ラケットを握るとき、こんな経験はありませんか。グリップが滑る、手が痛くなる、太さが合わない…。それらの悩みを一気に解決するのがアンダーラップです。この記事では、バドミントンにおけるアンダーラップの意味から巻き方、太さ・厚みの調整方法、注意点までを専門的に解説します。正しく巻けば、快適さとプレー精度の両方がアップしますので、ぜひ最後まで読んで試してみてください。
目次
バドミントン アンダーラップ 巻き方の基本とは
バドミントンにおけるアンダーラップとは、グリップテープ(オーバーグリップまたはタオルグリップ)を巻く前に、ハンドルの木や既存のグリップ部分に巻く下地用のテープのことを指します。アンダーラップを巻くことにより、グリップの太さ調整・クッション性アップ・握力の分散・スイング時の快適さが向上します。
正しい基本手順を理解することで、毎回巻きムラをなくし、意図した太さ・重さ・バランスが再現できるようになります。
アンダーラップとは何か
アンダーラップは薄手の素材(クッションラップ/PU/テーピングなど)で、ラケットハンドルの木部に直接当たる部分に使われます。滑り止め機能は少ないものの、後で巻くグリップがくっつきやすくなる土台となります。また、ハンドルの段差を均すことで指当たりが滑らかになり、長時間のプレーでも手が痛くなりにくくなります。
使用する素材の種類と特徴
素材によって性能が変わります。一般的には以下のような種類があります:PUクッションラップは軽量で伸縮性がありクッション性が高く、滑り止めのバリアとしても優れています。テーピングタイプは固定力が強く、汗や湿気から木部を保護します。厚み・重さに影響するため、自分の手の大きさやプレースタイルに応じて選びましょう。
アンダーラップの太さ・厚みの調整
アンダーラップの巻き重なり幅・層数・素材の厚さを調整することで、握りの太さやラケットの重さ・バランスが変わります。重なりを3〜5ミリとるとクッション性が増し太くなります。薄い素材を使い、重ねる回数を少なくすれば軽く細めの握りが得られます。重量・バランスの変化をスケールや手元の感覚で確かめながら微調整することが重要です。
具体的な手順で学ぶバドミントン アンダーラップ 巻き方

ここからは実際にアンダーラップを巻く具体的な手順を順を追って解説します。初めてでも失敗しにくいようにポイントを抑えていきます。準備から巻き終わり、上からのグリップ固定までを網羅していますので、自分のラケットで試してみてください。
準備段階:ラケットの状態チェックと下処理
まずは既存のグリップや工場出荷時のテープを全て剥がし、木部が露出している状態にします。接着剤の残りや汚れがあればヘアドライヤーで温めたり、軽く削ることで取り除きましょう。ビルトアップや段差がある場合は、アンダーラップでそれを均してから巻くと握ったときの手当たりが良くなります。
巻き方のスタート位置と方向性
アンダーラップはラケットの表側からではなく、グリップエンド(ラケットの底、バットキャップ側)から巻き始めるのが基本です。巻く方向は右利きなら時計回り、左利きなら反時計回りが自然な手の動きに沿います。斜め上方向に一定の角度とテンションを保って巻くことで、ツルツルせずしっかりと貼れます。
重ね方・巻き幅の調整テクニック
重なり幅は太さやクッション性に直結します。重なりが少ないとスリムで反応が速い握りになり、多いとフィーリングが柔らかくなります。重ね幅は3〜5ミリ程度を目安にするとバランスが良いでしょう。指が引っかかる・グリップが握りづらい感覚があれば重なりを調整してみてください。
巻き終わりの固定と滑り防止策
巻き終わり部分は少し逆方向に折り返すか、付属のテープやビニールテープでしっかり固定します。これにより巻いた部分が剥がれにくくなります。また、汗や湿気対策として、アンダーラップの上にオーバーグリップを巻く際に重ねを均一にし、張り付け部分の粘着を押さえて密着させることも重要です。
アンダーラップを使いこなすための応用テクニックと調整

基本ができたら、次は個人の手の形・プレースタイルに応じてアンダーラップを使いこなす方法です。ラケットのバランス・重さ・握り心地を細かく調整するテクニックを習得すれば、試合での打球の安定性や疲れにくさが向上します。
重さとバランスの見極め方
アンダーラップを入れるとラケットの総重量が1〜3グラムほど増えることがあります。また、重心が手元寄りになるため、ラケットの振り抜き感が変わります。キッチンスケールやラケットバランサーを使って巻く前後の変化を測定し、自分のスイングスピードやコントロール力に応じて調整すると良いです。
握り太さの感覚を試す方法
握りが太すぎると指の動きが制限され、細すぎると手が滑ったり力を入れ過ぎたりします。目安として、小指や薬指が軽く掛かる幅を保つこと、小指がグリップエンドに引っかかるような段(お尻)を作ると安定感が増します。複数の層を巻いて試打をしながら、自分に合う感覚を探しましょう。
オーバーグリップとの組み合わせと持ち替えショットへの対応
アンダーラップはあくまで土台です。上から巻くオーバーグリップ/タオルグリップで滑り止めや吸汗性を補います。特に持ち替えショット(フォア/バック切り替え)を頻繁に行うプレーヤーは、オーバーグリップの厚み・素材を変えることでスムーズさが向上します。アンダーとオーバーの層のバランスを意識しましょう。
耐久性とメンテナンスのコツ
使用頻度や汗の量でアンダーラップは劣化します。汚れを放置すると接着部分が弱くなり、巻きが緩くなる原因になります。泥や汗が付いたら軽く拭き、巻き替えるサイクルを設けること。トッププレーヤーは大会毎または数週間に1度の目安でチェックします。
アンダーラップを選ぶ時の注意点とよくある失敗
適切な素材選びや巻き方の失敗が原因で、せっかくの下巻きが効果を発揮しないことがあります。このセクションでは、巻く前に注意すべきことと、よくある失敗例とその改善方法を紹介します。失敗を避けて快適にプレーできるようにしましょう。
素材選びでの誤解とその回避
PU素材は軽くてクッション性に優れていますが、厚みがありすぎると手首負担が増えることがあります。テーピングタイプは固定力が強く耐久性が高いですが、重ねすぎると重量とバランスが崩れやすくなります。まずは薄めの素材から試し、自分の手のサイズや好みに応じて厚みを加える構成がおすすめです。
巻き方でありがちなミスと改善策
ありがちなミスとして、巻き始めがゆるく、上に行くほどきつくなること、重なり幅が不均一で握りが凸凹になること、巻き終わりの固定が甘くて剥がれやすいことなどがあります。これらは、最初から端をしっかり固定し、一定のテンションでまっすぐ巻くクセをつけることで改善できます。
太さ・握りに関する個人差への対応
手の大きさ、握力、指の長さなどには個人差があります。標準的な握りでも違和感がある場合は、アンダーラップを片側だけ少し厚めに巻いたり、“お尻”と呼ばれるグリップエンド部分を少し盛り上げたりすることで指の引っかかり感を向上させられます。試打することが最も重要です。
寿命と巻き替えのタイミング
アンダーラップは見た目だけでなく機能にも劣化が現れます。汗でのべたつき・匂いなどが気になる、手が滑る・握り心地が変わったと感じたら、巻き替えのサインです。また、オーバーグリップを頻繁に巻き替えるプレーヤーは下巻きも同じく定期的に交換することで衛生面や快適性が保てます。
他のプレーヤースタイルに合わせた応用例

アンダーラップの巻き方は、タイプ別に最適なアプローチがあります。攻撃型・守備型・トップスピン主体など、自分のプレースタイルを改めて見直して、どのようにアンダーラップを取り入れるか応用例を紹介します。
攻撃型プレーヤー向けアプローチ
攻撃的なスマッシュや速い連続打ちを行うプレーヤーは、軽さと反応性が重要となります。アンダーラップは薄めに重なり幅も抑え、重心の移動が解放されるような巻き方が有効です。必要最低限の厚みを持たせつつ、手首や肘への負担を軽減できる構成が向いています。
守備型またはネット前中心プレーヤー向けアプローチ
守備主体やネット前で細かく動くプレーヤーは、幅広くクッション性を重視できる巻き方が適しています。重ね幅を5ミリ前後、層もやや厚めにすることでラケットコントロール時の手の疲れを軽減できます。また“お尻”をしっかり作ることで、持ち替え時に滑らずに引っかかりがあり安定します。
ジュニアや手の小さい選手の工夫
ジュニアや成人でも手が小さい人には、アンダーラップは難関でもあります。太くし過ぎると握りにくくなるため、極薄の素材を使い、重なりも控えめにします。さらに、お尻部分だけ厚めにして握力に頼らずとも握りやすい形を作ると良いでしょう。
湿度・気候による対応策
蒸し暑い時期や湿度が高い環境では、汗でテープが剥がれやすくなります。アンダーラップの素材が吸湿性・通気性に優れているものを選び、巻き終わりを密着させること。オーバーグリップは吸汗性の高いタオルタイプを選ぶと快適さが増します。
まとめ
バドミントンにおけるアンダーラップの巻き方を理解することは、快適さ・パフォーマンス・耐久性すべてに直結します。正しい素材を選び、丁寧な準備、均一な巻き重なり、しっかりした固定がポイントです。試打を繰り返し、自分の手の形やプレースタイルに合わせて調整することで、握り心地とプレーの質は確実に向上します。アンダーラップ巻き方をマスターして、より高いレベルでバドミントンを楽しんでください。
コメント