トレーニングと乳酸 -アスリートに必要な運動生理学入門その2-

こんにちは。トレーニング×ゴールデンエイジ担当 丸山です。
インフルエンザや胃腸炎の流行が気になる季節になりましたね。

前回、2つのエネルギー供給機構についてご紹介しました。
まとめるとこんな感じでしょうか。

【無酸素エネルギー供給機構=解糖系代謝】
■ 代謝に酸素を必要としない
■ 代謝のスピードが速く、すぐにエネルギーを作ることができる
■ 代謝の結果、最終的に乳酸が発生する
■ 作られるエネルギーの量は少ないが、すぐに作られるので、短時間の無酸素運動に重要

【有酸素エネルギー供給機構=酸化系代謝】
■ 代謝に酸素を必要とする
■ 代謝のスピードが遅く、エネルギーを作るのに時間がかかる
■ 乳酸は最終的に二酸化炭素と水になる
■ エネルギーの作られるスピードは遅いものの、大量のエネルギーを作ることができるので、長時間の有酸素運動に重要

全力疾走した後や、攻めの姿勢でガンガン攻撃的なプレイをした時、筋肉がカーッと熱くなったように感じたり、パンパンに張ったりしますね。その原因となる物質が「乳酸」です。筋肉に乳酸が蓄積することで、筋肉の中が酸性に傾き(pHが低下し)、筋肉の収縮が妨げられるのです。言い換えると、糖質でエネルギーを生み出し、全力で動いて、乳酸をどんどん蓄積させている状態です。この最中には脂質はほとんど消費されません。こういう書き方をすると、乳酸はかなりの悪者のようですね~。

逆に比較的落ち着いた状態(何と表現したらいいのでしょうか??)流している?淡々とプレイしている?時は、酸化系の代謝が優位になっています。実はこの時、代謝の第一段階である解糖系で代謝産物として発生した乳酸を、第二段階の酸化系で乳酸を酸化してエネルギーを作り出しているのです。全力の動きの間に蓄積された乳酸をいかに消費するかが、次の爆発的な動きのために重要で、この間に不完全燃焼の産物である乳酸を除去させることが疲労回復のためのポイントです

激しく動いたときに発生した乳酸を効率よく除去するにはどうすればいいのでしょうか?
次回はそのあたりのお話をしようと思います。

アイキャッチの画像は職場の秋の風景です。
この秋はどこにも出かけずじまいでしたが、毎日職場で見事な紅葉が楽しめとても癒されました。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事



空白

空白
ビットコイン取引高日本一の仮想通貨取引所 coincheck bitcoin
空白

空白

空白

広告

ページ上部へ戻る