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オーバーヘッドの振り出しでラケット面ってどこを動いてるの?
- 2016/12/26
- バド♪Remaking, 日替バド定食
こんにちは。樋口です。
オーバーヘッドのテイクバックからインパクト間の振り出し(フォワードスイング)で、ラケット面はどこを移動しているかということは、意外にみなさん無意識でやっていることが多いのではないでしょうか?
ここのところにも意識をして、スイング速度を少しでも上げましょう!
今回は物理法則的視点でアプローチしてみます。
今回も最後まで宜しくお願い致します。
(ステップ1)
【理想的な軌道】
①テイクバックからラケット面を動かす時に、中指〜小指を弛める。
②ラケット面が左の肩甲骨あたりに落ちる(くっつく)
③ラケット面を背中の左肩甲骨から右肩甲骨まで這わせるように移動させる。
④中指〜小指を握りこみ、右肘を開きながらスイングする
こんな流れになります。
(ステップ2)
【原理】振り出し(フォワードスイング)で身体が左回転している時は、手やラケット面は身体に近い方が回転速度(角運動量)は上がる。
スケート選手を見るとわかりますが、高速回転をしている時は、両手を抱えるようにして、身体の近くに置いています。
逆に着地し身体の回転速度を落としたい時は、十字架のように両腕を拡げて、手を身体から離すようにしてしています。
これは物理法則(角運動量保存の法則)から導き出されたテクニックで、身体(体幹)の左回転運動をおこなうバドミントンにも当てはまる法則です。
すなわち、ラケット面の振り出し(フォワードスイング)では、ラケット面をなるだけ背中から離れないように(背中を擦るように)左肩甲骨から右肩甲骨まで這わせます。
背中から離れないことで、上記物理法則により、身体の回転速度とラケットのスイング速度が増します。
(ステップ3)
【注意点】
❶ラケット面が背中から離れた状態で振り出ししている
❷ラケット面が左の肩甲骨付近から、いきなり斜めにスイングしている
❸テイクバック時に手首が身体から離れている(手首の角度が90度の場合が多い)
❹背中に担いだ状態から振り始めている
お試しください。
今回も最後まで、お読みいただきありがとうございました。
(参考→2016/5/13 コラム :「フォアハンドグリップの握り方」)
次回は、「コンパクトに弾くスイングをすると肘が痛くなって困る」 です。
※指導で、実際に有益な効果があがったことを確認の上で、報告しておりますが、技術の答えは、一つではないと考えております。他の指導法を否定する意図はございません。その点、ご理解の上で、お読み、お試しくだされば、ありがたいです。