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ネット前に行くときに打点が低くなって、後ろに煽られたりする。どうすればいい?
- 2018/6/11
- バド♪Remaking, 日替バド定食
こんにちは。樋口です。
シングルスなどで、ネット前に行くときにどうしても打点が低くなって困ったことがありませんか?
低くなると、相手が虎のごとくネット前に跳びついて来て、プッシュやアタックロブなどでを打たれるリスクが増加してしまいます。
今回は、そんなリスクを減らすべく、ネット前の打点を高くするコツを考えてみます。
最後までお付き合いのほど、よろしくお願い致します。
(ステージ1)
【なぜ、打点が低いと不利なのか?】
バドミントンは、ラリーが極めて速いため、対応時間が少ないことが特徴なスポーツです。
ネット前で打点が低くなったり、ネットから遠くなったりすると、相手コートからシャトルがネットを越えて、また相手コートに戻るまでの距離と時間が長くなります。
時間が長くなると、相手にレシーブ対応時間を与えてしまうため、相手が前に詰めて来やすくなってしまいます。
相手がネットに近いところでインパクトすると、逆にこちらの対応時間が減らされてしまいます。
人間は、時間だけは制御できないため、時間が減らされれば、レシーブの質が落ち、コースを容易に読まれて、先回りして追い込まれてしまいます。
ですので、非常に不利になります。
(ステージ2)
【打点が低くなる原因】
右肘を下げたまま、前に出て来ているため
シングルスでは、相手が1人なので、ダブルスに比べて、コートに空きスペースが沢山あります。
ですので、打点が低くなっても、ラケットワークが良ければ返球できるため、肘関節を伸ばして、ラケット面を下げたまま動き出すケースが見られます。
しかし、ラケット面を下げたまま、動き出してしまうと、対応時間が極端に少ないバドミントンのこと、ラケット面を白帯近くに上げる時間が不足してしまうのです。
結果、打点が低いという症状が慢性化してしまいます。
(ステージ3)
【対策】ネット前に動き出す前に、右肘を肩付近に上げ、ラケット面先端をネット白帯10cm下付近に下げてからネット前に動く
時間がない状況では、優先順位をつけることが重要になります。
バドミントンはあくまでもシャトルを打つ競技ですので、打つか、動くか(フットワーク)を天秤にかけると、どうしても打球が優先になります。
要は、当たらなければ、失点するということです。
ですので、しっかりと打てる体勢を作って、それを打点下まで、フットワークでデリバリーするというスタイルが必要になります。
ですので、構えてから動く、構えたまま動くという動作が求められます。
要は右肘を肩付近にまで上げ(高さを出す)、120位のリストスタンドしたしていると、ラケット面がトーチのように上に上がってしまうので、ラケット面先端を白帯下くらいまで下げます。
この姿勢を、ネット前までフットワークでデリバリーすることで、高く、ネットに近い打点でインパクトでき、相手の持ち時間を減らすことができます。
相手の時間を減らせば、前まで出て来れなかったり、スイング時間が不足して、打点が低くなったり、ノータッチしたりと、相手を追い込むことができます。
お試しください。
今回も最後まで、お読みいただきありがとうございました。
次回は、「面持ちシャトルラリーのススメ(フォアバック切替&初心者ラリー練習)」です。
※指導で、実際に有益な効果があがったことを確認の上で、報告しておりますが、技術の答えは、一つではないと考えております。他の指導法を否定する意図はございません。その点ご理解の上でお読み、お試しくださればありがたいです。
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バド技術コラム「バド♪Remaking」の内容を実際に講習会でおこなっています。
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