バドミントンではスマッシュやクリア、ドロップなど、多彩なショットを使い分けて試合を組み立てます。
それぞれのショットには独特な特徴があり、正しく使いこなすことで攻守のバランスを取ることができます。
本記事では2025年時点の最新情報を踏まえながら、バドミントンのショットの種類を分類・解説します。
初心者にもわかりやすい言葉で各ショットの特徴や使い方を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
バドミントンのショットにはどんな種類がある?
バドミントンのショットは、オーバーヘッド(高い位置)とアンダーハンド(低い位置)に大別されます。
攻撃的ショットや守備的ショット、ネット前ショット、サーブ、変化球ショットなど、使用目的やコート位置によってさらに分類できます。
それぞれのショットを状況に応じて使い分けることで、戦術の幅が広がります。
ショットの分類方法
ショットは複数の視点で分類できます。基本的なカテゴリは以下の通りです。
- 攻撃的ショット:相手に攻撃を仕掛ける(スマッシュ、ドライブなど)
- 守備的ショット:自分の守りを固める(クリア、ロブなど)
- ネット前ショット:前衛で使うショット(ヘアピン、プッシュなど)
- サーブ:ゲーム開始時に打つショット(ショート、ドライブ、ロングなど)
- 変化球ショット:相手のリズムを崩すショット(ドロップ、カットなど)
オーバーヘッドショットとアンダーハンドショット
ショットはオーバーヘッド(肩より上)とアンダーハンド(下方)に大別されます。オーバーヘッドショットにはスマッシュやクリアなど強力な攻撃向きのショット、アンダーハンドショットにはプッシュやリフトなどネット操作向きのショットが含まれます。
下表はそれぞれの特徴をまとめたものです。
| オーバーヘッド | アンダーハンド | |
|---|---|---|
| 打ち方 | 肩より上から振り下ろす | 下から持ち上げるように打つ |
| 用途 | 長距離や高速攻撃向き | ネット周辺での細かい返球 |
| 例 | スマッシュ、クリア、ドロップ、ドライブ | ロブ(リフト)、ショートサーブ、プッシュ、ヘアピン |
フォアハンドショットとバックハンドショット
ショットはフォアハンド(利き手側)とバックハンド(逆側)にも分けられます。フォアハンドはパワーを出しやすく広い範囲に打てる反面、体勢を崩すと難しくなる場合があります。
バックハンドは手首の返しで細かくコントロールしやすく、近いシャトルにも対応しやすい反面、威力がやや劣ります。状況に応じて使い分けることが大切です。
攻撃的ショット:主導権を握る攻撃力

攻撃的ショットは相手にプレッシャーをかけてポイントを奪うための技術です。高速の打球で相手コートを突くことが狙いになります。
以下では代表的な攻撃ショットとその特徴について解説します。
スマッシュ:圧倒的な速さと力強さ
スマッシュはバドミントンで最も攻撃的なショットで、ネット上方から叩きつけるように打ち下ろします。
トップ選手のスマッシュ速度は約400km/hに達することもあり、その速さで相手を圧倒します。
スマッシュは相手の甘い返球を決定的な一撃で返す用途で使われ、ジャンプスマッシュで角度をつけるとより効果的です。
ドライブ:高速のラリーショット
ドライブはネット平行に高速で突き抜けるショットです。
特にダブルスで多用され、お互いが連続してドライブを打ち合う高速ラリーで威力を発揮します。
低い弾道で攻撃権を維持しつつ相手にプレッシャーをかける効果があり、成功すれば相手のミスを誘発しやすいのが特徴です。
守備的ショット:守りを固める基本

守備的ショットは相手の攻撃をしのいで自分の守備を固めるショットです。
後衛から高いクリアで相手を後ろに追い込む、あるいはネット前からリフトで時間を稼ぐなどが代表例です。
以下では主に守備に用いられるショットを紹介します。
クリア:距離を稼ぐ高いロングショット
クリアは自コート背面から相手コート奥深くへシャトルを運ぶショットです。
ハイクリア(高い弾道)は長い滞空時間で自分の体勢を立て直す時間を稼げます。
ドリブンクリア(低い弾道)は速い軌道で沈むため、守備から一気に攻撃へ転じる「崩し」の役割を果たします。
ロブ(リフト):ネット前から後方への返球
ロブ(リフト)はネット前で打たれたシャトルに対し、アンダーハンドで高く返す守備ショットです。
相手コート奥深くへ軌道を描いて返球することで、自分が打ち返しやすい体勢になるまで時間を稼ぎます。
ネット前での強打をかわす際に使われ、守備から次の攻撃につなげるきっかけになります。
ネット前のショット:前衛での攻防
ネット前ではシャトルの落下点がコートぎりぎりになるため、素早い反応と精密なコントロールが求められます。
前衛での攻防は試合の流れを大きく左右し、狭いスペースで有利にポイントを取る技術が鍵となります。
以下ではネット前で使われる代表的なショットを紹介します。
ヘアピンショット:ネットギリギリに沈める
ヘアピンショットはネット際にシャトルを沈めるショットです。
アンダーハンドでラケット面に回転をかけながら打ち、ネットギリギリに落とします。
相手を前に詰めさせてラリーを遅くする効果があり、特にシングルスで得点に結びつきやすいショットです。
プッシュ:前に詰めて決めにいく
プッシュはネット前で浮いたシャトルをコートに鋭く突き刺すショットです。
ラケットを横向きに振り抜き、低い弾道で打ち込むことで決定的な一撃とします。
ドライブ合戦から前に詰めて仕掛ける攻撃で、特にダブルスでは前衛がこのショットでポイントを取る場面が多く見られます。
変化球ショット:緩急を生む

変化球ショットはラリーに緩急をつけて相手の意表を突く技術です。
代表的なものにネット前に沈めるドロップショットや、スライスをかけるカットショットがあります。
これらは相手のタイミングを狂わせ、こちらの攻撃に繋がるポイントを作り出すのに有効です。
ドロップショット:ネット付近に落とす緩やかな一撃
ドロップショットは、スマッシュやクリアと同じフォームから急にスイング速度を落として打つフェイントショットです。
シャトルはネットすれすれに落ち、相手を前に走らせることでラリーのテンポを劇的に変えます。
成功させるには相手に強打だと思わせるフェイントが重要で、着地点付近まで見せるフォームが鍵となります。
カットショット:スライスで角度をつける変化球
カットショット(カットドロップ)はスマッシュとドロップの中間的なショットで、シャトルにスライスをかけてネット前に落とします。
ラケットを面を斜めにセットして振り、低い弾道で落とすのが特徴です。
相手の体勢を崩してミスを誘ったり、スマッシュのアクセントに使ったりできる、多用途なテクニカルショットです。
サーブの種類:ゲーム開始の重要な技術
サーブはラリーの最初に打つショットで、正確さと戦略性が求められます。
シングルスとダブルスでは有効なサーブが異なり、シングルスでは相手を後方に追い込むロングサーブやネット際のショートサーブが多用され、ダブルスではコントロール重視のショートサーブが主流です。
状況に応じてショートサービス、ドライブ・フリックサービス、ロングサービスを使い分けます。
ショートサービス:相手の攻撃を封じる
ショートサービスはネットすれすれにシャトルを落とすサーブです。
ダブルスでは相手を前に詰めさせて攻撃を制限し、コントロールしやすいという利点があります。
シングルスでも相手に強打を打たせにくいため使われますが、球が浮くと前衛プッシュで決められるリスクがあるので、精度が大切です。
ドライブ&フリックサービス:速度とフェイントで攻める
ドライブサービスはネットすれすれを高速で打ち抜くサーブで、相手の意表を突きます。
フリックサービスはショートサービスのフォームから最後に手首を返して急に深いサーブを打つフェイントです。
ドライブサーブはダブルスで意外性の武器になりますが、甘くなるとリターンされやすい点に注意が必要です。
ロングサービス:奥深くを狙う
ロングサービスは高く軌道を描いて相手コート奥へ落とすサーブです。
特にシングルスの序盤で用いられ、シャトルをエンドライン近くに落とすことで相手を後方に追い込みます。
これにより相手は攻撃に踏み出せず守備的になりやすく、自陣を支配しやすくなります。ダブルスでは速度のある「高速ロング」も使われますが、基本的には守備的なサーブです。
まとめ
バドミントンでは多彩なショットを状況に応じて使いこなすことが勝敗の分かれ道になります。
スマッシュやドライブで攻め、クリアやロブで守り、ドロップやカットで相手のリズムを崩しながら試合を組み立てましょう。
サーブもラリーの入り口として重要で、状況に応じたサーブを選ぶことで、試合を有利に進めることができます。
各ショットの特徴と使いどころを理解し、練習でしっかり身につけることが、最新の競技シーンでも勝利につながります。
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