こんにちは。藤本ホセマリです。
先日行われた世界選手権大会で日本選手は銅メダル3個という素晴らしい結果がでました。おめでとうございます!
私もちょこちょこ世界選手権大会の試合をLIVEで見たわけですがやっぱり世界のトップの試合は凄いですね。よくまぁーあんな速いシャトルをほとんどミス無く狙ったり、拾ったりラリー出来るもんなんだなと思います。
それでもミスが多い方が負けてしまうんですね。本当に過酷な戦いだと思いました。
ミスショットを減らすというのはどの世代問わず選手にとっては大きなテーマですよね。もちろん毎回狙ったコースにきちっと入れば勝つチャンスもグッと大きくなるわけですから。
ではそもそもミスを減らすためにはどうすれば良いのでしょうか?
私なりに3つにまとめてみました。まず一つ目は
(ちょいと文章長めです。。。)
1、ショットの精度を上げる
先日の高校大学の先輩でもある理学療法士の片山さんともお話ししたんですが、ミスショットが多い選手にいくら体の使い方やコンディションを整えてもミスショットは減らないそうです。。。笑
つまり意識の問題なんだと。それを聞いて自分も納得しました。
私の経験上、ミスの少ない選手はショット1つ1つに対して自論がありますね。
「このショットはこう打つと入りやすいんですよ」
とか
「こう打てばミスが少なくなる」
と言った感じで。
だから感覚だけでプレーしている選手を見ていると調子の波が激しい人が多い感じがします。
一旦ミスを連発して焦ってしまうとどう修正して良いのか分からなくなり一気にダメになってしまうパターンが多いです。
これは、一概には言えませんが、感覚だけでプレーしている選手というのは
「運動神経は良いが、あまり考えてプレーしていない選手」に多いような感じがします。
例えばストレートスマッシュを打つ時に
①同じフォームで打つ(←正しいフォーム)
②同じ場所で打つ(→シャトルを捉える場所の意味)
③同じタイミングで打つ
④同じ力で打つ
この4つが守れれば、同じコースにシャトルは行くはずです。
射撃やアーチェリーと同じ感覚だと思います。(←たぶんですが)
難しさで言えば
←←←難しい
同じ場所 > 同じフォーム > 同じタイミング>同じ力
こんな感じでしょうか。
同じ場所で打つ難しさというのはフットワークの技術も含まれるので難しいと思います。
精密機械みたいなイメージで毎回同じ場所まで正確に体を運べたらかなりミスは減ると思います。
あと、基礎打ちや基礎練習で上記の事を意識して、ゲーム練習では考えなくてもできるようにする事がポイントです。
次に
2、環境や調子に合わせたプレーをする
いろいろな大会に出ていれば、シャトルの種類も違ければ、体育館の環境も違いますね。風が吹いたりもします。「今日はカットが全然入らない…」
なんて日もあるでしょう。
そんな状況の中でどのショットを選択するか?がポイントになります。
できるだけミスをしにくいショットを選択した方が良いわけです。
例えば…
シャトルが飛びやすかったり、追い風なのにクリアーやロビングばかり打ってしまい、ミスが連発
→この場合は相手にロブを上げさせてスマッシュを打つようにする。など。。。
得意のリバースカットが入らない…
→使わない方向で勝負しよう。
などなど。
もうこれは例を上げるとキリが無いのでここでは話しませんが、ミスが出にくいショットを選択することが大事です。
あとは経験値でカバーしましょう。笑。
3、打つ直前に修正する
1でお話しした通り精度を上げるのはとても大切ですが、なかなかそういう訳にもいかない場合があります。
そんなときは毎回打つ直前に「この当て方でショットが入るか?」って少し意識して下さい。
だいたいの人が打った瞬間に「あっ、ミスった!!」って分かる事多いですが、意識をする事で打つ前に入るかどうかが分かるようになります。
そうする事で「この場合だと入らないから打ち方を修正!」といった感じで無理をしない方向に修正できるようになります。
第三者的に試合などを見ていると「今のタイミングでスマッシュ打っても入らないやろ!」っと思う事があると思いますが、それを自分自身で感じるようにするイメージです。
これはかなり上級者向けですがぜひやってみてください。
他にもいろいろなミスをする要因はあると思いますが、この3つだけでも意識できればかなりミスは減ると思うのでぜひやってみて下さい。
とりあえず大事なのは集中力です。笑
ではまた来週。