いつも「バド×チェック」をお読み頂いてありがとうございます。近藤です。
今回は、「猫背の姿勢がバドミントンにどう影響するか?」を検証しようと思っていたのですが、どうしても写真を撮る時間が取れず、次回に送らせてもらいたいと思います。
その代わり今回は初のフィジカルテストの紹介です!
その名も「yo-yoテスト」です!ご存知の方も多いとは思いますが、裏話も含めてお伝えしたいと思います。
yo-yoテストとは、サッカーのデンマークナショナルチームのコンディショニングアドバイザーであるジョン・バングスボ氏が開発したテストで、間欠性持久力を測定するものです。
片道20mの直線を往復します。だんだん早くなる音に合わせて往復を繰り返します。音に合わせて走れる限界の距離を測定します。学校などの体力測定でよく行われる「シャトルラン」と違うのは、往復をしたあとに、一定の休息(5秒〜10秒)が入るところです。
間に休息が入るから「間欠性持久力」と言います。スポーツの世界では広く使われている持久力を測定するテストですね。
ラグビーのオールブラックスもやってます。
このyo-yoテストは、バドミントンのナショナルチームでも採用されているテストのようです。バドミントンも、ラリー間に休息を挟んでプレイする種目ですので、採用されているのだと思います。
また、知り合いのJISS(国立科学スポーツセンター)のトレーナーさんにお話を伺ったところ、バドミントン選手は、やはりyo-yoテストの結果と反復横とびの結果が他競技の選手と比べて、高いそうです。
ある高校生強豪校でも、yo-yoテストの目標値がちゃんと設定してあり、定期的に測定されているそうです。
個人ではなかなか測定できないかもしれませんが、チームではぜひ定期的に測定しておきたいテストですね!
ナショナルチームの測定データは、トップシークレットなので公表されることはないと思いますが、大学生トップ選手のデータを見つけることができましたので、参考にしてみてください。
【yo-yo間欠性回復力テストレベル1】
大学生シングルストップレベルのa選手 2500m
大学生シングルストップレベルのb選手 2400m
大学生ダブルストップレベルのc選手 2700m
この他にもバドミントン選手なら測定しておきたいテストがありますので、またご紹介します。
フィジカルテストも定期的に測定して、データを蓄積しておけば、だいたいどれくらいの数値を目標にすれば、どのくらいの成績が出せる。もしくは、このくらいの成績を出したい場合は、最低限このぐらいの数値はないといけない、というのが出てくると思います。
様々なテストを行ってデータを蓄積していくことは、パフォーマンスの再現性を得ることや、練習計画や目標達成の精度を高めるために、非常に大切なことだと思います。
あと、時々データを蓄積していないとか、あまりにもオリジナルの測定をやっていることもあります。データは必ず蓄積してください!意味がなくなっちゃいます!
オリジナルの測定も否定はしませんが、できるだけ対象が多くて蓄積されたデータと比べられるテストを採用されたほうがいいと思います。良いのか悪いのか、比べる対象があまりに少ないと、何がなんだかわからなくなってしまいます。
最後にyo-yoテストの音源販売のサイトをご紹介しておきます。
http://www.sandcplanning.com/category/1778298.html
今回も最後までお読み頂いてありがとうございました!
次回こそは、猫背がバドミントンに及ぼす影響についてお伝えしたいと思います。