子どもたちは理解してる?! クールダウンの重要性
- 2015/1/10
- 日替バド定食
あけましておめでとうございます!
といっても、もう9日…ですね(汗
トレーニング×ゴールデンエイジ担当丸山です。
みなさま、本年もよろしくお願いします。
さて、今回から数回にわたり練習後のクールダウンやウォームアップについてお伝えしていこうと思います。
疲労の回復を早めたり、成長痛などの障害を予防したり、次の試合や練習に万全な状態で臨んだりするためにも、クールダウンはとても重要なものです。
今回は「実際にクールダウンを実施する際に指導者が注意すべきこと」をテーマにお届けします。
たとえば、町クラブのコーチが目の前の子どもたちにクールダウンを実施したいと考えたときに、注意すべきポイントはどのようなものになるでしょうか。
まずおさえるべきは…
クールダウンのオーソドックスな順番かと思います。
【クールダウンの順番】
1.軽い数分間のジョギングで心拍数を整える
2.目を閉じて、ゆっくり深呼吸をして、リラックスをする
3.ストレッチ(腿の前、腿の裏、アキレス腱など)
4.パートナーストレッチ(腿の裏、肩もみ)
まず「ジョギングで心拍数を整える」のを軽視しないようにしてください!
激しい運動をしたあとに、すぐに止まってしまったりすると、それまで心臓のポンプ作用で全身に流れていた血液が、逆に急にポンプ作用が止まってしまったことで、心臓や頭に血液が戻らなくなってしまいます。
ときどき気持ち悪くなったり、頭が痛くなったりするのはこのためです。
なので激しい運動のあとは急に止まることなくジョギングをしながら心拍数を整えるようにしてください。
まずジョギングを行う1~4の順番が理想…
ですが、いかなる状況でもこの順番を律儀に守って子どもたちに実行させる必要はありません。
体育館の使用時間などもあり、練習後に十分にクールダウンをする時間がとれない…ということも少なくないと思います。
その場合は、軽いジョギングを数分間だけで終わらせて、その場で立って行える簡単なストレッチで、腿の前を伸ばしたり、腰を回したり、アキレス腱を伸ばしたりしてください。
ただし、試合後や練習後に時間がないからと自宅に帰ってからストレッチを行っても身体も筋肉もすでに冷えてしまっているので多くの効果は望めません。
ストレッチは運動をしたあとの身体が温まっている状態で行うともっとも効果があることを覚えておいていただけたらと思います。
…ということで、今回はこのへんで。