バドミントンダブルスのサーブ基本ルール【混乱を防ぐ!】

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コラム

バドミントンダブルスではサーブの順番や立ち位置が得点ごとに変わるため、知らずに試合に臨むと混乱しがちです。
しかしこれは勝敗に関わる重要なルール。この記事ではサーブルールを体系的にまとめ、誰がいつどこからサーブするのか、最新ルールも交えてわかりやすく解説します。サーブを打つ相手や場所が迷わずわかるよう、サービス権の移り方や偶数・奇数得点時の決め方を具体例で説明します。

バドミントンのダブルスにおけるサーブルールの基本

バドミントンは1球ごとに勝敗が決まるラリーポイント制を採用しています。
そのため、サーブを打つチームがラリーに勝利すると1点が入り、引き続き同じチームがサーブを打ちます。逆にレシーブ側がラリーに勝った場合は相手チームに点が入り、サービス権が相手に移ります。サーブと得点は切り離せない関係にあるため、サーブルールを正しく理解することが勝利への鍵となります。

試合開始前にはじゃんけんやコイントスで初回サーバーを決定します。
得点が0-0の状態は偶数(0)とみなし、初回サーバーは右側のサービスコートからサーブを打ちます。対角線上の相手側の右側にいる選手が最初のレシーバーとなり、ここから最初のラリーが始まります。以降は得点に応じてサーブ権やポジションが交代します。

サーブとは何か: サービス権とラリー方式

サーブとは試合の各ラリーを開始する際の最初の一打です。サービスを打つ権利(サービス権)を持つのは、直前のラリーに勝利して得点したペアです。
そのペアから実際にシャトルを打つのがサーバー、対角線上で受けるのがレシーバーです。ラリーポイント制では、どちらがサービスしていたかにかかわらず、ラリーに勝った側に必ず1点が入ります。

試合開始時のサーバーとレシーバーの決定方法

試合開始前にはじゃんけんやコイントスで初回のサーバーを決定します。
試合開始時点(0-0)は偶数扱いのため、初回サーバーは右側のサービスコートからサーブを打ちます。対角線上の相手側では、右側にいる選手が最初のレシーバーになります。ここから次のラリーが開始され、得点に応じてサーブ位置や権利が変わっていきます。

サーブ順序とサービス権の移動方法

ダブルスでは、サービス権の移動は基本ルールで決まっています。
サーブを打っていたチームがラリーに勝てばサービス権はそのまま同じチームに留まり、ラリーに負けた場合は相手チームに移ります。以降は得点や相手チームの勝利によってサーブを打つ選手が交代していきます。以下で詳しく説明します。

サービス権の移動ルール

直前のラリーに勝ったペアが次のサーバーとなります。
現在サーブを打っているペアがラリーに勝てばそのままサーブを続け、負ければ相手ペアへサービス権が移ります。サービス権はラリーごとに勝者側に移るため、点を取ったペアが次にサーブを打つことになります。

サーバー・レシーバーの交代方法

サーブ継続時は、そのペアの前回サーブを打った選手が次のサーバーになります。
サーブを打ち続けるペアが連続得点した場合は、同じ選手が引き続きサーブを打ちます。ただし得点が偶数→奇数と切り替わるため、左右のポジションは逆になります。一方、レシーブ側が勝ってサービス権が移った場合は、その時点で偶数か奇数かを見て、該当する位置にいた選手が次のサーバーになります。

得点例で見るサービス順序の解説

例えばA・BペアとC・Dペアの対戦でAが最初にサーブを打ったとします。Aがラリーに勝って1点を得ると、そのままAが次のサーブを打ちます(0→1点で偶数→奇数に)。
一方、C・Dペアが1点目を取った場合は得点が0-1(奇数)となり、その時点で左側に立っていたDがサーブ権を得ます。以降も得点ごとに左右のポジションが切り替わり、順にA→D→B→C→Aとサーブが回っていきます。

得点状況に応じたサーブ位置とサービスコート

サーブの位置(どちらのサービスコートから打つか)は自チームの得点が偶数か奇数かで決まります。自分たちの得点が偶数のときは右側のサービスコート、奇数の場合は左側からサーブします(0点は偶数扱い)。
例えば得点が4のときは右側、5のときは左側のコートからサーブを行います。これにより、得点状況から誰がサーブするかが自動的に決まります。

偶数・奇数得点時のサーブ位置

自チームの得点が偶数の場合は右側のサービスコート、奇数の場合は左側からサーブします(0点は偶数扱い)。
例えば得点が4のときは右側から、5のときは左側からサーブします。これにより、得点状況からサーブを打つ人と場所が自動的に決まります。

サーブはなぜ対角線方向か

バドミントンではサーブ時にシャトルを相手コートの対角線上に落とすルールがあります。右側から打つ場合は相手コート右側へ、左から打つ場合は相手コート左側へサーブを送ります。
対角線でサーブすることで、お互いのポジションが事前に定まった状態でラリーを始めることができ、公平に試合を進められます。

サービスコートの範囲とライン

サービスは相手コートのショートサービスラインより奥(ネットから遠い側)かつバックラインより手前に収まる必要があります。ショートサービスラインを越えない場合はインプレーにならず、バックラインを超えて落ちるとアウトとなります。
ダブルスではシングルスより幅が広くなるため、外側のサイドラインまでがサービスエリアとして有効です。サービスエリア外(外側かつバックラインよりも奥)にシャトルが落ちるとフォルトとなるため、正確にサービスエリアを把握しておきましょう。

ダブルスとシングルスのサービスコートの違い

ダブルスとシングルスでは使用するコートの幅が異なるため、サービングエリアにも違いがあります。ダブルスでは外側のサイドラインまでがサーブ可能なラインとなっており、シングルスよりコートが広く使えます。
ただし、サーブに関連する基本ルール(偶数/奇数での打点やシャトルの高さ制限など)は両方に共通です。以下の表に主な違いをまとめました。

サービスコートとサイドラインの違い

ダブルスではコートの外側のサイドラインまでが有効コートとなります。一方シングルスは内側のサイドラインまでしか使用できません。
下表にサービングエリアに関する主な違いをまとめます。

項目 ダブルス シングルス
コート幅 外側ラインまで有効 (幅6.10m) 内側ラインまで (幅5.18m)
サービスエリア ショートライン~バックライン間の全幅 ショートライン~バックライン間のナロー幅
プレイヤー 2人(1ペア) 1人

ダブルスとシングルスのサーブルールの違い

ダブルスならではのサーブルールとしては、外側を含む広いサービスエリアが挙げられます。
その他の基本ルール(ラリーポイント制、打点制限、シャトルを対角線上に送るルールなど)はシングルスと共通です。1対1と2対2でサーブ自体の方法や制限は同じなので、基本ルールを押さえるだけで十分対応できます。

サーブ時の反則行為と注意点

サーブには注意すべきフォールトがあります。特にシャトルの打点の高さやラケットの向き、足の動きに関する規定は厳密です。最新ルールではこれらを満たさないサーブは即フォルトとなり相手に1点が与えられます。以下にサーブ時の代表的な反則例と注意点を説明します。

アバブ・ザ・ウエスト:高さ制限ルール

サーバーがシャトルを打つ瞬間、シャトル全体がサーバーの胴体の下部(ウエストライン)より下になければなりません。
最新ルールではこれを床から1.15m以下と定め、上から打ち下ろすサーブは禁止されています。肩より高い位置から打とうとすると「アバブ・ザ・ウエスト」でフォルトとなるため特に注意しましょう。

ラケットと体の位置に関する反則

サーブ時にはラケットヘッドを常に下向きに保つ必要があります。BWFルールでは、ラケット面が水平以上になるアッパースイングは反則とされています。
また、サーブは腰より低い打点が求められるため、ラケットを肩より下で構え、ラケット面の角度が上向きにならないよう注意します。違反するとフォルトになります。

フットフォルト:足の動きと静止義務

サーブ時は両足とも地面に接した状態で静止しなければなりません。BWF競技規則では、サーブ中にステップする(足を浮かせる/踏み出す)だけでフットフォルトとなります。
つまり、サービスを打つ前から打つ瞬間まで足を動かさないよう注意が必要です。違反すればフォルトとなります。

レットになるケース

サーブがネットに触れて相手コートに入った場合はレットとなり、同じ選手が再度サーブを行います。逆に、ネットに触れずに相手コート外に落ちた場合や自コートに戻った場合はフォルトです。
また、サーブでプレーが続行不可能となった場合(シャトルの破損など)にもレットが宣言されますが、基本的には上記2つの状況を覚えておきましょう。

まとめ

ダブルスのサーブは得点やサービス権に直結する重要な要素です。自チームの点数が偶数なら右側、奇数なら左側からサーブを打ち、常に相手コートの対角線上に落とすようにしましょう。
サーブ権はラリーに勝った側に移るため、連続得点時は同じ選手がサーブを続け、得点が入ったら左右のポジションを入れ替えます。サーブ時の高さ制限や足の動きのルールにも注意しつつ、これらの基本を押さえてプレーすれば、ダブルスでも安心してサーブをメイクできます。

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