バドミントンのサーブは試合の流れを左右する重要なプレーですが、初心者にとってサーブの高さを意識するポイントは分かりにくいものです。
現在の競技ルールではサーブ時のシャトル高さは地面から1.15m以下と定められており、これを守るためにはフォームや練習法にも工夫が必要です。
本記事では「バドミントン サーブ 高さ」をテーマに、ルール解説からフォーム・練習方法、身長別の工夫まで最新情報に基づいて詳しく解説しますので、ぜひご覧ください。
目次
バドミントンサーブの高さルールと基準
旧ルール(ウエストライン)の基準
かつての公式ルールでは、サーブを打つ瞬間にシャトル全体がサーバーのウエストライン(一般的に胴体下端の高さ)より下にある必要がありました。
腰より高い位置でシャトルを打つと「アバブザウエスト(ウエスト越え)」となりフォルトとされていました。身長が高い選手は高い打点を得られるため有利とみなされる場面もあり、この呼称が生まれました。
最新規定:1.15mルールの内容
2019年のルール改定以降は、サーブ時のシャトル全体の高さについて共通基準が導入されました。
現在では審判はサーブのインパクト時にシャトルが地面から1.15m以下であるかどうかで判定を行います。
ラケットやプレーヤーの体格にかかわらず、シャトルの高さは絶対基準とされたわけです。これにより従来のウエストライン基準が廃止され、身長の高低による有利不利が解消されました。
公式ルールでは、サーブを打つ瞬間にシャトル全体が地面から1.15m以下の高さになければなりません。これを超える高さで打つとフォルト(反則)となります。
正しいサーブの基本条件
- 両足はサービスコート内の床に着け、静止した状態からサーブを開始する
- サーブは下向きのアンダーハンドで打ち、ラケットヘッドは手より下に保つ
- シャトルは打つ瞬間に必ず地面から1.15m以下の高さにあるようにする
- ダブルスではサーブを打つのはサーバーのみ、パートナーが打つと反則になる
正しいサーブフォーム:高さコントロールのポイント

スタンスと体重移動
サーブは下半身のフォームが土台になります。両足は肩幅程度に開き、片足をやや前に出して重心を安定させます。
打つ瞬間は前足に体重をかけ、膝を少し曲げてリラックスした姿勢を取ると自然にシャトルが低い弾道になります。
また、打球後はラケットを前方に押し出しながら体重を前足へ移動させるイメージで振り抜くと、バランスが保ちやすくなります。
- 足幅:肩幅程度に開き、安定感を持たせる
- 重心:サーブ時に前足に体重を乗せ、低い打点を保つ
- 姿勢:膝を軽く曲げ、リラックスして打つ意識を持つ
前述のフォームを習得するには、実際にフォームチェックを兼ねた練習が効果的です。鏡やビデオで自分のサーブフォームを確認し、肘が高くなっていないかチェックしましょう。利き手と反対側の人にシャトルの打点をまっすぐ飛ばせるかアドバイスしてもらうのも良い練習になります。
ラケットの使い方と肘の位置
ラケットはバドミントン用の通常のグリップで握り、シャフトを下向きに構えます。
打つ際は肘を低く保ち、腕全体で下から前へスイングする動作を意識しましょう。
手首や肩に力が入りすぎるとコントロールが乱れるため、フォームが固まるまでは力を抜いて素振り練習を行うのがコツです。
下からシャトルをすくい上げるように打てれば、安定した低いサーブが打てるようになります。
- ラケットグリップ:通常の握りでシャフトを下向きに持つ
- 肘の位置:打点時に肘を腰付近に保ち、腕全体で振る
- 力の入れ方:手首や肩の力を抜いて、腕の自然な振りで打つ
- 打点イメージ:シャトルを下からすくうようなイメージで打つ
身長別サーブ高さの工夫:高身長選手・低身長選手のコツ

高身長選手のポイント
高身長の選手はサーブ時の打点が自然に高くなりがちですが、1.15mルールを守るために意識が必要です。
腰を落としたり膝を曲げたりして打点を下げると、フォームが安定して低い弾道になります。
また、体が大きいため上半身の動作が大きくなりやすいので、スイングの最後まで手首をしっかり使ってシャトルを抑え込むイメージで打つとコントロールしやすくなります。
低身長選手のポイント
低身長の選手は自然と打点が低くなりやすいメリットがありますが、ネットを越えないショートサーブにならないよう注意が必要です。
打点が低い分、シャトルの落下点を遠くに取るためには少し高めに打つ必要があるので、スイング時に少し跳ね上げる意識を持ちましょう。
また、力の弱い選手でもロングサーブが狙えるよう、サーブ時は体重を前足に乗せて強く加速し、インパクトでシャトルをしっかり押し出す練習がおすすめです。
身長差による公平性
1.15mルールの導入により、サーブ時の高さに関しては全選手が同一の基準で競えるようになりました。
以前は身長が高い選手ほどウエストラインも高く有利とされていましたが、この新ルールで条件が均一化されたわけです。
高身長でも低身長でも関係なく同じ高さ条件でサーブすることを意識し、それぞれに合ったフォームの最適化を図りましょう。
審判とサーブの高さ判定:練習での確認方法も紹介
審判による判定方法
試合では、サービスジャッジがサーブ時のシャトル位置を監視します。
上位大会ではネット横に115cmの位置を示す計測器が設置されていることが多く、2名のジャッジが正確に判定を行います。
草大会など一般的な試合ではジャッジ一人が目視で判定するため、打つ側は高さを慎重に意識する必要があります。
審判はコート面からの距離やシャトルの落下速度などを総合的に判断するので、安定したフォームを心掛けて落ち着いてサーブを打ちましょう。
練習での高さチェック
練習時に115cmの高さを感覚的に身につける方法もあります。
体育館の柱などにテープで印をつけて115cmの目印を作り、その下からシャトルを打つ練習をするのがおすすめです。
また、メジャーで自分の打点の高さを測ったり、シャトルのインパクト直後のバウンド高さをチェックしたりする方法も有効です。
回数を重ねるうちに目測で115cmを判断できるようになりますので、繰り返し練習して感覚を養いましょう。
サーブの種類と高さを意識した戦略

ロングサーブ vs ショートサーブ
サーブには相手コートを深く狙うロングサーブと、ネット際でシャトルを落とすショートサーブがあります。
シングルスではお互いコートが長いため、ハイサービスからのロングサーブで相手を後方に下げる戦術も有効です。ショートサーブは相手を前に詰めさせ、次の攻撃を限定することが狙いです。ダブルスでは前衛同士の速いラリーを促すため、ショートサーブが基本となります。以下の表でそれぞれの特徴を比較してみましょう。
| サーブ種類 | 特徴 | 主な使用場面 |
|---|---|---|
| ロングサーブ | 相手コートの奥側、バックライン近くに高く打ち込む。相手を後方に下げる効果がある | シングルスで使用。特に相手が前方に詰めている場合に有効 |
| ショートサーブ | ネットすれすれでシャトルを落とす。相手を前に出させることを狙う | ダブルスで必須。シングルスでも相手を前に釘付けにしたい時に使用 |
| フリックサーブ | ショートサーブの構えから、低く構えたまま突然高く打ち上げる変化球 | 相手がショートサーブの体勢を取った時に裏をかくため、シングルスで多用される |
フリックサーブ(変化球)の活用
フリックサーブはフェイント性が高いサーブです。ショートサーブの構えから突然シャトルを高く打ち上げることで、相手の警戒を揺さぶります。
フリックサーブ時も高さは115cm以下を守りますが、見た目にはショートサーブのように見せるため、相手の準備を狂わせる効果があります。
主にシングルスで使われ、相手がショートサービスを予想した瞬間を狙ってポイントを奪いましょう。
まとめ
本記事ではバドミントンのサーブ時の高さに関する最新ルールと、正しいフォームおよび練習方法について解説しました。
競技規則ではサーブ時のシャトルの高さが必ず地面から1.15m以下であることが義務付けられており、ルールとフォームを理解しておくことが大切です。
身長別のコツも参考にしながら、自分に合ったフォームと練習法で安定したサーブを身につけましょう。
これらのポイントを意識すれば、初心者の方でもルールを守った効果的なサーブが打てるようになります。
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