皆さんこんにちは。
西澤です。
今回は半月板の損傷の種類と機能。
まずはこちら。
様々な壊れ方があるのがみてわかります。
中でも多いのが縦断裂。
ちなみに年齢などにもよりますが、高齢者の場合は水平断裂や、変性が多いです。
半月板損傷にロッキングという症状があります。
これは欠けた半月板に、はまってしまい関節運動が妨げられてしまい膝が伸びなくなってしまうことをいいます。
半月板がすり減り、変形性関節症になる可能性もあります。
もちろん半月板は消しゴム同様、擦れれば再生能力は乏しいもの。
大事にしたいものですね。
ちなみに下の列はかなりよろしくない状態。
摘出(オペ)が望ましくなります。
近年では内視鏡が普及し復帰も早くなりました。
ですが、早すぎる復帰は膝に浮腫や疼痛の出現に繋がり注意が必要となります。
特に人に伸ばして貰えば伸びるのに自分で伸ばそうとしても伸びないような状態があります。
これをextension legといい、膝を伸ばす筋肉に問題発生の可能性が高いです。
ちなみに、先ほど述べたように手術をする前に膝が何かにハマったように伸びなくなるようなロッキング症状とは異なります。
膝伸展の筋肉の中でも内側広筋が特に必要となります。
なぜかと言うと、膝伸展の最後のフィニッシュの時に働く為です。
ですが意外とこれ鍛えておいても伸びない人もいます。
これはおそらく、膝蓋腱周辺に癒着や、瘢痕といった組織変性が起こる為だとも言われいます。
次回は簡単なホームエクササイズをいくつかお送りしたいと思います。
ではでは。