相手の細かい癖フォームから戦術の糸口を見つける!(基礎編)

こんにちは。樋口です。

ダブルスでショートサービスするとき、ショートサービスをプッシュするとき、前衛で後衛が打つ前など、どこを見ているでしょうか?

今回は、相手の構えや動作の細かい癖から戦術や攻撃の糸口を見つけてみます。

最後までお付き合いのほど、宜しくお願い致します。

 

(ステージ1)
【概論】静止時の構えや動作の隙を見つける

「蟻の一穴」という言葉があります。堅牢な堤防などもアリが開けた小さな穴を放置しておけば、そこから堤防が決壊することもある。

小さな事実や現象にも抜かりなく目を配ることが大切という意味です。

剣術や武術、ボクシングなどでは、構えを非常に大切にこだわります。

構えの僅かなブレや偏りから、相手の攻撃を受けてしまい、全体の防御が崩されることがあるからです。

バドミントンも激しく動くスポーツですが、静止した状態から球を打つ場面がいくつかあります。

その際に、相手の構えや動作の癖や偏りなどを見つけて、そこに付け入ることは大切な戦術の1つと考えます。

 

(ステージ2)
【想定できる場面例】

❶ショートサービスするときに、サービスレシーバーに対して

❷ショートサービスをレシーブするときに、サーバーに対して

❸前衛で後衛に球が行っているときに、相手レシーバー達に対して

❹サイドバイサイド(守備陣形)のときに、前衛に対して

 

(ステージ3)
【具体的に目線を送る箇所】

以下の4つに大別致しました。

①立ち位置

立ち位置(真ん中) 立ち位置(内側) 立ち位置(後ろ) 立ち位置(前)

前後左右にいずれかに寄ってないか確認する。

例えば、右に寄っていれば左に空きスペースが大きめにできるため、左を狙う。

 

②左腕

左手下げ

相手が左腕を下げていて、バック側に打球が来た場合、腕の重みで左肩が下がりすぎてしまう分、身体のバランスを左に崩しやすくなります。

例えば、左によろけたり、スイングで右肩が前に出すぎて、上半身が左に旋回してしまったりというようなリスクが高いです。

 

③右肘(ラケット面)の高さ

白帯より低い 先端下げ 肘下げ

低ければ、サービスなら、ドリブンサービスやロングサービス、その他でしたら、肩口など高めの配球が効果的です。

逆に上げていれば、ラケット面とサイドの距離がやや遠くなる分、サイドのショートサービスや配球が効果的と考えます。

 

④上半身の姿勢

棒立ち

姿勢を低くする際に、膝を大きく曲げる方法ですと、両膝が前方向に出る分、重い頭部が後ろに傾き、前後のバランスをとるような現象が発生しがちです。

結果、股関節が伸びてしまい、上半身が真っ直ぐに棒立ちになり、膝がものすごく曲がるという姿勢が生まれがちです。

この棒立ち姿勢は、重い頭部がやや高い位置に、床から垂直に置かれる状態になるため、前後左右に振られると頭部が落下するような状態になり、姿勢を大きく崩しやすくなります。

 

⑤親指

親指立て

バックハンドで打とうとする際、無意識で親指を立てているケースがよく見られます。

その際は、フォア側を狙うと対応が遅れると考えます。

以上、細かい点について記載致しましたが、このような「蟻の一穴」的戦術もシビアな局面では、効果を奏するものです。

また逆に、なんか思い通りに試合が進まないなあというとき、もしかしたら、相手に見られているかもしれません!

是非、お試しください。

今回も最後まで、お読みいただきありがとうございました。

次回は、「指導者は、イライラのコントロールができないと、怒りの「感情」を招き、最悪、暴言や暴力といった「行動」を生むリスクがある」です。

※指導で、実際に有益な効果があがったことを確認の上で、報告しておりますが、技術の答えは、一つではないと考えております。他の指導法を否定する意図はございません。その点ご理解の上でお読み、お試しくださればありがたいです。

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バド技術コラム「バド♪Remaking」の内容を実際に講習会でおこなっています。
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樋口 孝雄バドミントン技術研究・指導者(フリーランス)

投稿者プロフィール

バドミントン技術研究・指導者(フリーランス)
1966年2月4日生
東京都国分寺市在住
実践学園高等学校 女子バドミントン部ヘッドコーチ
平成29年度全国中学生大会神奈川代表コーチ

競技歴:1982~2001年
指導歴:2002年~

私のバドミントン生活は高校から始まりました。運動系全般が苦手な私でしたが、何かスポーツをやりたくてバドミントン部を選びました。
当時、技術指導者はいませんでしたので、仲間よりワンテンポ遅れてしまう自分が、どうしたら理論的に技術が身につくかを、常に考えるようになっていました。この頃の背景がベースになり、今の私の技術指導スタイルが確立されたといえます。

元来、教えることが好きなこともあり、十数年前に小学生の指導を始めました。時間が許す限り、バドミントンのみならず、他競技のDVDや書籍etc.情報を集めては分析・検証し、よりシンプルでわかりやすいスキルアップ方法とは何か、知識と経験を積み上げてきました。現在は、技術指導者のいない中学生を中心に、学齢前から成人までのサポート活動をしております。

同じ指導でも、すぐ体現できる人もいれば、時間のかかる人もいます。指導する側にも、個性を生かした工夫が求められていると、身につくまでの道のりが遠かった私自身の体験から、感じています。

これまでの蓄積と、今後のさらなる追求を少しでも共有でき、特にお悩みを抱えている方々の微力ながら、お役に立つことができれば幸いです。
よろしくお願いいたします。

競技歴詳細:

東京都立小平西高→法政大学バドミントン同好会72

主催指導活動:

「癖動作矯正指導法」研究及びレッスン
→(http://minton.blog.jp/archives/306166.html)
西国分寺バドレッスン for 中高生 代表者
→ (https://minton.jp/Group/detail/158)
バドミントンNPO団体 東村山フリューゲルス代表者

外部指導活動(東京都内):

実践学園高等学校 女子バドミントン部ヘッドコーチ
平成29年度全国中学生大会神奈川代表コーチ
堀越高等学校 男子バドミントン部
練馬区立中村中学校
東久留米市立中央中学校
他中高計8校、一般3団体

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