上打ち(オーバーヘッドストローク)回内動作(右腕の左捻じり)の構築

こんにちは。樋口です。

バドミントンの上打ちを始め、フォアハンド系のストロークは、右腕(手首〜肘;前腕)を左に捻る「回内動作」という動作が不可欠です。

これを初心者の内に漏れなくやるようにしないと、後で、振り癖などがついてしまい、矯正に非常に苦労することになってしまいます。

今回は、バドミントンの基本の「キ」である「回内動作」の構築(と矯正)方法について、まとめてみました。
最後までお付き合いのほど、宜しくお願い致します。

 

(ステージ1)
【身体側で発生した全ての力を、シャトルに伝える右腕の捻り動作】

上打ち(オーバーヘッドストローク)のスイング構造は非常に複雑で、大別で3動作

①右腕の左捻り(前腕回内動作)
②右腕の縦旋回(肩支点)
③胴体(体幹)の左旋回

詳細には約8動作が連結されています(ハイブリッド状態)。

この内の上記①は、残り②③を合わせたパワーを、右腕の捻り動作でシャトルに伝えるのが重要な役割の1つになります。

 

(ステージ2)
【実際の動画】

回内動作 回内動作1 回内動作2 回内動作3 回内動作4 回内動作5 回内動作6 回内動作7

 

(ステージ3)
【回内動作の原理と役割】

下記の図のように、グリコの腕の挙げ角度が、肩関節の構造上、肩にとって一番負担が少なく、パフォーマンスが高いと言われています(肩の「ゼロポジション」)。

腕の縦旋回3

これに、手首とラケットシャフト(棒)でできる角度が約90度になることにより、腕の捻り動作が入ると、ラケットはプロペラや団扇と同様に、手首の周囲を旋回する動作が発生します。

これでシャトルを弾き飛ばしますが、インパクトの際に手首まで伝わってきていた、胴体の左旋回や腕の縦旋回などで発生した全エネルギーも同時にシャトルに伝えます。

これにより重さや速さが加わった大きなパワーにより、シャトルが高速で飛行することになります。

 

【その他】

①【重要】この回内動作を行う際に、フォアハンドグリップの握り方に数ミリでも狂いがあると、打球はあらぬ方向に飛んでしまうことになります。下記で確認を強く推奨いたします。

(→「いまだから改めて考える「フォアハンドグリップ」の握り方」2016/5/30コラム)

②バドミントンはシャトルが非常に軽い分、体勢が崩されてピンチを凌ぐ際、回内だけでも速めの球で弾き返せます。

③これは「投球技術」に属するものですので、野球の投球、テニスのスマッシュやサービス、ハンドボールのシュートなど、個々の競技特性により細かい違いはあるものの、基礎原理部分(回内動作、腕を挙げる角度など)は同じです。

[参考:]

1)  回内動作とは?

2)運動連鎖とは?

今回も最後まで、お読みいただきありがとうございました。

次回は、「上打ち(オーバーヘッドストローク)上半身のスイングフォームの構築(右腕の縦旋回動作(縦振り)+回内動作(腕の左捻じり))」です。

※指導で、実際に有益な効果があがったことを確認の上で、報告しておりますが、技術の答えは、一つではないと考えております。他の指導法を否定する意図はございません。その点ご理解の上でお読み、お試しくださればありがたいです。

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バド技術コラム「バド♪Remaking」の内容を実際に講習会でおこなっています。
ご興味のあるかたは、下記のリンクをご参照ください!

フェイスブック:https://m.facebook.com/groups/314503432652620
ウェブサイト:http://badlesson.blog.jp/

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樋口 孝雄バドミントン技術研究・指導者(フリーランス)

投稿者プロフィール

バドミントン技術研究・指導者(フリーランス)
1966年2月4日生
東京都国分寺市在住
実践学園高等学校 女子バドミントン部ヘッドコーチ
平成29年度全国中学生大会神奈川代表コーチ

競技歴:1982~2001年
指導歴:2002年~

私のバドミントン生活は高校から始まりました。運動系全般が苦手な私でしたが、何かスポーツをやりたくてバドミントン部を選びました。
当時、技術指導者はいませんでしたので、仲間よりワンテンポ遅れてしまう自分が、どうしたら理論的に技術が身につくかを、常に考えるようになっていました。この頃の背景がベースになり、今の私の技術指導スタイルが確立されたといえます。

元来、教えることが好きなこともあり、十数年前に小学生の指導を始めました。時間が許す限り、バドミントンのみならず、他競技のDVDや書籍etc.情報を集めては分析・検証し、よりシンプルでわかりやすいスキルアップ方法とは何か、知識と経験を積み上げてきました。現在は、技術指導者のいない中学生を中心に、学齢前から成人までのサポート活動をしております。

同じ指導でも、すぐ体現できる人もいれば、時間のかかる人もいます。指導する側にも、個性を生かした工夫が求められていると、身につくまでの道のりが遠かった私自身の体験から、感じています。

これまでの蓄積と、今後のさらなる追求を少しでも共有でき、特にお悩みを抱えている方々の微力ながら、お役に立つことができれば幸いです。
よろしくお願いいたします。

競技歴詳細:

東京都立小平西高→法政大学バドミントン同好会72

主催指導活動:

「癖動作矯正指導法」研究及びレッスン
→(http://minton.blog.jp/archives/306166.html)
西国分寺バドレッスン for 中高生 代表者
→ (https://minton.jp/Group/detail/158)
バドミントンNPO団体 東村山フリューゲルス代表者

外部指導活動(東京都内):

実践学園高等学校 女子バドミントン部ヘッドコーチ
平成29年度全国中学生大会神奈川代表コーチ
堀越高等学校 男子バドミントン部
練馬区立中村中学校
東久留米市立中央中学校
他中高計8校、一般3団体

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