皆さんこんにちは。
西澤です。
今月は腰椎分離症について書きたいと思います。
腰痛といっても原因や症状は様々。
年齢や行動パターンなどでも変わります。
今月の腰椎分離症とは疲労骨折に含まれます。
疲労骨折と聞くと下腿のシンスプリントや肋骨、足背部など色々なところに起こるのが一般ですが腰椎も疲労骨折をするんです。
むしろ全疲労骨折中55パーセントを占めるのが腰椎分離症。
全身で一番多いんです。
なので一概に腰痛などと侮ってはいけません。
そして第一の目標としては骨折を治す。
これが出来ていない状態でのスポーツは正直賭けのようなもの。
早期発見、早期治癒が大事なんです。
理由としてはやはり、骨癒合を遅れずに済ませること。
骨癒合が遅れるということは、むしろ骨癒合が出来ずに偽関節という、関節がないところに抑えも効かない関節が出来てしまいズレてしまうような症状が引き起こされます。
それは後に。
腰椎椎弓の上下関節突起間部に起こる疲労骨折で分かりやすい画像がこちら。
椎体を上から見たのがこちら。
損傷してしまったのがこちら。
後ろから見るとこんな感じ。
見事に離開してしまっています。
そして厄介なのが先ほど述べた、ズレ。
分離してしまい、連結が利かなくなった時におこる、すべり症というもの。
実際10代の頃のスポーツ活動が負担になり発症したものをしっかり治していないと現在も腰が痛い。などの症状に悩まされてしまいます。
ちなみにすべりは神経を圧迫する恐れがあり、神経症状などにも悩まされる場合があります。
特にMRI検査だとはっきりわかる場合が多いです。
やはりなにかおかしいなと思う場合はしっかりとしたメディカルチェックを。
ではでは今回はこの辺りで。
最後までお読みいただきありがとうございますm(_ _)m