おはようございます◎バド×Foods くだもの担当のうえきです。
最近ついに吐く息が白くなった日がありました。外仕事がさぶいです(泣
今回は、旬は過ぎても乙女心をつかんでやまない 栗 について書かせてください。
(今回から1つのくだものにつき、概要・栄養・レシピの3部構成になります。文字数減りますので気合いいれなくても読める量になると思います!)
「栗」 について
突然ですが「栗」の英単語、ご存知ですか?(ここで「知ってまっせ( ´,_ゝ`)ニヤリ…」としたあなた、6行先へどうぞ。)
実は、よく耳にする
「marron=マロン」
ではなく
「chestnuts=チェスナッツ」
なんです。「マロン」はフランス語で、フランスの食に関する歴史の厚みを感じてしまいます。
wikipediaを見ますと、学名上、クリ属の中には11の種があって、中でも人間が広く食用としているのは主に以下の4つに分類できるようです。
◯ヨーロッパ栗 ◯アメリカ栗 ◯中国栗 ◯日本栗
うまくまとまったサイトがありましたので抜粋させて頂きます。
ここでは朝鮮栗も入って5つに分類しています。
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世界の栗
世界の栗は、欧州栗、アメリカ栗、中国栗、朝鮮栗、日本栗の五種に大別することができます。
ヨーロッパ栗 | 小 | 渋皮が剥きやすく、ほどよい甘味がある。 缶詰、焼きグリ、マロングラッセなど菓子の原料に適している。 |
---|---|---|
アメリカ栗 | 小 | 甘味があって味がよい。缶詰、菓子原料に加工されています。 アメリカ種は胴枯病に弱く、1904-1906年一時全滅状態になりました。 胴枯病に強い中国、日本産の栗の木を植樹するなどして、ある程度回復。 在来のチカンピン栗と日本栗との交配で最良種が栽培されています。 |
中国栗 | 小 | 渋皮が剥きやすく、甘味がつよい。焼き栗に向いています。(天津甘栗など) 板栗(特に天津の北東部産の物が最高品質で「東産貨」と呼ばれる)、 錐栗、茅栗などがある。 |
朝鮮栗 | 大 | 渋皮が剥きにくい。果肉は割れにくい。 日本栗と極めて近い品種 特に「岸根」・「正月」・「豊多摩早生」・「銀寄」に酷似 年間生産量は約10トン程度です。 剥き栗は代表的な輸出商品であり、主に米国と日本に輸出しています。 |
日本栗 | 大 | 渋皮が剥きにくい。風味がよい。果肉が割れやすい。 大粒で水分が多いため調理に適している。 主な品種は丹波、筑波、銀寄、岸根など。 |
*朝鮮栗を抜いて四種に大別する事もある。
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日本栗と中国栗があるのは知っていたのですが、ヨーロッパでは別の栗がお菓子に使われていたとは思いもよりませんでした。
近年新しく国の試験場から出た品種に「ぽろたん」という渋皮がぽろっとむける画期的な品種があります。
果樹研究所の「ぽろたん」のサイトをみたら、渋皮のむけやすさに関する遺伝子の話など興味深い話がいっぱいでした。
9月半ばに茨城県の方から頂いたときに写真をとらなかったのが悔やまれますが、切れ目を入れてオーブンで焼いただけで天津甘栗のようにあま〜くなりました◎
「栗」 :旬・選び方 など
ハズレのない果実を選ぶには、
◯虫喰いの痕がないもの
◯持ったときにずっしりしているもの
◯表面につやがあって皮の色が濃いもの
を選ぶようにしてください。
この3項目はほかのくだものにも応用できるので覚えておいて損はないですよ♪(また書きますが、蜜入りのりんごを判断するのには、大きさに比べて重いものを選ぶと、蜜が入っている確率が高いような気がしています。)
収穫期は全国的に9月〜10月です◎
…と書きましたが、年末くらいまで栗が売られているの見た事ありませんか?
これはクリシギゾウムシという虫を栗の中から追い出すための「燻蒸処理」というものをして長く保存できるようにしてあるからです。
このクリシギゾウムシ、生産者側からみてやっかい過ぎるのが、木になっている間にかける消毒がほぼほぼ効かないということ。なので収穫してから対処するしかないんです。
以前は臭化メチルなどの薬剤をしようしたものが多かったようですが、臭化メチルがオゾン層を破壊する恐れがあるとのことで最近は温水処理や氷温貯蔵なんかに変わってきているようです。
余談になりますが、夏場に咲く独特な匂いの栗の花は、ニホンミツバチにとってのいい蜜源になります。
そりゃあ美味しくて栄養価たっぷりとなれば虫だって食べたいんですよ。
次回はおそらくびっくりできる、栗の豊富すぎる栄養価についてご紹介します!
参考文献
「(cf※)」でリンクを貼ってある参考にしたサイトには抜粋した以外にもおもしろいことが書いてるので興味が湧いたらのぞいてみてくださいね◎)
P.S.
最初の写真はここ最近の収穫物です。2週間前のマルメロはもちろん、畑に長いこと放置してきたバターナッツとピーナッツ、母方のおばぁちゃんちからもらったクルミ、大根とその下のサツマイモ、と秋の恵み満載。
マルメロとクルミ以外は粘土質の畑で育ったのですが、ごく僅かな化学肥料と粒剤、そして草取りの手間で、よくぞここまで育ったものです。ピーナッツに関しては1粒から100粒(≒1株)はできてるんじゃないかってくらいです。
ちなみにピーナッツはこのあと周りの泥を落としてあと、乾燥させてから煎って、ようやく食べれる状態になります。
ピーナッツが柿ピーの一部になるまで結構時間がかかりそうで、これからは柿ピーを大切に食べることができそうです。
6袋入りの亀田の柿ピー1袋のカロリーはたしか約150kcal。
このページによると1時間バドミントンをしたとき(おそらく休憩時間は抜き)の消費カロリーは女性で346kcalとのこと。うっかり2袋以上食べてしまうとバドミントン1時間では足りなさそうです(汗
というわけで、今週も楽しくバドしましょー♪