オーバーヘッドストローク構築のためのスローインプログラム補足

いつもバド×チェックをお読み頂きましてありがとうございます。近藤です。

 

先日、埼玉県インターハイ予選へサポート校が出場していたため、サポートに行ってきました。

 

埼玉は、個人戦ベスト4まで進出すると、ここからリーグ戦に移行するという過酷な選抜戦が繰り広げられます。

 

ベスト4同士でリーグ戦を行いますので、当然、全試合激しいラリーが続き、セッティングやファイナル勝負という場面が多くなります。

 

「これは過酷だな〜」と選手を心配して見ていたのですが、お世話になっている先生曰く、「この過酷な条件を勝ち抜くぐらいではないと、全国に行っても戦えない」と。

 

確かに、どの試合も気持ちの入った激しい試合ばかり。とても良い経験でした。

 

また、東京ではほとんど見ませんが、試合会場にトレーナーさんが帯同し、試合間に選手のケアをしている学校もいくつかありましたね。こんな光景が徐々に増えてきて欲しいと思っています。

 

 

さて、前回までで、オーバーヘッドストロークを効率良く構築していく練習方法や、スローインプログラムをご紹介致しました。

 

 

今回はその補足です。

 

 

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ボールの種類によって、導きたい動きが変わる

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スローイングプログラムは、オーバーヘッドストロークに必要な身体の使い方を養うにはとても有効だと思います。その時に、ボールの種類とその特性について補足しておきたいと思います。

 

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大きい、もしくは重たいボールは、体幹部の動きを導く

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大きい、もしくは重たいボールは、両手で扱うようにしています。

 

そして、大きい、重たいボールを両手で扱うことによって、体幹部や下半身の力を使わざるを得ない状況を作り出すことができます。

 

また、重たいボールは特に、それ自体が重りとなってくれるので、振りかぶった時などに、筋にストレッチ効果を与え、肩の可動域を広げる効果があります。

 

ただし、筋力的に未熟な場合は、あまり重すぎないものを選んでください。

 

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肩の内旋・外旋、回内・回外などの回旋の動きや、しなやかさを導く時には、握れる小さなボールを使う

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大きいボールは、両手で扱う、もしくは握ることができないので、回旋系の動きを導くことができません。

 

また、大きいボールは同じ理由で、「末端を体幹の動きから遅らせる」ような加速に必要なムチ様のしなやかな力発揮を利用することができません。

 

ですので、そのような回旋やしなやかさを導きたい時は、握れるような小さいボールを使います。

 

どの動きを導きたいかによって、上手く使い分けることができると、とても効率が良いと思います。

 

最後に、トップ選手である、私も大好きなリン・ダン選手のオーバーヘッドストロークを考察してみたいと思います。

 

IMG_0082

注目して頂きたいのは、しっかりと肩甲骨を寄せているところもありますが、右腕と左腕がまったく逆の動きで綺麗にバランスをとっていることです。

 

左腕が内旋、右腕が外旋、雑巾絞りのように力を貯めているのだと思います。

 

IMG_0084

 

これからまさにインパクトする直前ですが、右手の平が上を向いています。

 

恥ずかしながら、つい最近気がついた動きです。これは、左腕と右腕と逆の動きをすること以外に、「角運動保存の法則」を上手に利用しているのだと思います。

 

フィギュアスケートの選手が回転する場面を思い浮かべてみて頂きたいのですが、腕を広げて回りだし、その後腕を小さく畳むと、回転が速くなるのを見たことがあると思います。スピンジャンプする時もそうですね。

 

インパクトする瞬間に手の平を上に向けることで、脇を締め、回転半径を短くし、大きな動きで生み出したパワーをスピードに変換しているのがわかります。

 

「物体を加速させる」というのには、やはり技術が必要だと思います。

 

特に、質量の多い体幹部から力を発揮すること、ハンドリング、ラケットと反対の腕の力の利用、といったところが盲点になりやすいところでもあり、重要なところではないでしょうか?

 

今回も最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。

 

次回からは、これも大きなテーマになりますが、「動き出しの質」について考察していきたいと思います。

 

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近藤 洋パーソナルトレーナー東京都練馬区『痛みと姿勢改善専門パーソナルトレーニングスタジオ コア・リファイン』オーナー

投稿者プロフィール

1978年11月1日生まれ
パーソナルトレーナー
東京都練馬区『痛みと姿勢改善専門パーソナルトレーニングスタジオ コア・リファイン』オーナー
二児の父親

《取得資格》
日本体育協会公認 フィットネストレーナー
バドミントン4級指導員
日本コアコンディショニング協会 アドバンストトレーナー・アスリートスペシャリスト
PHIピラティスマットⅠ&Ⅱトレーニングインストラクター
加圧トレーニングインストラクター
ランナーズフィジカルトレーナー
ランニングプロコーチ
NESAハートレートパフォーマンススペシャリスト
ランニングアセスメントスペシャリスト

《バドミントン経歴》
文京区立文林中学校
団体 関東大会ベスト8
個人 シングル東京都ベスト8

都立小石川高校
都大会に出場するも結果残せず…。

立教大学
関東大学リーグ4部→3部昇格
関東学生選手権B ダブルス優勝 シングルベスト8

高校卒業後から現在まで中学生・高校生を中心にバドミントンを指導
パーソナルトレーナーとして、一般の方〜アスリートまで運動指導する傍ら
バドミントン指導に情熱を注いでいます。

バド×チェックでは、
バドミントンを身体の使い方やトレーニングの観点から紐解いて、
皆様のレベルアップやご指導のお役に立てたらと思っています。
皆さんと同じようにバドミントン大好き人間です。
最近の悩みは息子がバドミントンではなくサッカーを始めたことです。
よろしくお願いいたします。

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