ドイツオープン2015 池田信太朗/ロバートブレア vs 早川賢一/遠藤大由

http://youtu.be/jrj7eMx9p4o

池田信太朗、新パートナーと注目のデビュー戦!!

こんにちは。くさまおです。

今回は池田信太朗選手が新パートナー、ロバートブレア選手(スコットランド)とペアを結成し、挑んだ初陣であるドイツオープン1回戦の動画解説です。対戦相手はなんと池田選手の実業団の後輩でもあり、且つ今大会の第2シードと今や世界屈指の実力者ペアである早川賢一・遠藤大由組です。実戦ブランクのある池田選手が新たなパートナーとどんな戦いを見せてくれるか楽しみですね。

まずは予備知識ですが、ロバートブレア選手は33歳で世界ランキング最高位はMD20位、MIX11位という実績の選手です。動画を見ると大柄ですが、ボディー回りの細かい球捌きも上手く、そんなにアタック力があるという印象はありませんが、ミスが少なく安定したプレーが特徴だと感じました。また、ミックスの名手らしく相手コートの空きスペースへの配球が巧いです。一方の池田選手もブランクを感じさせないキレのある動きから、ストイックにトレーニングを積んで参戦していることが窺えます。また、ペアを組んでの練習は僅か2時間程度という情報もありますが、そんな風には到底見えないほどコンビネーションは良かったと思います。さすがは経験値の高いダブルスの名手同士ですね。

試合は初戦ということもあるのか、お互いのペアに硬さが見られ短いラリーの応酬となりますが、ポイントは接戦で進みます。立場的に絶対に負けられない早川・遠藤ペアはよりやりにくいマッチアップですね(笑)11-10池田・ブレア組リードでインターバルを迎えますが、11-11の場面での微妙なジャッジに早川・遠藤組が少し気持ちが乱れたスキをついて池田・ブレア組がベテランらしく5連続ポイントを上げ16-11とリードします。その中で15分27秒のラリーではブレア選手の間の効いたロングサービスから池田選手が強烈なスマッシュを放ちます。また次のラリーでは、池田選手はハイバックから強いアタックを見せてポイントを奪います。これらのプレーから池田選手の仕上がりの良さが覗えますね。この後、早川・遠藤組も怒涛の追い上げで19-19としますが、22分47秒のこのゲームを決める最後のラリーでは池田選手がショートサービスから相手のサーブレシーブを上体を巧く反転させてドライブを沈めるとブレア選手も上から強いドライブ叩き込み21-19でこのゲームを先取します。

2ゲーム目に入ると早川・遠藤組がサーブ場面からネット前へのプレスを速くして攻撃的にラリーを進めます。これに池田・ブレア組は少し反応が遅れミスが出ます。11-5早川・遠藤組リードでインターバルを迎え、その後、池田・ブレア組もスピードに対応しだし12-13までポイントを詰めますが、早川・遠藤組は池田選手へのロングサービスで前後への揺さぶりを入れてゲームの主導権を渡しません。また、ネット前へのスピードが速いためブレア選手もレシーブのリターンコースが見つからずリターンのネットミスが増えてしまいます。18-12と早川・遠藤組が6連続ポイントを上げると、最後まで攻撃の手を緩めず、21-16で早川・遠藤組がこのゲームを取り返します。

勝負のかかったファイナルゲームは序盤一進一退の展開となり4-4で始まります。この中で池田選手は巧みな技で魅せてくれます。まず、46分40秒のラリーでは右サイドのリアコートからフロントコートへ絶妙なタメを作りながらリバース面を使いストレートへ連続アタックを放ってポイントを奪います。また、49分20秒のラリーでは、プッシュと見せかけてネットへ落とし、次の相手のクロスリターンを読み切りシャットアウトしてポイントを上げます。

緊張感のあるゲーム展開の中、5-4早川・遠藤組リードの場面で摩訶不思議なポイントが早川・遠藤組に入ります。私が見る限り主審の誤操作だと思うのですが、何のラリーもなく早川・遠藤組に1ポイント追加され6-4となってしまいます。ファイナルゲーム序盤の主導権争いの中でこのポイントは池田・ブレア組にとって痛すぎます(苦笑)また、ここから早川・遠藤組は池田選手とブレア選手のレシーブの癖を見抜いたのか巧妙に逆コースを突きアタックを決めポイントを重ねていきます。11-6早川・遠藤組リードでインターバルを迎え、その後も早川・遠藤組はスピードを落とさず攻撃的に出ると、池田・ブレア組も空きスペースへ逆転のリターンも放ちますが、結局、早川・遠藤組の攻撃が勝り21-15でこの試合の決着をつけました。

敗れはしましたが、ブランクや新パートナーとの初陣だということを考えると、池田・ブレア組は大健闘だと言えるのではないでしょうか。来週のスイスオープンにも参戦するということですので、そこでのプレーが楽しみですね。池田選手はプロですから善戦は意味が無く、結果が全てという厳しい立場だと思います。34歳とベテランですが、今回のプレーは間違いなく第一線です。前例の無い夢へのチャレンジを一バドミントンファンとして私も応援したいですね。スイスでは日本人ペアと当たりませんように(^^;

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鈴木草麻生

鈴木草麻生元日本代表

投稿者プロフィール

元日本代表

■生年月日:1970年2月10日
■出身地:滋賀県
■経歴:比叡山高校~同志社大学~NTT関西~トナミ運輸~三菱電機(監督)
※元日本代表
■資格:日本体育協会公認コーチ、YONEXアドバイザリースタッフ
■ブログ:ぐるぐるパンチ(www.gurugurupunch.com

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