バドミントンではガットの太さによって反発力や耐久性などの特性が大きく変わるため、初心者から上級者まで自分に合った太さを見つけることが重要です。
10年前は0.70mm台が主流でしたが、2020年代には0.65mm前後のガットが一般的になり、0.60mm以下の極細ガットも多く登場しています。
本記事ではガットの太さによる特徴と、初心者から上級者まで2025年最新情報を踏まえたおすすめの選び方を詳しく解説します。
バドミントンガットの太さの基礎知識
ガットの太さはガット(ストリング)の断面径のことです。通常ミリメートル(mm)単位で表記され、バドミントン用ガットでは0.60~0.75mmの範囲が一般的です。
素材や構造で性能が異なりますが、基本的には「細いと反発性が強く、太いほど耐久性が高い」と覚えておくと選びやすいでしょう。
ガットの太さとは何か
ガットの太さとは、ラケットに張るストリングの太さ(直径)のことです。0.60mm程度の極細から0.75mm程度の太めまで、様々な太さがあります。
数値が小さいほど細く大きいほど太いことを表し、一般に細いガットは反発性が高く、太いガットは耐久性が高いという性質があります。
太さの測り方と一般的な表示
ガットの太さはガットのパッケージや仕様表にミリ単位で記載されます(例:0.65mm)。一部メーカーではゲージ数で表示されることもあります。たとえばYONEXでは24G(ゲージ)=約0.70mm、26G=約0.66mmなど、ゲージ表示する場合があります。
購入時はパッケージや表記を確認し、自分の使っている太さを把握しておきましょう。
一般的なガットの太さの目安
一般的なガットの太さは次のような分類が目安になります:0.60mm以下(極細)、0.61~0.65mm(細め)、0.66~0.68mm(標準)、0.69mm以上(太め)。現在は0.65mm前後を標準とする選手が多く、0.60mm台の超細ガットも開発されています。
プレースタイルや練習量、予算に応じて自分に合った太さを選んでください。
ガットの太さが変わるとどうなる?5つの影響

耐久性(ダメージに対する強さ)
太いガットは細いガットに比べて耐久性が高く、切れにくいのが特徴です。特に0.68mm以上の太めのガットは長持ちし、初心者やパワー型プレーヤーに適しています。
細いガット(0.65mm以下)は耐久性が低く、張りの強さを上げると切れやすくなります。切れやすい場合はまず太めのガットを試してみましょう。
【ポイント】細いガットは耐久性が低いので、切れにくさを重視する場合は0.70mm前後の太いガットを選びましょう。
ガットは消耗品です。練習で頻繁に切れる人は、まず太めのガットや耐久性重視のモデルを試してみるのがおすすめです。
反発力(ボールの飛びやすさ)
細いガットはインパクトでシャトルを強く弾き返しやすく、ボールの跳ね返りが大きくなります。スマッシュなど瞬発力が求められるショットに有利ですが、球離れが非常に早くなる点に注意が必要です。
太いガットは反発力がやや低めですが、シャトルを長く抱える感覚があり、飛びに重さが出ます。
近年のバドミントンはラリーが速いため、素早くシャトルを返せる細いガットが好まれる傾向にあります。
打球感・コントロール
太いガットはシャトルを長く抱え込むため、押し込むような重厚感のある打球感があります。コントロールショットの安定性が高まり、狙い通りにシャトルを飛ばしやすくなります。
細いガットは球離れが早く軽快なフィーリングになり、手元に硬い振動が伝わる傾向があります。カットショットなど精密なコントロールには細いガットが向いています。
打球音
細いガットは打球音が甲高い金属音のようになり、爽快感が得られやすいです。太いガットは鈍く低い音になり、打感もどっしりと感じやすいです。
良い音を重視する場合は、高音が出やすい細めのガットを選びましょう。
スピン(引っかかり)
細いガットはシャトルへの摩擦が強く、ヘアピンやカットショットでシャトルを引っかけやすくなります。引っかかりが強いとスピン性が上がりますが、オーバーヘッドの強いショットではシャトルが落ちやすい場合もあります。
太いガットは摩擦が少ないため、スピンサービスなどスライス系ショットでシャトルが滑らかに飛びます。
ガットの太さ(ゲージ)別の特徴

細いガット (0.60~0.65mm)
0.60~0.65mmのガットは超極細で反発力が非常に高く、スマッシュや繊細なショットで反応が速いのが特徴です。振動を強く感じやすいため、初心者やラケット操作に不慣れな人には扱いづらい場合があります。
耐久性は低めなので、練習量が多い人は頻繁に切れる可能性があります。
標準的な太さ (0.66~0.68mm)
0.66~0.68mmは多くのプレーヤーが使用する標準的な太さです。反発力と耐久性のバランスが良く、コントロール性能と威力の両立が可能です。扱いやすい打球感と程よい打球音が得られる汎用性の高い太さです。
太いガット (0.69mm以上)
0.69mm以上の太いガットは耐久性に優れており、ガット切れを抑えたい初心者や練習量の多いプレーヤーに向いています。反発力は控えめですが、押し込むような重いショットで安定感を得られます。
以下は太さごとの特徴をまとめた比較表です。
| 太さ (mm) | 特徴 | おすすめプレーヤー |
|---|---|---|
| 0.60~0.65 (細い) | 反発力が非常に高くコントロール性も良い。耐久性は低め。 | 上級者や攻撃型プレーヤー |
| 0.66~0.68 (標準) | 反発力と耐久性のバランスが良い。扱いやすい汎用性の高い太さ。 | 中級者を含む幅広いプレーヤー |
| 0.69mm以上 (太い) | 耐久性が非常に高く、重厚感のある打球が可能。反発力は低め。 | 初心者や耐久性重視のプレーヤー |
自分に合ったガット太さの選び方
初心者・中級者向け: 太めのガット選び
ラケット操作に慣れていない初心者や練習量の多い中級者は、耐久性を重視して太いガットを選ぶと安心です。0.70mm前後のガットは切れにくく張り替え頻度を抑えられるため経済的にも有利です。
太いガットは押し込むショットで安定感を得られ、力任せのプレーでもミスを減らせます。
上級者・競技者向け: 細めのガット選び
ショットの正確性を追求する上級者や競技者は、細いガットで最大のパフォーマンスを発揮できます。0.65mm前後のガットは強打時に高い飛距離とコントロールを実現し、速いラリーでもシャトルの反応が良くなります。ただし、切れやすい点には注意が必要です。
プレースタイルやショット別の選び方
プレースタイルに応じて選ぶポイントの例:
- 守備重視のプレー: 耐久性の高い太めガットで安定性を確保する
- 攻撃重視のプレー: 反発力の高い細めガットでシャープな打球を実現する
- バランス重視のプレー: 0.66~0.68mmの標準的な太さから試す
季節やテンションを考慮した選び方
- 寒い時期: ガットが切れやすくなるため、太めのガットで張る(テンションは少し低めがおすすめ)
- 高いテンション: ボールスピードは上がるが切れやすくなるので、細いガットを使うならテンションには要注意
まとめ

ガットの太さはバドミントンのプレーに大きな影響を与えます。
太いガットは耐久性が高く安定感があるため、初心者や耐久性重視のプレーヤーに向いています。
細いガットは反発力が強くコントロール性やスピン性に優れるため、上級者や攻撃的なプレーを好む人に適しています。
2025年現在は0.66~0.70mmが標準的ですが、自分のプレースタイルや使用環境に合った太さを選ぶことが重要です。
結論:「反発力重視なら細め、耐久性重視なら太め」を目安に、自分のプレーに合ったガットの太さを見つけましょう。
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