スポーツ用品店に行ったら店員さんにまで『頭大丈夫ですか?』と言われ、「確かに頭は良くないけど・・・」なんて思った矢先
「あ、脳震盪の心配をしていただいていたのか!」と事態を飲み込むまでに数秒を要した齋藤です。
自分が倒れたことなんて忘れているくらい元気です!
そして噂の広がるスピードに驚きを隠せない今日この頃です。
さて、突然ですが問題です。
これはなんでしょう?
え!?
下手くそすぎてわからない??
正解は『ブレーキとアクセル』です。
マツダのCMを見ていて考えたこと、の前にまずは私の心をとらえたマツダの車について簡単に説明しましょう。(私はマツダ車に乗っていませんが・・・)
「人間をどこに配置するか。それによってエンジンやタイヤ、キャビンといったクルマの構成が変わります。人間を中心に考えれば、アクセルやブレーキ、ステアリングも自然な場所に置けるので操作がしやすくなる。そして安全性の向上にもつながる。その時、これはマツダが伝統的に追究してきた“人馬一体”の走りとつながるのではないかと気づいたのです」。
~中略~
“人間の特性に操作ユニットの特性を合わせる”こと。「足の姿勢をラクに保つため、かかとは床につけることを基本と考えています。すると足首の動きは、かかとを支点とした上から下への回転運動となります。マツダでは、下に支点があるオルガン式アクセルペダルを採用し、足首とペダルの動きが一致したスムーズな操作を実現しています」。
また、オルガン式アクセルペダルは長距離を走っても足が疲れにくい、という効果があります。
(マツダホームページより抜粋)
さて、相変わらずわけのわからない話をしやがって!
となる前にまとめていきましょう。
マツダの車に込めた思いから感じた二つのこと
① ブレーキは踏みやすい。
② 長くアクセルを踏むには工夫が必要。
① ブレーキは踏みやすい
冒頭の絵にもあるように、ブレーキはアクセルよりも幅が広く踏みやすいようにできているようです。(危ない時に幅が狭くて踏み外したら大参事ですからね)
そんなことを考えていた時にふと、人間の心もブレーキを踏みやすいようになっているんじゃないかなと思ったんです。
心のブレーキの代表格は「やらない理由さがし」
自主練習、キツイトレーニング、応援、挨拶、勉強などなど、やることはたくさんあるしできることもたくさんあります。
多くの子どもたちは「やった方が良いであろう」ことを認識していると感じます。(中には認識していない子もいますが)
「やった方が良い」ことを認識しつつも「やらない理由さがし」をして、心のブレーキを踏んでしまう。
そして「やらない理由さがし」から「なんとなく正当な理由」を見つけて自分を納得させてしまうわけですね。
② 長くアクセルを踏むには工夫が必要
マツダの説明にもあるように長距離でアクセルを踏み続けるというのは疲れます。
マツダはその『アクセルを踏み続ける疲労を軽減することで、より遠くまで行ってしまおうよ!』と言いたいのではないか・・・と私の思いは飛躍していくわけです。
アクセルを踏む、それは前進するということです。
スポーツでいえばそれは成長するということであり、「やった方が良いであろうこと」に取り組むということです。
そしてバドミントンにおいて「やった方が良いであろうこと」は弱点や欠点など自分の至らない部分に向き合う時間が多いでしょう。
そう考えると、バドミントンにおいてもアクセルを踏み続けて前進し続けようとするということは決して楽なことではないですよね。
マツダがアクセルを踏み続けても疲れない工夫をしているのと同じように、選手がアクセルを踏み続けても疲れない工夫を指導者がしていかなくてはいけないんですね。
踏みやすいブレーキではなく隣にあるアクセルを踏もうと思うためにも「踏みやすいアクセル」と「踏み続けても疲れないアクセル」が必要なのかもしれません。
マツダは
「アクセルを踏みやすくする」ことで、「もっと遠くまで走ってみなよ!」
と心に訴えかけてきます。
我々も
『「アクセルを踏みやすい環境を作る」ことで、「もっと上手になりたい!もっと強くなりたい!」と思って良いんだぜ!?』
と選手の心に訴えかけていきたいものですね。
アクセルを踏みやすい環境作りについてアドバイスがありましたら是非フェイスブックやツイッターなどでメッセージ等お気軽に連絡ください(^^)/
ではでは今回もお付き合いいただきありがとうございました。