こんにちは。
バド育担当の齋藤です。
暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか??
こんな暑い時期ですがイベントなどにはゆるキャラが登場します。
大きな声では言えませんが・・・
皆さんきっと「中の人は大丈夫だろうか・・・」
と心配していることでしょう。
ゆるキャラボランティアのKさん
私は仕事上、地域のイベントなどをお手伝いさせていただく機会が多いのですが、市や県のイベントとなるとやはり出てくるのがご当地ゆるキャラです。
7月にもイベントがありその際にも市のゆるキャラが出動するということで準備をすすめていました。
今回ゆるキャラを担当したのはボランティア活動をしているKさん。
初めてお会いした時の印象は失礼ながら
「この人大丈夫なんだろうか・・・」
という感じ。
というのも、これまた失礼ながら
話をしていてもなかなか目線が合わなかったり、行動もうろうろしていたりと若干の挙動不審気味(笑)
しかし当の本人は
「色々なキャラクターを担当したこともあるし、なによりこういう仕事が好きなのでぜひやらせてください!」
とやる気は満々の様子。
スタッフ一同少し不安を残しながらも当日を迎えることとなりました。
パーフェクトゆるキャラ登場
イベント当日、時間より少し早めにKさんはやってきました。
当日の流れを確認しKさんは控室へ。
しばらくすると控室から「ゆるキャラ」が登場!
会場からも
「あ!ゆるキャラだ!!」
といった感じで盛り上がり始めました。
そこからはお客さんとの記念撮影に応じたりイベントの進行に合わせて会場を盛り上げたり。
なにより、ゆるキャラの振る舞いが完璧でした。
ゆるキャラというのはその組織のイメージキャラクターでもあるわけですのでキャラクターの性格や特徴があります。
当然ゆるキャラにも運用マニュアルがあり、ゆるキャラが組織のイメージアップにつながるようになっています。
手の振り方、写真を撮るときのポーズ、来場者へのサービス。
今回のゆるキャラは今まで見た中でも一番の完成度でした。
正直、先ほどのKさんからは想像ができないほどです。
日頃の私から理想の私へ変身
前回は「日頃はおとなしい選手が切羽詰まった状況でついに自身の殻を破ることができた」というお話をさせていただきました。
今回は全く逆の出来事がおこりました。
日頃の自分には自信が持てなかったとしても(Kさんに自信がないかどうかということではございません)ゆるキャラの演者となることでキラキラと輝く自分になれる。
バドミントンでいえば、体育館でユニフォームに身を包み、ラケットを持っている時には特別な「変身した私」になれるといった感じでしょうか。
おわりに
今回のKさんのお話しも「自分の殻を破る」という点では共通です。
しかし今回は何者かを演じるということで自身から変わっていくというアプローチでした。
「習い性となる」
最初は意識的にやっていたりすることも習慣となり続けていくうちに、その人の生まれつきであったかのようになるというものです。
成長するということは今までの自分から変わっていくということです。
Kさんのように「演じる」という方法で自分の殻を破るという方法もありそうです。
人の数だけ殻の破り方があると言えるのではないでしょうか。
それらを選手と一緒に発見する楽しさは指導者ならではなのかもしれませんね。
ではでは今回もお付き合いいただきありがとうございました。