いつもバド×チェックをお読み頂きましてありがとうございます。近藤です。
今回は、前回の続きです。
オーバーヘッドストレロークを無理なく習得していくためには、投動作の発達段階と合わせると効率的ではないか?という考察をしているのでした。
投動作の発達段階
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投動作発達段階③と合わせたフォーム作り
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投動作発達段階③は、肘と肩を後方に引く動作と体幹部の回旋が加わります。
これをバドミントンの練習と合わせると以下のような練習になります。
ポイントは、下半身は前を向いていることです。
下半身は正面を向けたままにすることによって、上半身を回旋させる感覚をしっかりと養います。腹斜筋というお腹を捻るための筋肉をしっかり使います。
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投動作発達段階④と合わせたフォーム作り
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投動作発達段階④は、「投げ手側と同じ足を、投げると同時に前方向へステップさせ、体重を移動させる」です。
これをバドミントンの練習と合わせると以下のようになります。
ここで初めて、半身になります。
体重移動を教えるのにとても苦労していたのですが、この練習を取り入れてからはとてもスムーズです。
しっかり右足を踏み込ませるように促すと、力強く体重移動できます。
もう一つ注目は、この段階では体重移動がメインであり、上半身の回旋は使っていないことです。ここを分けることによって習得をよりスムーズにします。
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投動作発達段階⑤と合わせたフォーム作り
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投動作発達段階⑤は、「投げ手と反対の足のステップが入り、軸足により体重が乗った段階から体幹部を回旋させる」です。
これをバドミントンの練習と合わせると以下のようになります。
ポイントは、後ろ足を残したまま体重移動と体幹の回旋を行うことです。
発達段階の④では、右足→右足で体重移動を起こしましたが、今度はこれを右足→左足でもできるようにしていきます。
この段階を飛ばして、シザーズジャンプを教える場面をよく見ます。また、シザースジャンプまではいかなくても、「打った後は足を前に出す」と教えることがあると思います。
それ自体はその通りなのですが、この段階⑤をキチンと習得していないと、上半身の捻りが上手く使えず、「シザースジャンプ」や「打った後は足を出す」の習得が進まない場合が多い気がします。
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投動作発達段階⑥と合わせたフォーム作り練習
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投動作発達段階⑥は、「振りかぶり動作が入り、軸足により体重が乗った段階から投げ始める」
バドミントンにおいては、両手で大きく振り被ることはないのですが、私はこれを「左手の利用」としてこの段階を捉えています。(右利きの場合)
効率良く力を伝達するためには、左手の利用は必須です。
これをバドミントンの練習に合わせると以下のようになります。
(シャトルを打ってる動画ではなくてすみません)
右手に左手を添えた状態で、ラケットを引いていきます。
左手を、プールで水をかくように、右手と同じ円運動をさせていきます。できるだけ、大きくすることで体幹の意識が自然と強まりますし、この左手が、スウィングスピードの加速に大きく貢献します。
「こんな大振りでは、ラリースピードが速くなったら、通用しないだろう」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私は必ず「大きく振るように」と指導します。これに対する答えは次回に回したいと思います。
このように、投動作の発達段階と合わせてフォームを習得していく練習と、スローイングプログラムによって、身体の使い方を並行して練習していくことで、スムーズにオーバーヘッドストロークが習得できるのではないでしょうか?
次回は、スローイングプログラムについて、いくつか補足と練習のバリエーションをご紹介させて頂きたいと思います。
本日も最後までお読みいただきましてありがとうございます。