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上打ち(オーバーヘッドストローク)スイングフォーム構築(&矯正)のコツ(ステージ1:脚の入替なし編)
- 2018/7/23
- バド♪Remaking, 日替バド定食
こんにちは、樋口です。
今の時期、部活動やジュニアや大人のクラブにおいて、初心者が入ってきて、しばらく経った頃ではないでしょうか?
この時期にしっかりと上打ち(オーバーヘッドストローク)のフォームを学ぶことは非常に大切なことです。
前々回(回内動作)、前回(上半身全体)に続き、今回は第3弾で「全身運動」になります。
じっくりと、上打ちスイングフォームの全身フォームの基礎について、考えてみたいと思います。
最後までお付き合いのほど、宜しくお願い致します。
(ステージ1)
【素振りによるスイングフォームの構築が重要】
上打ち(オーバーヘッドストローク)のスイング構造は非常に複雑で、大別で3動作(①右腕の左捻り(前腕回内)、②右腕の縦旋回(肩支点)、③胴体(体幹)の左旋回)、詳細には約8動作が連結されています(ハイブリッド状態)。
ですので、初心者が最初に学ぶには敷居が高いといえるのですが、上打ちがラリーのメイン動作であるバドミントンでは、早い時期に習わないと始まらない事情があります。(これがバドミントンを難しくしている要因の一つと考えています。)
この複雑な上打ち動作を構築するには、素振りがとても有効です。
打球をしない分、フォームの構築に集中できるからです。
練習の冒頭あたりに、毎回数分入れて戴くだけでも、綺麗なフォームの構築、固定を大いに期待できます。
(ステージ2)
【実際の動画】
【備考】
このフォームができましたら、第4弾として、次はゆっくりと足(左右骨盤)を入れ換える、バドミントン特有の基本フォームへと進みます。
足を入れ替える目的は、打球後の移動(フットワーク)をなるだけ速くするために、スタートしやすい姿勢を打球動作中に同時進行で作ることにあります。
(バドミントンはシャトルの滞空時間が短い競技なので、スイングしながら、小学校の運動会で言うところの「よーいドン!」の形をゆっくりと作ります。)
バドミントンは床からパワーをもらっています(床反力)。打球中に足を床から離し入れ換えることは、打球する力を減じてしまいます。
しかしながら、打力を減じてすらも、打球後の戻りの速さ(フットワーク)が大事というのが、バドミントンという競技の特性と考えます。
お試しください。
今回も最後まで、お読みいただきありがとうございました。
次回は、「上打ち(オーバーヘッドストローク)上達チェックシートの公開」です。
※指導で、実際に有益な効果があがったことを確認の上で、報告しておりますが、技術の答えは、一つではないと考えております。他の指導法を否定する意図はございません。その点ご理解の上でお読み、お試しくださればありがたいです。
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バド技術コラム「バド♪Remaking」の内容を実際に講習会でおこなっています。
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