皆さんこんにちは。西澤です。
今回も引き続き腸脛靭帯炎について書いてみようかと思います。
前回は発生機序についてお書きしましたが、今回は原因について。
原因として考えられるのは
・腸脛靭帯に繋がる筋肉の硬さ
・内反膝
・toe in
この三つが結構重要点なんです。
どういう事かと言うと、、、
まずは繋がる筋肉の硬さとは?
外転筋群が主に原因となりうります。
その中には、大殿筋、中殿筋、小殿筋、大腿筋膜張筋という筋肉があります。
この筋肉達は腸脛靭帯の上にあり筋膜性の連結をし、靭帯になっています。
そして腸脛靭帯自体はそもそも靭帯なのでそこまで伸びる性質は持ち合わせていないのが現実。
だからと言って硬いのはよろしくはないのは言うまでもありません。
なので、外転筋群達が自体が柔らかく機能していないとお互いによろしくないという状態。
続いては、内反膝について。
こちらは、生まれつきだから仕方がないとまとめ上げるのは私的にはどうかと思います。
生まれつき内股の子はさほど多くはないはず。。。
もちろん先天的に股関節疾患があれば限らずですが。
何が言いたいかというと股関節を内旋(内股)させる癖がある、
もしくはこの次に出てくるtoe in(つま先が内側を向く)してしまう癖があるのでは?
ということです。
そして腸脛靭帯は脛骨の外側と膝蓋骨の外側に付きます。
だいたい体の中でよく動く関節の周辺は滑液包という潤滑してくれる組織があるのですが、ここには脂肪体というクッションしかないため、過剰なストレスはキャパオーバー。
さらに大変なのは、腸脛靭帯が膝蓋骨(おさら)にくっついているということ。
腸脛靭帯を硬くしてしまうとおさらを引っ張り、大腿骨に押し付けてしまうため二次損傷に繋がり兼ねないということ。
少し難しい話し方になってしまいましたが、今回はここまで。
ではでは。