最近雨が多いようですが皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は練習後のモップ掛けのお話。
練習の最後にはモップで体育館を掃除しますよね。
バドミントンは特に羽根が落ちるので掃除をしないといけませんよね。
この時期は新入生が入ってきます。
そうするとモップをかけた後にも関わらず羽根の小さい欠片などが落ちていることが見受けられます。
きっと皆さんもこのような経験があるかと思います。
そこでモップをかけるということについて考えてみます。
「なぜモップをかけるのでしょうか?」
この質問をすると学生から様々な答えが返ってきます。
一番シンプルな答えは「綺麗にする(体育館のフロアーを)」ではないかと思います。
では「綺麗な状態とは?」
体育館のフロアーについては「ゴミが落ちていない状況」ですね。
つまり、モップをかけるということは「体育館のフロアーにゴミが落ちていない綺麗な状態にするため」ということが目的となりますね。
ということは・・・
モップをかけた後に「小さな羽根の欠片が落ちている」のは
「体育館のフロアーにゴミが落ちていない綺麗な状態」にできていないということです。
これでは目的が達成されていませんね。
きっとこの場合は「モップをかける」ということそのものが目的になってしまっているのだと考えられます。
「体育館のフロアーにゴミが落ちていない綺麗な状態にするため」ということが目的である場合、「モップをかける」という行為は、目的を達成するための手段の一つということです。
綺麗な状態にできるのであればモップでなくても良いわけですね。
「目的」が理解できていないとフロアーに羽根の欠片が落ちているにも関わらず「モップをかけた」という事実により掃除を終了してしまうわけですね。
これはバドミントンにも当てはまると思いますが、「目的」はなんでしょうか?
目的を達成するための「手段」はなんでしょうか?
「目的」と「手段」を考えてみるとやるべきこと、目指すべきものが見えてくるかもしれませんよ。
最後に吉田松陰の言葉で締めくくりたいと思います。
『夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、
計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。
故に、夢なき者に成功なし。』
今回もお付き合いいただきありがとうございました。
ではでは。