こんにちは。
バドイク担当の齋藤です。
この3連休にはバドミントンキャンプ通称バドキャンに参加してきました(^^)/
BAD-NETで連載されている方々と直接お話しする機会があったりバドイクを読んでいただいている方から声をかけていただいたりと非常に刺激的な時間でした。
毎年夏と秋の年二回、北志賀高原竜王スキー場の体育館にて開催しています!詳細は主催の信陽食品クラブさんのホームページに。
信陽食品クラブホームページはこちら
学年№1が身近なところにいた
しょっちゅう話題にあがる私が外部指導にあたっている中学校のバドミントンクラブ。
その中の一人になんと!
校内の学年で成績№1の女の子がいたのです!
なんでも平均点が95点以上との噂も( ゚Д゚)
そんな彼女に勉強方法を尋ねてみました!
答えはなんともシンプルながら深かった
「勉強ってどうやってるの?」
「うーん・・・集中してやっています(笑)」
「というと?」
「やるときには集中して、集中できないときにはやめます!」
「なるほど!ほかには?」
「授業中はとにかく先生の話を聞いてます。」
「ノートとるんじゃなくて?」
「先生の話の大事なところをノートに色付きでメモするんです!黒板に書いてあることも重要だなと感じたことはノートに書いておきます。」
「・・・すげえな( ゚Д゚)」
そんなわけで私も先生の話の大事なところをまとめてみました
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一点への集中力
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情報の取捨選択
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やめるタイミング
一点への集中力
集中を調べてみると『1カ所に集めること』とあります。これはやるべきことを『理解』し『行動』することができているということですね。
今、やるべきことがなんなのか、そしてそのことに専念することができる。
言葉にすると簡単なようですが意外と難しいことですね。
一つのことを行うためには他の事をシャットアウトする必要があります。
集中するときには『いらないものを捨てる勇気』と言えるかもしれませんね。
情報の取捨選択
ただただ黒板を写すというのは情報をそのまま飲み込んでいるだけですし、なにより『勉強ではなくノートを書く作業』になってしまいます。
バドミントンの練習においても心当たりがあるような・・・
必要なことと不必要なことを適切に選択できるということは競技力を向上するうえで非常に重要な能力です。
一点への集中力で出てきた『いらないものを捨てる勇気』を実現するためには『いらないものを正しく理解』することが必須ですね!
また情報の取捨選択をし、自身の頭で再合成するということは記憶においても有効なようです。
なにより、『作業』と『勉強』の差は大きいです。
『練習という名の作業』をしている人と『バドミントンの練習』をしている人とでは競技力に大きな差がつくのではないでしょうか。
やめるタイミング
今回一番頭に残ったのは
『集中できないときはやめます!』
というワードでした。
やめ時とは非常に難しいものです。
特になかなかエラーが減らない選手というのはエラーをしているにも関わらず、同じエラーを繰り返しそのままだらだらと練習を続けてしまう傾向があるように思います。
結果、脳にはエラーのイメージが刻まれ、「できなかった」というイメージとともに「次もやるのか・・・」といういやいやモードに突入してしまうのではないでしょうか。
方や、どんどん伸びていく子はこの逆の練習を行っているように感じます。
特に『ラスト一本への取り組み方、練習の終わり方』にこだわります。
時にはエラーをしてしまって『もう一本お願い!!』なんて選手を見たことがあるのではないでしょうか?
このような選手は練習を重ねるごとに精度を増していき、練習の最後にはナイスショットや好ラリーを繰り出し、良いイメージを持ったまま練習を終えます。
結果、伸びていく子は「できる」という手ごたえとともに「もっとやりたい」というモチベーションをも手にし成長のスパイラルに突入していくのです。
手ごたえがある状態で終わる
今回学年№1の話を整理してみた結果、
「集中した状態」で「できるという手ごたえ」がある時点で練習を終えるように工夫するとよいのではないかと思うわけです。
なかなか練習の途中いい感じのところで打ち切ることは難しいと思います。
そこで、
- 練習のラスト一本を大切にする
- 練習の最後に気持ちよく達成感のある練習メニューを入れて終わる
というのはいかがでしょうか。
試してみた結果やその他アドバイスなどありましたら是非メッセージお待ちしています(^^)/
【余談】中学時代の走り高跳び県チャンピオンの先輩の言葉
中学の時、先輩に走り高跳び県一位の先輩がいました。
その先輩は大会では1m85cmというような記録を残しているのですが、練習では1m70cmや1m75cmの練習をとても多く行っていました。
当時先輩は
「クリアーする感覚を大切にしているのさ!アハハハハ(笑)」
と言っており、当時の私には理解ができなかったものですが、先輩も『できる!という手応え』を大切にしていたのかもしれません。
ではでは今回もおつきあい頂きありがとうございました。