こんにちは。トレーニング・ゴールデンエイジ担当の丸山です。
突然ですが、みなさんの足の裏に土踏まずはありますか?
赤ちゃんの足は土踏まずがありません。
歩き始めた頃から形成され始め、4歳くらいに土踏まずができあがります。
足の裏には、3つのアーチがあり、それぞれとても大切な役割をしています。
直立歩行する人間は、 足の裏には全体重がかかるので、その加重を吸収・分散するためのクッションの役割と、スムーズに歩いたり走ったりするためのバネの役割です。
足底にアーチが少ない(偏平足、開張足)、逆に多すぎる(ハイアーチ)は、足底で衝撃の吸収がきちんとできないために、足首や膝関節や腰に負担がかかります。
そして、 歩きにくく、疲れやすくなります。
足にタコやウオノメが出来たり、足底痛などの筋肉の炎症や、外反母趾になることも多いです。
足底アーチと背骨の生理的湾曲(S字カーブ)は密接な関係があり、足底のアーチが崩れている人は、身体のS字カーブも崩れています。
足底アーチは、全身に関係しています。
足底アーチをしっかりと作るには、アーチが出来始める赤ちゃん頃のにしっかりと土台を作ること(ハイハイをたくさんさせ、股関節を安定させる)、小学生(6歳~12歳)の時に、きちんと足指を使って歩いたり走ったり、運動をたくさんすることが大切です。
6歳~12歳…そうです!ゴールデンエイジです!
この時期は、神経系の発達が著しい時期であることは、以前ご紹介したとおりです。遊びや運動を通していろいろな動きを学び、神経回路を刺激すると同時に、将来、ケガに悩まされない体の土台づくりをする時期でもあります。
まずは、普段の練習や遊びの中で裸足で動くことを取り入れてみてください。裸足で動くことで足の裏が刺激され、また足指を良く使うので足底の理想的なアーチ形成につながります。
ちなみに、高齢期の転倒予防にも足底アーチは重要なファクターです。この辺のお話はまた別の機会に。
では、また来週!