学年№1の秀才から学ぶ、コミュニケーションの大切さ。

こんにちは。

バド育担当の齋藤です。

今回ものらりくらりな感じでお願い致します。

 

以前学年ナンバーワンの子の勉強への取り組み方や勉強方法をご紹介しました。

(そちらの記事はこちら→学年№1の勉強方法から学ぶ終わりの大切さ

そんな彼女がヘアピンとロビングの練習をしていた時のこと。

練習を見ているとちょっと上半身と下半身のバランスが悪いなと感じていたので、そのことを伝えてみました。

その会話の中で私が「ピラー」という言葉を使ったときのことです。

即座に彼女から「ピラーってなんですか?」という質問が返ってきました。

即座に質問が帰ってきて私はびっくりな感情とさすがだな!という思いを持ちました。

 

 

私の驚いた2つのこと


  1. 子の子にもわからない英単語があるんだということ(笑)
  2. 自分がわからないことを質問できるということ。

 

1番については本当に思ってしまいました(^_^;)

中学生だし人間なので当たり前のことなのですが、知らないこともあるんだなとちょっと安心!?してしまいました。

強豪校や中学生が高校生の練習に参加して、「あ、この人たちも普通の人たちなんだな」と思うことに似ているのかもしれませんね。

 

そんなわけで、今回は2番の「わからないことを質問できる」ということについて考えてみました。

 

 

わからない時におこる3つの反応


指導の現場に立っていて感じるのはわからないことに出くわした時の反応にはいくつかのパターンがあるということです。

そしてこのわからないことに出くわしたときにどう反応するかが成長していけるかどうかの分かれ道となっていきます。

 

わからない時の3パターン

  1. わかったフリをして「はい!」という返事をする。
  2. 「わからないです!」という顔をしており、返事がない。
  3. 「わかりませんでした・・・」や「こういうことですか?」などの質問が来る。

 

いかがでしょうか?

なんとなく光景が目に浮かぶ方もいらっしゃるかもしれません。

 

 

コミュニケーションは自分から始めるもの


おそらくですが、①が「わからない時の反応」としては一番多いのではないのかなと思うのですが・・・

おそらくとしたのには理由がありまして、①は練習をしてみないと判断ができません。さらにはわかっているけどできていない場合や、あまりわかってはいないけどできている場合などもあり非常に判断が難しいリアクションなのです。

判断が非常に難しいリアクションですので、本当はわかっていない場合やわかっているけどできていない場合などの状況が掴みにくく、必要なコミュニケーションをとるまでに時間を要してしまいます。

 

②と③ではどちらも「わからない」ということをアピールすることに成功しています。

しかし②と③には決定的な違いがあります。

それは、相手(この場合は指導者)にどちらが伝わりやすいかということです。

 

②の場合、その選手の表情に気付き、指導者が声をかけることからコミュニケーションが始まります。

逆を言えば、選手のアピールに指導者が気付けなかった場合にはコミュニケーションがとれず、選手はわからないままになってしまう可能性があります。

これは、「気づいて気づいて状態」で後一歩!といったところでしょうか。

 

その点③については選手側から指導者に対してコミュニケーションをとっているため、即座に会話が始まります。

会話が始まることで選手は自分の頭の中を整理することができるし、指導者としてはどこがわかっていないのかを知ることができます。

わからないということも人によってそれぞれ考えていることが違うので、「人の数の分のわからない」があるといっても良いでしょう。

指導する側はどのようにわからないかを知る努力、そして選手側はわからないことを伝える努力と双方向の努力が噛み合うと課題解決につながりやすくなるでしょう。

その双方向の努力を発生させるのがコミュニケーションだと思うのですが、出来る人はわからないことが発生したときに自らコミュニケーションをとることができるということなのですね。

 

 

その時間が自分か他者かの差


なぜ、このような反応の違いが生まれるのでしょうか。

ここで考えられることは「自分の時間」としてその時間を使っているかどうかということで、この選手の場合、「自分のプレーを向上させるための時間」になっているということです。

かたや、わからないけど「はい」と返事をする選手は、「返事をしなさい」と言われたから返事をしていたり、「ここを直した方が良い」と言われたからやっていたりと、他者の言われるがままになり「自分のプレーを向上させる」という視点が抜けている場合が見受けられます。

我が身を振り返ってみても・・・

「宿題を出せを言われたから宿題をやり提出」していました。やはりこれでは私の学力が大したことないことにも納得がいきますね(笑)

 

 

おわりに


今回、質問をもらい驚きの後に、だから勉強ができるんだ!と私自身の気付きでもありました。

まさに

「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥。」

ということわざがピッタリと当てはまる出来事でしたね。

出来る人は「わからないことをわからないままにしておかない」ということはもちろんですが、「わからないことはその場で解決してしまう」というスピード感も大切なのでしょう。

指導者としては、わからないことを質問できる時間や雰囲気づくり、またわからない顔をしている選手に気付き、『コミュニケーション』がとれるようにしていきたいものですね。

 

 

ではでは今回もお付き合いいただきありがとうございました。

nidaira1

選手と指導者のコミュニケーションは必要不可欠ですよね♪

 

 

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齋藤 聡史バドミントンで社会共育

投稿者プロフィール

■ 生年月日:1985 年 12 月 23 日
■ 身長(cm) / 体重(kg):178cm / 70kg
■ 血液型:B型
■ 出身地:静岡県
■ 経 歴:入野中学校 → 湖東高校 → 天理大学
→ビーウェイ株式会社→総合型地域スポーツクラブ

中学時代は棒高跳びで静岡県5位入賞。
高校進学後に地域のクラブチームにてバドミントンを始めました。
大学にて生涯教育に出会い、バドミントンと生涯学習に興味を持ち、現在は総合型クラブにて社会体育活動の場と機会の提供に携わっています。

「地域の家づくり」を目標に青少年のバドミントン指導に注力しています。
バドミントンの競技力向上を通じて選手とともに勉強の日々!
信州の南側で活動しています♪

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