地域で支えるスポーツ②~コミュニティスクールの3要素~
- 2015/7/27
- バド育♪, 日替バド定食
- コミュニティスクール, バド育
前回から「地域とスポーツ」ということをテーマにお話しを進めていますが、その中で出てきた「コミュニティスクール」とはなんぞや!の部分を簡単に説明します。
コミュニティスクールとは
- 学校と地域の人々が継続的に連携していくための仕組みを持った学校。ということです。
そして、
タイトルにあるとおり、コミュニティスクールには欠かすことができない3要素があります。
コミュニティスクールの3要素
- 学校
- 地域
- 家庭
コミュニティスクールを簡単にまとめると、学校と地域の人々が継続的に連携していく仕組みを持つために、学校をひらき、地域と家庭が一体となり子どもを育てる環境づくりといえるわけです。
なぜコミュニティスクールなのか?
という問いの答えがキーワードになるようです。
それは
子どもの成長には「学校・地域・家庭の3要素の安定」が必要だと考えられているからです。
さて、コミュニティスクールについての話はこのくらいにしておいて、「3要素」とバドミントンについて考えてみます。
3要素を中学生のバドミントンライフに当てはめてみると
- 学校・・・チーム(中体連のバドミントンは学校単位での出場)
- 地域・・・指導者(外部指導員や社会体育活動のクラブなど今回はわかりやすく指導者)
- 家庭・・・これはそのまま家庭ですね。
充実したバドミントンライフにはコミュニティスクール同様、3要素の安定が欠かせない!
というのが私の実感です。(そんなわけでコミュニティスクールは面白いと思っているわけですが。)
それは、『3要素が安定していない子どもは、表情が冴えない!』と感じたからです。
コミュニティスクールでは3要素が機能的に連携することですが、少しのことでバランスを崩してしまう危険性もあります。
学校部活以外でもバドミントンの環境が多分にある今、
代表的!?かどうかはわかりませんが例として、
- 部活顧問を信頼できず、学校(チーム)の練習や活動を無視して外部の練習に行かせてしまう。(家庭目線)
- 選手が自分の指導以外のものを優先するためモチベーションが低下する。(部活顧問目線)
- 強くしたい、期待が強いあまり、チームの練習を休ませる、特定の子どもだけを指導したい。(地域の指導者目線)
- うちの子がバドミントンで活躍できるわけないのに休みの日まで練習させないでほしい。(保護者目線)
- 強くしたいのに保護者が協力・理解してくれない。(指導者目線)
結果的に出てくるのが、
- 普段はチームの練習に来ないのに強いから団体戦には出場するってどうなの?(チームメイト目線)
などなどこれは上手くいっていない時に聞かれる言葉の一例です。
結構周りにある出来事ではないでしょうか?
そりゃ出れる子も出れない子も表情が冴えないわけだ・・・
それぞれが自分の立場からだけ物事を考えるとこうなっちゃいますよね(/_;)
こんな時に足りていないのは
『会話』
それも
『大人同士』
ではないでしょうか。
この場合、3要素においてそれぞれが「子どもの成長を願っている」ということは共通しているわけですから。
3要素を安定させることは、『全力でプレーできる環境づくり』と言えます。
皆さんの周りでの3要素は安定しているでしょうか?
次回は、3要素の話から地域で支えることと部活動との話(の予定)です。
ではでは、今回もお付き合いいただきありがとうございました。