乳酸はエネルギー?! -アスリートに必要な運動生理学入門その5-

トレーニング×ゴールデンエイジ担当 丸山です

…寒い!!
今朝の気温は-11度でした…。みなさんお元気でお過ごしでしょうか?

引き続き、乳酸にまつわる内容です。
これまで、乳酸は疲労物質として考えられ、乳酸の蓄積にいいところは何もないと考えられてきました。
ところが、近年のスポーツ生理学では、乳酸について全く新しい考え方が生まれています。
以前、ご紹介した記事で少しふれましたね。
それは「乳酸は運動のエネルギー源だ」という考え方です。

実は乳酸の発生・蓄積はそれぞれの筋肉で別々に起こっているのではありません。
乳酸の蓄積しやすい筋肉から、乳酸を消費しやすい筋肉へと、乳酸が移動しているのです!

解糖系が発達し、乳酸を発生・蓄積しやすい筋線維が速筋線維で、逆に解糖系が弱く、酸化系が発達し、乳酸を蓄積させにくい筋線維が遅筋線維です。速筋線維で発生した乳酸は、遅筋まで運ばれ、遅筋線維が乳酸を酸化代謝して、エネルギーを作り出します。

見方を変えると、速筋線維にとって乳酸は蓄積させたくない不用品で、遅筋線維にとって乳酸は酸化してエネルギーを作るためのエネルギー源ということになるのです。つまり乳酸を移動させることで、エネルギー源として有効活用しているのです。

ということで、今回はこの辺で。

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