コーディネーショントレーニング 後篇

朝晩、だいぶ寒くなりましたね。
トレーニング・ゴールデンエイジ担当の丸山です。

先週に引き続き、今回もコーディネーショントレーニングについて
各年代の神経発達やからだの発達の違いを踏まえてざっくりとご紹介します。
個人差がありますので、子どもたちの様子をみながら適宜、調整してください。

■ 幼児~小学校低学年くらい
個人差はあるものの、この年代は集中力が長く続かない、複雑な説明を聞いたりすることの理解力にもまだ乏しい年代です。
なので、遊びの中にコーディネーションの要素を入れ込むことが大切です。
「ターン」「ダッシュ」「ストップ」「ツイスト」「ジャンプ」この5つの動作を行えるような内容をベースにアレンジしてみてください。
速く走れるけど止まれないという子や、まっすぐには走れるけど曲がれないという子も意外といます。
集団で一斉に行う際、初めのうちは走る方向を一定にするなど、ぶつからない配慮も必要です。
またコーンを並べて、ジグザグに走るというトレーニング一つでも、
「競争させる」「仲間と手をつなぐ」等、おもしろさを同時に持たせることが大切です。
出前持ちのような形で両手にモノ(ボールでも)を持ちながらジグザグに走るなどでも十分に楽しみながらトレーニングできます。

■ 小学校中学年くらい
ある程度体つきもしっかりしてくる年代です。
指導者の説明も聞くことが出来るので、少し本格的なトレーニングにも入ることが出来ます。
前に記載した「5つの動作」をベースに、バドミントンの中で起こりうる動作を
指導者や学生・大人のプレーヤーの動きを観て「まねること」でもよいトレーニングになります。
また、普段は行わない動作(たとえば、後ろ向きに走るなど行うことも大切です。
シャトルをテニスボールなどのボールに変えて、指導者は指で数(1~3くらい)を示しながらはコート内のいろんな方向へボールを放る。
子どもは、指導者が指で示した数だけバウンドさせてからキャッチするというトレーニングもおすすめです。
ボールのスピード、方向、バウンドする回数変化するボールの落下地点を予測し、アクションするわけですが集中しながらも楽しく行えると思います。

■ 小学校高学年くらい
専門的なトレーニングが可能な年代になります。
調整力のトレーニングの中に「動きの矯正」のような要素も入ってきます。
たとえば、様々な動作を「良い姿勢」で行うよう指導する必要があります。
アライメント等に注意し、下の年代で行ってきたものを「スマートにこなす」ことが大切です。
また、陸上選手と違い、バドミントンでは相手選手がいたり、シャトルを目で追いかけながら動作を行わなければなりません。
たとえばコーンをジグザグするという単純な動作も「遠くに物を置いてそこを観ながら行う」、
「前向きに走っていたものを横を向いた状態で前に進む」などバリエーションを持たせてあげることが大切です。

小学生年代は個人差があるものの「プレゴールデンエイジ:3・4年生くらいまで」
「ゴールデンエイジ:13歳くらいまで」として位置づけられており、一生に一度しか訪れない、著しい神経系の発達を見せる年代です。
少し時間をとってあげながら、楽しみながら実施してください。
トレーニングそのものがコーディネーション的と捉えられますが、練習前のウォーミングアップ時やトレーニングの合間に楽しみながら行えるもので十分です。

専門書などにはいろいろな事が書いてありますが、コーディネーションとは「調整力」のトレーニングです。
スキップや縄跳び、色々なものに要素はたくさん含まれています。
各年代の「身体の発達」「精神面の発達」段階をしっかりと見極め、楽しく行えるよう工夫してあげることが大切です。

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