バドミントンのバックハンドは苦手な方も多い技術ですが、正しい握り方が身につけば力強いショットが打てるようになります。この記事ではバックハンド時のラケットの持ち方や親指の使い方、フォアハンドからの持ち替え方法、効果的な練習方法、よくあるミスとその対策まで、2025年最新情報を交えてわかりやすく解説します。
目次
バドミントンのバックハンド握り方:基本のグリップフォームとポイント
バックハンドを打つ際の基本的なフォームは、前腕を回外させてラケットフェイスを「くの字」に作ることです。握り方の基本は、手のひら側を少し上に向け、グリップをしっかりと握り込みすぎないことです。ラケットグリップは八角形になっており、親指と人差し指のV字を意識して握ると力が伝わりやすくなります。打球の際は腕と手首が連動するよう、体とラケットの角度をキープしましょう。
待機時にはイースタングリップ(親指と人差し指でV字を作る握り方)で構えると、フォアハンドとバックハンドの切り替えがスムーズになります。足の幅は肩幅程度に取り、膝を軽く曲げて重心を低くするとバランスが整います。試合前の姿勢として、必要な瞬間に力を入れられる余裕を作っておくことが大切です。
バックハンドの基本握り方
バックハンドのグリップは、基本的に八角形のグリップの最も広い面に親指を立て、他の指はラケットを下から支えるように握ります。この握り方により、力は親指を通じてシャトルに伝わります。加えて、手首が引っ込むようにリラックスした握り方を心がけ、肘とラケットが「くの字」になるように意識しましょう。ラケットの先端が手首よりも高い位置にあると回外動作がスムーズになります。
グリップの長さにも注意が必要です。バックハンドでは、スマッシュやクロスなど強いショットにも対応できるよう、通常よりやや短めに握ると振り抜きが良くなります。ただし、握り込みすぎると柔軟な手首の動きが制限されるため、インパクトまでは脱力し、打つ瞬間だけしっかり握るようにしましょう。
待機時のグリップ:イースタングリップ
試合前や相手が打つのを待つ際には、親指と人差し指でV字を作るイースタングリップがおすすめです。この握り方にすると、フォアハンドとバックハンドの切り替えがスムーズになります。具体的には、人差し指の付け根をグリップの角に軽く当て、親指は広い面に添えます。このフォームで構えておけば、来た球がフォア側でもバック側でも素早く対応しやすくなるでしょう。
ただし、待ち構える姿勢でもグリップを強く握り過ぎるのは禁物です。常に適度な余裕を持たせ、必要になった瞬間に力をぐっと入れるイメージで構えてください。
親指を活用したバックハンドの握り方のコツ

バックハンドでは親指の使い方が打球の強さや安定性に大きく影響します。正しい親指の位置と力の入れ方を理解することで、より強力なショットを打てるようになります。以下では、親指の使い方に焦点を当てた握り方のポイントを見ていきます。
親指の位置と角度
親指はグリップの最も広い面に立てるのが基本です。このとき親指はできるだけラケットに対して平行になるようにし、手首と親指の角度が鋭角にならないようにします。親指を立てるときは力をかけすぎず、軽く添えるイメージで握ると、手首を柔軟に使ったスナップが利きやすくなります。
親指にかける力と押し方
バックハンドでは主に親指の腹側を使って押し込みます。親指の腹を広い面に向けてラケットを強く押し込むと、インパクト時に力をしっかり伝えられます。ただし力を入れすぎると手首が固まってしまうので、普段は少し緩めに握っておき、打つ瞬間にだけ力を入れるクセをつけましょう。
親指の腹か先端か:それぞれの違い
親指のどこで押すかは人それぞれですが、親指の腹で押す持ち方が最も一般的です。腹側で押すと握りが安定し、シャトルに力が伝わりやすくなります。一方、親指の先端寄りで押すとグリップにわずかな余裕が生まれ、持ち替えが速くなる反面、力の伝達は弱くなりがちです。最初は親指の腹側でしっかり押すフォームを練習し、自分に合った位置を探してみてください。
フォアハンドからバックハンドへの持ち替え方

フォアハンドからバックハンドへの切り替えは、リズムを崩さず素早く行うために重要です。持ち替えがスムーズでないと、ラリー中に対応が遅れてミスにつながります。以下にNGな切り替え方と正しい基本ステップ、練習法を解説します。
NGな握り替え方法
NGな握り替え方は、親指や指を大きく動かして持ち替えようとすることです。親指がグリップから離れてしまうと、正確にどこに親指を戻せばいいか分からず、ラケット面が安定しません。この結果、持ち替え時の動作がぎこちなくなり、次のショットに間に合わなくなってしまいます。
スムーズな握り替えの基本ステップ
実際の持ち替えでは、親指をグリップに立てたままラケットの角度を少し変えるだけで済みます。フォアハンドの構えからラケットを大きく振り替えるのではなく、逆に一旦腕を上げずに構えたまま僅かに角度を調整するイメージです。指を離さなくてもラケットは自然にバックハンドの形になるので、動きが非常に速くなります。これにより持ち替えのタイミングを損なわず、次のボールに素早く対応できます。
切り替えを練習するドリル
持ち替えの練習には素振りやパートナーとの練習が有効です。まず素振りでフォアとバックの切り替え動作をゆっくり確認します。次に実際に連続で打ち合い、フォアハンドで打った後すぐにバックハンドで返球する練習を繰り返します。例えば、パートナーにフォアショットを打ってもらい、自分はバックハンドで返球する練習をすると実戦に近い感覚がつかめます。こうしたドリルを重ねると、持ち替えの感覚が自然に身についていきます。
バックハンド握り方を練習する方法と上達のコツ
バックハンドの上達には、握り方とフォームを意識した練習に加え、身体作りも重要です。ここでは素振りやシャトルを使った反復練習、フットワークや姿勢の確認、筋力・柔軟性トレーニングのポイントを解説します。
素振りでフォームを確認
素振りでは、肩から振りかぶり腰を回転させる連動した動きを確認しましょう。特にバックハンドは片手で振るため腕だけになりやすいですが、素振りで腰や体幹を絞る動きを意識すると力強いフォームが身につきます。自然な動きを習得するため、鏡や動画を使って自分のフォームをチェックするのも有効です。
シャトルを使った反復練習
シャトルを使うと実戦に近い動作が身につきます。壁打ちや球出し練習でバックハンドを繰り返すと、打点位置やインパクトの感覚が養われます。例えば、半面コートでパートナーにシャトルを送り、バックハンドで返すラリー練習はおすすめです。回数を重ねることで自然なタイミングがつかめ、ラリー中でも安定して返せるようになります。
フットワークと姿勢確認
バックハンドでは打つときの足の使い方と姿勢も大切です。ラケットを振りやすいように膝を曲げて低い姿勢を取り、シャトルに動いて体重移動しましょう。バックスイングからフォロースルーまで自然な重心移動を意識することがポイントです。特にシングルスでは体が開きやすいので、シャトルに体を向けた構えを心がけ、体とラケットを並進させるイメージでスイングしましょう。
筋力強化と柔軟性向上
効果的なバックハンドには握力や腕力、背筋力が必要です。グリップ強化用の道具を使ったトレーニングや、自宅でタオルを絞るトレーニングで手首や前腕を鍛えましょう。また肩甲骨周りや胸郭の柔軟性を高めるストレッチを取り入れると、大きな振りが可能になります。こうした体作りにより、練習中のフォームが安定し、バックハンドの精度が向上します。
バックハンドのよくあるミスと改善策

バックハンドでミスが多い場合、握り方以外にも改善点があります。以下ではよくあるミスとその対策を紹介します。
握りが緩い:力が伝わらない
ラケットの握りが甘いと、打球時に力がシャトルに伝わりにくくなります。練習中は親指と人差し指でV字を作るようにしっかり押し込むイメージで握りましょう。素振りで緩く握った状態との差を見比べると、どの程度の力加減が最適かがつかみやすくなります。また、親指に重心をかけることで力強いインパクトにつながります。
手首の使い方が不安定
手首を固定しすぎるとショットが硬くなりますし、逆にコントロールが甘いと力が抜けてしまいます。バックハンドでは打つ瞬間まで手首をわずかに曲げ、インパクト時に一気に解放して撓りを使いましょう。練習段階でフォームを固めたいときは、あえて振り切らない短い素振り(止め打ち)を取り入れ、感覚を掴むのが効果的です。
タイミングのズレ:体の向きと連携
バックハンドショットでタイミングが遅れる主因は、体の向きが合っていないことです。特にフォア側でオープンスタンスになるクセがある場合は、バック側でも体を開いてしまい、打点が後ろになりがちです。バックハンド時は体を相手または目標に向けて正面気味に構え、打球前に腰からひねりを入れることを意識しましょう。正しい向きを取ることで、腕の振りと体の回転が自然に合い、打球のタイミングが安定します。
体の動きのクセを修正
体に染みついたクセは気づきにくいですが、フォームの崩れを招く原因になります。左右どちらかに肩が下がっていたり、重心が偏っている場合は理想のフォームとずれています。練習では意図的に左右対称の動きを意識し、常に体の開きをチェックしましょう。鏡やビデオ分析、コーチのアドバイスを活用して自分の動きを把握し、少しずつ正しいフォームへ修正していくことが上達の近道です。
まとめ
バックハンドの握り方では、親指の使い方やグリップの握り方など、基本を押さえることが最も大切です。練習では意識的に素振りやシャトル練習を繰り返し行い、筋力トレーニングで体を支える力を養うようにしましょう。今回解説したコツを参考に、日々の練習でフォームを固めていけば、バックハンドショットの威力と安定感は自然と向上します。自分に合った握り方を見つけて、バックハンドを武器にプレーをさらに楽しみましょう。
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