動き出しスピードを高めるためには?〜まとめ〜

いつもバド×チェックをご覧頂いてありがとうございます。近藤です。

 

 

皆さんは、YONEX OPEN JAPANは観戦に行かれましたでしょうか?

東京在住の特権かもしれませんが、私は仕事の合間に予選と準決勝を見に行くことができました。

 

 

改めて感じたトップ選手の特徴は、「頭と軸がぶれない」です。

 

 

頭というべきか、目線というべきか。みなさん、首をななめに傾けてシャトル打ってみてください。

非常に難しいですよね(笑)もしくは、首を振りながらシャトルを打ってみてください(笑)

 

 

また、軸がブレないので、非常にリラックスできています。

 

 

動き出しや、相手のフェイント時に軸がブレる選手は、腕でバランスを補ったり、

頭も一緒にブレるので、見ててとても大変そうに見えます。

 

 

ラリーも非常に長いですし、スピードもあるなかで、少しのブレがスタミナを奪い、

その疲労の蓄積が瞬発力と判断力を奪っていきます。

 

 

改めて、頭、目線、軸をブラさない意識付けは重要だと感じました。

 

 

さて、今回は2ヶ月渡り考察してきた「動き出しスピードを高めるためには?」のまとめです。

これまでに考察してきたものをまとめていきたいと思います。

 

 

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動き出しスピードを高めるための科学的基礎(まとめ)

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①慣性の法則

外部から力を加えられない限り、静止している物体は静止状態を続けるわけです。

では、その外部からの力とは何か?

 

それが外的な力である「床反力」や「重力」、「摩擦力」でした。

 

 

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②基底面と重心

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「基底面」とは両足に囲まれた内面のことでした。その基底面の中に重心点が存在する場合は、「移動」は起こらないのでした。

 

「移動」するということは、不安定な状態を作り出すこと。つまり、基底面から外へ(進みたい方向へ)重心を出す、もしくは寄せることが必要でした。

 

つまり、シャトルの方向を判断したら、素早くそちらの方へ「重心」を移せるかどうかが非常に重要です。

 

冒頭でお話しした、頭や軸がブレないことが、素早い重心移動に必須となります。

 

スクリーンショット 2015-07-03 22.10.46基底面のイメージ図

スクリーンショット 2015-07-03 22.33.09赤丸が身体質量中心点。正確に言うと「重心点」ではないのですが、複雑化するため、この赤丸の箇所が進行方向に移動することが大事だと思って頂いていいと思います。

 

 

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③シンアングル

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床反力を進行方向に対して得るためには、力を加える方向が大事なのでした。

 

その方向を決定づけるのが「シンアングル」です。移動したい方向へ、「シンアングル=すねの角度」を作ります。

 

相手のフェイントなどにより、シンアングルを作るのが遅れてしまうと、トップ選手でも動き出しが遅れてしまいます。

IMG_1939

シャトルはネット前なのに、シンアングルはフォア奥を向いています。

IMG_1964リンダン選手の芸術的なシンアングル

 

 

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④移動速度は、身体重心点の移動速度で決まる。

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当たり前と言えば当たり前ですが、移動速度とは「身体重心点の移動速度」となります。

 

これを物理法則に当てはめると、加速度=力÷質量となります。

 

つまり、体重に対する絶対的な筋力を高めることが必要ということです。

 

 

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⑤リアクションステップとSSC

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加速度には、時間の概念が必要です。絶対的な筋力をどれだけ速く発揮できるかが勝負の分かれ道です。

 

そのために必要な力が、SSCとリアクションステップでした。

 

 

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シンプルなまとめ

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これまで、考察してきたものをズラーッと並べただけなので、わかりづらいかもしれません。

 

最後にシンプルにまとめると

 

「軸をブラさずに、素早くシャトル方向へ重心を移動させる能力、適切な方向へ力を発揮する身体操作能力、

絶対的な下半身の筋力、またそれを爆発的に速く発揮する能力、を養うことが必要」

 

ということです。若干補足するのであれば、その力を必要度に応じて、力の発揮をコントロールする能力といったところでしょうか。すべてのシャトルに全力で取りに行ってはバテてしまいますからね。

 

次回がこのシリーズ最後になりますね。

その強化方法の考え方や全体図、そして実際に行うトレーニングを一部にはなりますが、ご紹介いたします。

 

本日も最後までお読み頂いてありがとうございました。

 

 

 

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近藤 洋パーソナルトレーナー東京都練馬区『痛みと姿勢改善専門パーソナルトレーニングスタジオ コア・リファイン』オーナー

投稿者プロフィール

1978年11月1日生まれ
パーソナルトレーナー
東京都練馬区『痛みと姿勢改善専門パーソナルトレーニングスタジオ コア・リファイン』オーナー
二児の父親

《取得資格》
日本体育協会公認 フィットネストレーナー
バドミントン4級指導員
日本コアコンディショニング協会 アドバンストトレーナー・アスリートスペシャリスト
PHIピラティスマットⅠ&Ⅱトレーニングインストラクター
加圧トレーニングインストラクター
ランナーズフィジカルトレーナー
ランニングプロコーチ
NESAハートレートパフォーマンススペシャリスト
ランニングアセスメントスペシャリスト

《バドミントン経歴》
文京区立文林中学校
団体 関東大会ベスト8
個人 シングル東京都ベスト8

都立小石川高校
都大会に出場するも結果残せず…。

立教大学
関東大学リーグ4部→3部昇格
関東学生選手権B ダブルス優勝 シングルベスト8

高校卒業後から現在まで中学生・高校生を中心にバドミントンを指導
パーソナルトレーナーとして、一般の方〜アスリートまで運動指導する傍ら
バドミントン指導に情熱を注いでいます。

バド×チェックでは、
バドミントンを身体の使い方やトレーニングの観点から紐解いて、
皆様のレベルアップやご指導のお役に立てたらと思っています。
皆さんと同じようにバドミントン大好き人間です。
最近の悩みは息子がバドミントンではなくサッカーを始めたことです。
よろしくお願いいたします。

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