーやリストバンドを併用するのもおすすめです。パウダーを使うと一層滑り止め効果が高まり、快適な握りを維持できます。
タオルグリップの選び方とおすすめ

次に、タオルグリップの選び方とおすすめ製品をご紹介します。
厚さや長さで選ぶ
タオルグリップは厚みや長さが製品ごとに異なります。厚手タイプは吸水性とクッション性に優れますが、グリップが太くなりやすい点に注意が必要です。一方、薄手タイプは握りがすっきりしますが、吸汗量は若干劣ります。
また、ロール状で長さが長い製品(10mなど)は好きな長さにカットして使えます。使用頻度が高い人は長尺タイプがコスパ良く使え、まずは短いタイプを試すのも良いでしょう。
おすすめメーカーとモデル
おすすめのタオルグリップとしては、以下の製品が人気です。
メーカー | 製品名・特徴 | おすすめポイント |
---|---|---|
YONEX | タオルグリップDX (AC402DX) 薄手タイプで軽量 |
程よいクッション性で操作性が高く、価格も手頃 |
Kimony | タオルグリップ KGT116 (10m) 厚手のロールタイプ |
長持ちし、自分の長さにカットできる |
GOSEN | タオルグリップロング AC10L (10m) ロングタイプ |
グリップ全体をカバーできて、汗の吸収力が高い |
初心者向けと上級者向けの選び方
初心者は比較的薄手で軽量なタイプから試すのがおすすめです。薄手なら操作感に慣れやすく、扱いも簡単です。上級者や汗の量が多い人は、厚手や長尺タイプで吸汗性を重視するとよいでしょう。
- 初心者向け:薄手・軽量タイプで操作性重視
- 上級者向け:厚手・長尺タイプで高い吸汗性を確保
タオルグリップのメンテナンス・交換方法
最後に、タオルグリップのお手入れや交換のタイミングについて解説します。
洗濯やお手入れ方法
タオルグリップは洗濯して清潔に保つことができます。汗や汚れが付いたら、中性洗剤で優しく手洗いし、絞った後は陰干ししましょう。強く絞りすぎたり熱湯で洗うと生地が傷む原因になるので注意してください。
交換時期の目安
使用頻度や汗の量によって異なりますが、タオルの毛羽立ちや毛玉が目立ってきたら交換を検討しましょう。吸水力が落ちてきたり、汚れが落ちにくくなったと感じたら、早めに取り替えるのがおすすめです。
長持ちさせるための保管方法
練習後はグリップ部分を乾かしてからラケットケースに収納しましょう。濡れたまま放置するとカビや嫌な臭いの原因になります。また、複数本のタオルグリップを使い分けると、1本あたりの劣化を抑えられます。
まとめ
タオルグリップは汗対策に優れ、滑りにくく快適なグリップ感を実現するアイテムです。正しい巻き方と選び方を押さえれば、疲れても安定したプレーが可能になります。デメリットにも注意しつつ、自分に合ったタオルグリップで快適なバドミントンライフを楽しんでください。
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