近藤です。いつもバド×チェックをお読み頂きましてありがとうございます。
前回は肩のダイナミックストレッチをご紹介致しました!
こんな感じでした。
肩のダイナミックストレッチとしてご紹介しましたが、これが一番良いというわけではなく、自分の今の課題やチームの課題から考えて、ウォーミングアップやその中で行うダイナミックストレッチもその課題によって変えていくことができるととても良いですよね。
例えば、肩の怪我が多いな、とか上半身をもう少し柔らかく使えるようにしたいな、とかっていう課題があるとしたら、そのあたりを重視したウォーミングアップに変えてみる。そしたら、今度は腰を痛める選手が多くなったとしたら、上半身を動かしながらも体幹の安定性を高める種目を入れてみる。みたいな感じになります。
私もウォーミングアップは、1年に2回位は変えています。
私がウォーミングアップを考える時は、以下のことを念頭に入れて考えています。
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①ウォーミングアップの目的
・筋温を上げて、可動域を確保
・心肺機能の準備
・神経反応の準備
・これから練習をするぞ!というメンタルへの準備
②フィジカルコンディション
・可動性(各関節が良く動くように)
・安定性(動きが安定するように。バランスも)
・協調性(スムーズな動きができるように)
③その時々の課題
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流れで考えてみると
①ジョグや軽いステップで身体を温める
②軽いスタティックストレッチで可動域を確保する
③ダイナミックストレッチで動きながら可動域を広げ、徐々に心拍数も上げていく
④さらにバドミントンに特異的な動きも加えていく。課題の動きがあればそれも
⑤最後に円陣などでサイキングアップ(気合をいれる)などで盛り上げて終了。
つまり、ウォーミングアップが終了した時に、以下のような状態になるようにします。
・身体がポカポカしている
・息が適度に弾んでいる
・身体が動かしやすい
・安定感がある
・動きの反応が良い
・やる気マックス!
・明るい雰囲気!
ようは、こうなればなんだっていいとも言えます。
色々な引き出しを持っておいて、自分やチーム、またはその時の課題にあったウォーミングアップを構築できることがとても大切だと思います。
ということで、最後に色々なウォーミングアップを紹介致しますね。
最初は、私が今までに考えたウォーミングアップを二つ。
公開する用に作っていないので、稚拙な動画ですみません。
こちらは、ランニングの上半身の動き作りのために作ったもの。バドミントンとは関係ありませんが、種目や目的によって変わるということですね。
こちらは水泳ですね。
こちらは野球。野球からは参考にすることが多いですね。
YouTubeを見ると、色々なウォーミングアップがあるので、今回の前半でお伝えしたウォーミングアップの目的や考え方を抑えた上で、参考にして作ると良いのではないでしょうか?
色々なチームのウォーミングアップを見て、思うのは「安定性」の部分が抜けていることが多いように思います。体幹部も意識しながら(身体を支える体勢で)上半身や下半身を動かすような種目を入れてもらいたいな〜と思います。
私のチームの失敗談ですが、一時期、練習時間がとても少なくなってしまって、ウォーミングアップの時間を減らさざるを得ない時がありました。その時、止むを得なく軽く身体を温めてスタティックストレッチだけでウォーミングアップを終わらすことにしました(今から考えると有り得ませんが)
見事に怪我人が続出しました!
改めてウォーミングアップの大切さを感じました…。
すぐに今回紹介したようなウォーミングアップの短縮バージョンに戻したところ、怪我人は出なくなりました。
みなさんもお気をつけくださいませ。
次回は、肩に戻り、肩の安定感を出すためのトレーニングをご紹介します!