ラケットの感覚を数値化しませんか?

 

3月28日投稿の『重さを量ってみました』の中で

純正グリップテープ7gをはがした状態でのラケット重量80グラム

下巻きラップテープ1~2グラム

ウェットテープ4~5グラム

タオルグリップ15グラム(45センチの長さで)

ガット4グラム

という測定結果を掲載しました。

ですからウェットグリップで90グラム

タオルグリップだと100グラム程のラケット総重量になるようです。

 

ただ重量よりもバランスだとの声が上がるかと思いますので

バランスモーメントの計算をしてみましょう。

 

A、重心バランスの位置を測る

1、グリップ、ガットまで完成したラケットを指の上に乗せ左右のバランスが取れるイチを探し印をつける

2、印をつけた位置をグリップエンドからメジャーで測る

3、この長さは通常270mmから315mm程の範囲に入っている

4、およそ270~285がヘッドライト、285~295がミディアム、295~315はヘッドヘビー

(メーカーによって随分差があるので概略とご理解ください)

*同じラケットでもグリップがウェットタオルかによって10ミリほどバランスがずれてしまうので

その使い分けで感覚が大きく違います。

 

B、モーメントを計算する

いわゆるスウィングウエイトを知る方法にはいろいろあってまだ確立されていないというのが本当のようです。

というのも出てきた数値実際の感覚の間に開きがあるようなのでどれが正しいとも言えないからです。

そこで簡略的な計算のもとになる考え方を示しておきたいと思います。『テコの原理』

Baidu IME_2016-5-7_9-1-53

手のひらを上に向けてラケットを握ったとき、上図の

小指の位置が 支点

人差し指の根元の位置が 力点

ラケットの(重心)位置が 作用点

 

グリップエンドいっぱいまで握っている場合には支点から作用点までの距離は

Aで計測したバランス位置そのものだから

仮に295ミリ、90グラムのラケットなら 295×90=26550㎜g

 

握りを短くしてグリップエンドを30ミリあますと

265ミリ、90グラムで 265×90=23850mmg

となって随分軽く感じられる。

 

総括

以上の計算だけでは感覚を正確に伝えることはできませんが、数値を一致するようにそろえておくと

異なる種類のラケットを使っても違和感が少なくなります。数値を記録しておくと参考になるでしょう。

仮に85グラムの軽いラケットでもバランス長を310mmにしてあげると26350mmgとなって

上の計算295×90=26550㎜gに近くなります

この例が松友選手の軽いラケットにも生かされているのではないでしょうか。

ただ、ラケットの弾き具合や振動の伝わり方などは材質・構造などによるところが多く

好みの問題まで数値化するには至っていないようです。

ということで、一つの参考とお考えくださいm(_ _)m

 

 

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小暮 直隆BWF情報

投稿者プロフィール

1956年12月21日生 170cm 72キロ B型 
群馬県太田高校→北海道大学→塾講師→暇人 

40歳を過ぎて始めたバドにはまりシニア大会などに参加していたが、体力低下とともに情報通の道へ方向修正中!
バドに関するデーターを収集することで上達を早められるのではないかと模索!

全日本シニア(MS.MD )出場
関東シニア(MD)3位
バドミントン大好きなバド変態(笑)

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