オーバーヘッドストロークの段階的構築のための練習①

いつもバド×チェックをお読み頂きまして、本当に有難く思っております。近藤です。

 

 

バドミントンを楽しむために、最初のオーバーヘッドストロークを正しく身につけるということは非常に大切だと思います。

 

 

指導者の方でしたら、同意して頂けると思うのですが、クセがついてしまったオーバーヘッドストロークを直すのは、非常に難しく感じています。

 

 

できるだけ初期の段階で、できる限り簡単に、誰が教えても、正しくオーバヘッドストロークを身につけて頂きたいと切に願っています。

 

 

オーバーヘッドストロークの原点は投動作にあり!ということで、オーバーヘッドストロークをスムーズに身につけるため、正しいフォームを身につけるため、バドミントンプレイヤー用スローイングプログラムをご紹介してきました。

 

 

今回は、シャトルを実際に打つ練習方法です。

 

 

 

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オーバーヘッドストローク構築を投動作の発達に合わせてみる

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ボールだけ投げてれば自然にシャトルが打てるわけではありませんので、ボール投げのフォーム作りと、シャトルを打つ練習を並行して行っていきます。

 

 

 

今回は、どのように段階的にオーバーヘッドストロークを身につけさせるかをご提案させて頂きたいと思います。

 

 

 

ここで思い出して頂きたいのが、下記の投動作の発達過程です。

IMG_0070

 

①手が常に身体の前にあり、わずかな手と肘の伸展だけで投げる

②上体の前後の動きと手と肘の伸展だけでボールを投げる

③②の段階に肘と肩を後方に引く動作と体幹部の回転が加わる

④投げ手側と同じ足を、投げると同時に前方向へステップさせ、体重を移動させる

⑤投げ手側と反対の足のステップが入り、体重移動しながら体幹部を回転させる

⑥⑤に振りかぶり動作が入り、軸足により体重が乗った段階から投げ始める

 

 

初心者や変なクセがついてしまった方を教える時は、この投動作の発達に沿ってシャトルを打つ練習をすると、非常に教えやすいのではないかと思っています。

 

 

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投動作発達段階①と合わせたフォーム作り練習

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投動作発達段階①は、手が常に身体の前にあり、僅かな肘の曲げ伸ばしと、手首の動きを使ってボールを投げる段階です。

 

 

これをバドミントンに合わせると以下のような練習になります。

 

 

打点を安定させるために、肘の位置が重要になります。

 

 

教科書的に言えば、正しい肘の位置は「肩甲骨のゼロポジション」ですが、専門家でない方が、肩甲骨のゼロポジションと言われても非常にわかりずらいと思います。

 

ここで活きてくるのが「スローインプログラム」なのですが、ゼロポジションとは、サッカーのスローインのような投げ方(オーバーヘッドスローイング)で、ボールを離す位置です。

 

そこが、肩甲骨のゼロポジションであり、その人が一番力を出しやすい肘の位置となります。

 

肘が下がってしまったり、肘を伸ばし過ぎたりしないように教えてあげてください。

 

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見落としがちな、もう一点大事なポイント「グリップ」と「ハンドリング」

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イースタングリップにすることはもちろんなのですが、この時点で「ハンドリング」も一緒に教えてしまったほうが良いと思っています。

 

ハンドリングとは、手のひらの中でグリップを自由に転がせるようにして、指や手の平の形でグリップを操作する技術です。

 

この練習の時には、ラケットにシャトルが当たる瞬間までは、グリップを握り込まないで、余裕を持たせておきます。

 

そして打つ瞬間に、手首の「回内」と「尺屈」と同時に握りこむようにします。

 

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なぜグリップを握ったままにしてはいけないのか

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イースタングリップを教わると「ギュッ」握ったままにしちゃうことが多いです。

 

 

「ハンドリング」は少し高度な技術かもしれませんが、グリップをしっかり握ってしまうと、手首が硬くなってしまい、ラケットを真っ直ぐ振り下ろすために必要な「尺屈」や「回内」という手首の動きがやりづらくなってしまいます。

 

 

最初の段階で、ハンドリングも一緒に教えた方が良いと思っています。

 

 

「ハンドリング」の詳細が気になるところではあると思いますが、まだ確信がとれていない事象もありますので、もう少し色々な先生方に聞いたり、研究してからご提案させて頂きたいと思います。

 

 

今の段階では、

・あまりしっかり握らない。

・打つ瞬間に握り込めるように余裕を持たせる。

・手首の「尺屈(ビンの蓋をあけるような小指側に横に曲げる動き)」や「回内」が窮屈にならないようにする。

 

 

そう認識しておいて頂けたらと思います。

 

 

長くなってしまったので、あともう一つだけ。

 

 

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投動作発達段階②と合わせたフォーム作り練習

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投動作の発達段階その②は「上体の前後の動きと手と肘の伸展だけでボールを投げる」です。

 

これをバドミントンの練習に合わせると以下のようになります。

 

 

前述のものよりも、肘の振りかぶりを大きくしています。

 

 

ポイントは、肘の振りかぶりを大きくする以外は、まったく同じということです。

 

 

動画では、上体が動いていませんが、肘の振り上げに合わせて、上体を反らせてもいいと思います。

 

 

これも、サッカーのスローインのようなオーバーヘッドストロークとまったく一緒です。

 

こんな感じで段階的に構築していくと、スムーズにオーバーヘッドストロークを習得できるのではないでしょうか?

 

次回は、残りの4つをご紹介したいと思います。

 

本日も最後までお読み頂きましてありがとうございました。

 

 

 

 

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近藤 洋パーソナルトレーナー東京都練馬区『痛みと姿勢改善専門パーソナルトレーニングスタジオ コア・リファイン』オーナー

投稿者プロフィール

1978年11月1日生まれ
パーソナルトレーナー
東京都練馬区『痛みと姿勢改善専門パーソナルトレーニングスタジオ コア・リファイン』オーナー
二児の父親

《取得資格》
日本体育協会公認 フィットネストレーナー
バドミントン4級指導員
日本コアコンディショニング協会 アドバンストトレーナー・アスリートスペシャリスト
PHIピラティスマットⅠ&Ⅱトレーニングインストラクター
加圧トレーニングインストラクター
ランナーズフィジカルトレーナー
ランニングプロコーチ
NESAハートレートパフォーマンススペシャリスト
ランニングアセスメントスペシャリスト

《バドミントン経歴》
文京区立文林中学校
団体 関東大会ベスト8
個人 シングル東京都ベスト8

都立小石川高校
都大会に出場するも結果残せず…。

立教大学
関東大学リーグ4部→3部昇格
関東学生選手権B ダブルス優勝 シングルベスト8

高校卒業後から現在まで中学生・高校生を中心にバドミントンを指導
パーソナルトレーナーとして、一般の方〜アスリートまで運動指導する傍ら
バドミントン指導に情熱を注いでいます。

バド×チェックでは、
バドミントンを身体の使い方やトレーニングの観点から紐解いて、
皆様のレベルアップやご指導のお役に立てたらと思っています。
皆さんと同じようにバドミントン大好き人間です。
最近の悩みは息子がバドミントンではなくサッカーを始めたことです。
よろしくお願いいたします。

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