テニスの世界でBIG4といえば
フェデラー ナダル ジョコビッチ マリー のことだ
彼らは 10年以上にわたって世界のグランドスラムのタイトルを独占(44大会中39の優勝)してきた
ところが去年の全米オープンでの決勝に 彼らのいずれも登場しなかったのである
世界グランドスラム大会(全豪・全英・全仏・全米)でビッグ4のいずれもが決勝に登場しなかったのはなんと39大会ぶり、およそ10年ぶりの出来事だった
その決勝の舞台に上がったのが 錦織圭とマリンチリッチ
結果はご存知の通りチリッチの優勝、錦織準優勝でした(残念)
今現在開催中の全豪オープンでも現時点(1/23)まで錦織とともにBIG4も生き残っています
ところでバドミントンにおけるBIG4といえば
ピータゲード タウヒックヒダヤト リーリョンウェイ リンダン でしょう
しかし残念ながら ピーターとタフィーは 既に引退してしまいました
最近になって復帰したとは言え、リンダンも国際大会をお休みがちです
リーチョンウェイがひとり頑張っていてくれたような感じです
世界のトップ選手になるには大変なトレーニングの蓄積が必要です
まして世界ランク1位を維持するための努力たるや想像を絶するものがあります
スーパーシリーズだけに参加するとした場合でも 毎回決勝に残っていないとランキングを落とすことになりかねません
最高の試合を最後まで戦わないといけないわけですから その試合数だけでも他のTOP10選手の倍近い数をこなすことになります
非常に責任感の強い誠実な人物であることが想像されます
まして史上最長の199週連続の世界1位記録を継続していたのですから リーの体は悲鳴を上げていたことでしょう
世界選手権後のドーピング検査でA検体が陽性と判断され 後のB検体の検査でも陽性であることが11月初旬に発表されました
検出されたのはDexamethazoneと言われるステロイド系の有機化合物の一種です
リーチョンウェイは7月18日に小さな手術を受けています
その際にこのデキサメタゾンを使っていたようだと彼自身も認めています
この薬物の使用は手術の際の医師の判断で投与されたものであり、目的は抗炎症作用と免疫抑制作用を期待してのものだったとみられます
デキサメタゾンは多くの国では医師の処方で投与するものでそれだけ厳重管理されているといえるでしょう
また 投与後2週間経過するとほとんど残存していない薬物であると言われ、そのことを踏まえ世界選手権の前の手術を決断した様です
デキサメタゾンがドーピング違反の対象となるのは、大会期間中に使用されていたと判断された場合のみです
ですから前後に炎症を抑える目的で使用されていても何ら問題にはならないようです(あらかじめ届出が必要)
実際、世界選手権の直前に事前検査が行われた時点(8/15)では 問題はなかったと言われています
しかし、試合後の8月30日時点のA検体の検査では陽性になってしまった、、、、、不思議?
謎解きをするだけのデータが揃っているわけでもないので 私たちが結論めいたことを言うわけにも行きません
難しい問題でもあるので 少し時間をいただいて 次の回にこの話を持ち越させてください_(._.)_
話がしっぽ切れになったようで気が引けますが もう少し調べて慎重にと思いますのでご勘弁を(naogure)
参考 BWFホームページ Wikipedia 新聞各紙 ネットメディアMalaysiaYahoo など