今回の事例
中学生女子Mさん
中学1年生(当時) バドミントンはスポーツ少年団で始めたようです。
今回はオーバーヘッドストローク時にシザースジャンプ(いわゆる足の入れ替え)ができなかった女の子、Mさんのお話です。
私との出会いは彼女が中学1年生。 私が指導にあたっているチームにMさんが入ってきたことからでした。
初めてMさんのプレーを見た時、シザースジャンプが使えないことはパッと見ればさすがの私でも気付きました(笑)
フットワークも苦手で、後ろから打つ時は右足後ろ、左足前の状態で打ち、その後バタバタと次の球に向かって走っていくという感じ。
そんなわけで基礎打ちのときなどにシザースジャンプについて伝えてみたのですがなかなかできるようにならなかったんです。
そんなMさんがノックでスマッシュ&ネットの練習をしていた時の事。
ラウンド側に来た球をスマッシュ! ところがシザースジャンプが使えないのでバランスを崩してしまいました。
結果!
左後方に足を出してバランスを取ったのです!!
ビックリです(笑) 「Mさん!今のいいよ!」と思わず私は声をかけました。
その時のMさんの表情が「え!?私ミスっただけなんだけど・・・」でした。
その後Mさんは無事!?シザースジャンプをマスターし、苦手だったシングルスができるようになり急成長を遂げることとなります。
バドミントンでは往々にして偶然の産物(つまりマグレ)があるものです。
マグレは偶然の産物ですが、マグレ=失敗と捉えることも少なくないようです。
このマグレをどう捉えるかが非常に重要です。 選手は自身の経験から成功失敗の判断をしているようです。
いつも通り打てなかったから失敗・・・(もちろんこのような場合もあると思いますが) と思いがち。
がしかし、
いつも通り打てなかったのが実は成功だった!
なんてこともあるわけでこのマグレをどう捉えるか。
いつも通り打てなかった、失敗した!と思ったときは新しいナニカを発見するチャンスかもしれません。
失敗やマグレを活かしてみてください♪
ではでは今回はこの辺で。