皆さんこんにちは。
西澤です。
今回はひざ関節の半月板について記事を書いてみようと思います。
どのスポーツでも起こりうるアクシデントで多い半月板。
ちなみに私の診療所でも結構な方が半月板を損傷、もしくは切除してしまった方が多くいらっしゃいます。
そもそも半月板ってどうなっているの?
ということですが片足に内側と外側に一つずつ存在しており、
内側はC字状、外側はO字状になっていて真ん中に行くにつれて薄くなっています。
そして大腿脛骨関節の動きや荷重分散の手助けをしています。
また、内側と外側で働きも異なります。
そして、この文献によると
内側は主に内側側副靭帯の最新層部に存在する大腿半月靭帯と半月脛骨靭帯というものに結合しています。後ろの方では半腱様筋が付着。
外側は特に靭帯とは接合しておりません。
ですが後方で膝窩筋という筋肉がついている場合があります
また内側と外側で付いている幅が違ってきます。
そんなところから内側のほうが可動性が乏しい。
ということで簡単にまとめると・・・
1.内側はC字状、外側はO字状
2.大腿脛骨関節(膝関節)の安定性向上
3.膝を曲げるときは後ろへ、伸ばすときは前のほうへ可動。
4.内側だけ靭帯とくっ付いている。
5.内側のほうが動く量が少ない。
6.内側は後ろに半腱様筋、外側は人により後ろに膝窩筋が付着する場合がある。
ではではなぜ切除する方が多いのか。
半月板は栄養を受ける血管が少なく特に真ん中は関節包内ということもあり、一度損傷すると自然治癒力が低いんです。
その為、損傷の種類にもよりますが切除に至る場合が多いです
辺縁部のように血管が多いところであれば、修復可能な場合もあります。
もちろん手術をしない方も中にはいらっしゃいます。
主治医の先生の見解によりますね。
よく相談されるのが一番ですね。