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サイドに振られた球をクロスネットするコツ
- 2018/4/16
- バド♪Remaking, 日替バド定食
こんにちは。樋口です。
以前、クロスネットの基礎について、コラムを書かせて戴きました(「クロスネットの打ち方(基礎編)」)。
今回はその応用技術として、相手打球がラケット面より外に来てしまった際(ラケット面を立てることができない)に、どのようにしてクロスネットを打つかを考えてみます。
最後までお付き合いのほど、宜しくお願い致します。
【基本的な考え方】
肘関節や手首関節が伸びきるくらいに左右に振られた場合は、ラケット面先端の下に右手首を入れ込む(右肩も打点方向に突っ込む)ことで、基礎のクロスネットのコツと同じ状態(手首の正面斜め上にラケット面先端が来た時にインパクトする)を作ります。
【実際の動作】
《フォアサイド》
《バックサイド》
【その他】
バドミントンでは、打球時に支点を移動させて打ち方を変える場面があります。
今回の技術などはまさにその一例で、ラケット面を動かすことは、右手が支点になっていますが、右手を打点下に移動するという動作は、支点をラケット面先端付近に移動したということになります。
バドミントンでは、シャトルの重さ(質量)が非常に軽いため、このような動作でもシャトルを弾き飛ばすことができるのです。
ラケット面が動かせないなら、支点を先端方向に移動して、グリップサイドを動かします。
これは、テコの原理(第1種:シーソーと同じ原理)により、グリップサイドを動かした方向と逆の方向にラケット面先端が移動するという性質を利用しています。
この考え方は、他のストロークにも多いに応用できる技術です。
お試しください。
今回も最後まで、お読みいただきありがとうございました。
次回は、「プッシュレシーブの打ち方(基礎編)」です。
※指導で、実際に有益な効果があがったことを確認の上で、報告しておりますが、技術の答えは、一つではないと考えております。他の指導法を否定する意図はございません。その点ご理解の上でお読み、お試しくださればありがたいです。