各地でいよいよ試合シーズンに突入しているのではないでしょうか。
学生の大会会場では冬を超えて見違えるように強くなった選手を見かけます。
きっと相当練習をつんできたのだと思います。
さてさて、今回は「ゲーム練習」からのお話。
中学生もシーズンが近づくにつれてより強い相手との練習を求め、大人に相手をしてもらったり高校に出向いたりとゲーム練習を重ねていきます。
そんな中で非常にもったいないと感じるのが、「負けて当然」という気持ち。
負ける前提の試合には「工夫」が生まれません。
強い相手だから「決まらなくても仕方がない」、「取れるわけない」「やっぱり駄目だ」そんなラリーの連続になっていませんか?
工夫が無い試合の特徴といえば「同じようなパターンの失点を繰り返す」ということです。
私が指導をしているときにも大人や高校生に相手をしていただくことが多々ありますが、一番見ているのは「勝つための工夫」をしているかということ。
勝つための工夫とは、「同じような失点を防ごうと試みているか」そして「得点できるラリーを模索しているか」です。
格上の方に相手をしてもらう時に「負けるのが当然」という工夫のない戦いをするのか、格上の選手相手に「どうやったら勝てるのか」という工夫をしながら戦うのか。
工夫した結果、通用しないこともあるでしょう。
それは課題として今後の伸び代となるポイントです。
強い相手との戦いの中から自分の伸び代を発見するか、相手が強いから仕方がないと見て見ぬふりをするか。
強い選手と打てる時間を「どのように活かすか」ということですね。
なにより、「どうせ勝てるわけないと思っている人」と試合をしている相手の方がもっとつまらないんです
それにそんな選手2度と相手してもらえませんし良いことないですよね。
「相手をしてもらう」ということへの感謝の気持ちをしっかりと持ったうえで、ラブオールプレーから最後の一点まで「勝つための工夫」を凝らし勝ちにこだわってみてください。
ではでは。今回はこの辺で。