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グリップの太さは、どのくらいがちょうどよい?(基礎レベル編)
- 2019/1/28
- バド♪Remaking, 日替バド定食
こんにちは。樋口です。
スマッシュにスピードが出ない、バックハンドが上手く握れないなど、その原因グリップの太さかもしれません。
今回は、基礎レベルにいらっしゃるプレーヤーのかたを想定して、汎用的なグリップの太さについて、考えてみます。
最後までお付き合いのほど、宜しくお願い致します。
(ステージ1)
【結論】グリップを握ったときに、中指または薬指が、掌右下部分から5mm位離れているのがよい
手のひらや指の大きな役割の一つは、身体で発生させたエネルギーをラケットに伝えることです。
ですので、グリップが細すぎて、手、指とグリップの間に隙間が多くなれば、指が充分グリップの周囲に届いているため、ラケット面の向きの微妙な調整はしやすいです。
しかし、エネルギーが隙間から逃げてしまう分、ラケットに伝わるパワーが減ってしまいます。(スマッシュなどが遅くなる)
加えて、強く打つと手の中でグリップが回ってしまいがちで、コントロールに乱れが出たり、誤ったグリップが身についてしまうリスクもあります。
他方、太すぎると、エネルギーは伝わりやすいですが、指が充分にグリップ周囲に届かないため、指が担っている微妙なラケット面の向きの調整(コントロール)が難しくなってしまいます。
(サイドアウトやネットミスが増えてしまう)
よって、上記中間的な性質をとって、中指と薬指が手のひら右下から5mm位離れるのが適正と考えます。
(ステージ2)
【調整方法】
太くするのは、薄いスポンジテープ(「アンダーラップ」)やグリップテープを巻いて調整、細くするのは、グリップを削ったりするが、自己責任
太くするのは、比較的簡単で、グリップテープを巻けばそれで足ります。
グリップテープには、厚いものから極薄までありますので、調整は可能です。
(またはグリップテープの下に「アンダーラップ」というスポンジテープ(ラケットショップ等にあり)を巻く)
他方、細くするには、元々あるグリップテープを剥がしたり、グリップを削ったりなどが必要になりますが、あくまで自己責任になります。
(事故などがあっても保証はされません)
【その他】
◎滑り止めのひだがついた通称「凸凹(でこぼこ)グリップテープ」は、ひだの高さ分、太くなりがちです。
◎グリップテープは使い込んでいるうちに、材質が収縮して細くなってきがちです。定期的に確認と調整するのが適切と考えます。
◎本コラムでは、あくまで基礎技術の段階のプレーヤーを想定いたしました。
基礎レベルを終了しているかたについては、ご自分の感覚で自由にカスタマイズされるのが適正と考えております。
基礎技術レベルにおいては、多様な技術の土台をバランスよく構築する必要があるため、汎用的な指針が必要と考えております。
ご参考にどうぞです。
今回も最後まで、お読みいただきありがとうございました。
次回は、「バックハンドロブで打球が上がりにくい。どうすればよい?」です。
※指導で、実際に有益な効果があがったことを確認の上で、報告しておりますが、技術の答えは、一つではないと考えております。他の指導法を否定する意図はございません。その点ご理解の上でお読み、お試しくださればありがたいです。
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