チャイナオープンWS決勝 山口茜vsサイナ・ネワル

http://youtu.be/Oz1AL8t-3Vw

超高速低空ラリーの戦い!!

 

 

こんにちは。くさまおです。

今回から動画の解説を担当することになりました。

みなさん、よろしくお願いします。

 

今回のマッチアップはお互いに世界の女子シングルスプレイヤーの中ではリーチがなく、スピードのあるラリー展開の中でカウンターで攻めるという似たタイプの選手同士の戦いでした。

最初のラリーで山口選手のラウンドからのカウンターストレートスマッシュがアウトと判定され、いきなりチャレンジして判定が覆りポイントを取りますが、これがネワル選手を着火させる引き金になったのではないかと思います。

そこからネワル選手がどんどんスピードを上げ山口選手は防戦に回らざるを得なくなり、一方的に攻められてしまいます。

15点を過ぎた辺りからリードが広がったので、ネワル選手が一度スピードを落とし、ディフェンスに回りますが、その中でも相変わらずクリアーとロブは低く速い球回しで山口選手がコート内を走らされています。

2ゲーム目に入ってもネワル選手は1ゲーム目の後半同様に速い球回しのディフェンス主体の中で要所要所だけアタックをかける戦法でした。一方山口選手はスピードを上げ積極的に攻撃を仕掛けます。

山口選手の攻撃が上回り13-9とリードすると一転ネワル選手がギアを一段上げたかのように反撃に出ます。1ラリー勝つごとに声を出しているのも印象的です。追いつかれてから山口選手もよく我慢して食らい付きますが、チャンス球のミスは筋肉が悲鳴を上げていた他に原因はありません。終盤19-19の場面での山口選手のネット前の嗅覚はやはり天性のモノを感じます。生まれついての勝負師ですね。

最終的に22-20でネワル選手がこのゲームも取りますが、これだけの超高速ラリーでも体のブレが少なかったネワル選手に軍配が上がったのではないかと分析します。

 

この大会の男子シングルスでもインドのスリカンス選手が優勝しています。スリカンス選手もサイナ・ネワル選手同様に体のブレが少なく、安定してスピードをキープして動いていました。

これはインドのトレーニングに何か秘密がありますね!!めちゃめちゃ気になる~。

 

 

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鈴木草麻生元日本代表

投稿者プロフィール

元日本代表

■生年月日:1970年2月10日
■出身地:滋賀県
■経歴:比叡山高校~同志社大学~NTT関西~トナミ運輸~三菱電機(監督)
※元日本代表
■資格:日本体育協会公認コーチ、YONEXアドバイザリースタッフ
■ブログ:ぐるぐるパンチ(www.gurugurupunch.com

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