サービスプッシュをサーバーがカウンターするコツ

こんにちは。樋口です。

ダブルスで相手のショートサービスをプッシュしたら、サーバー横を抜けずに、サーバーにカウンターのプッシュを打たれたという経験はありませんか?

今回はこのサービスレシーブへのカウンターショットのコツを知って、挑戦してみましょう!

最後までお付き合いのほど、宜しくお願い致します。

 

【1】姿勢

サービスプッシュカウンター

姿勢が真っ直ぐになってしまうと、相手からの距離が近すぎる分、間に合わなくなります。

よって、上半身を後ろに反らして、相手からの距離を少しでも離して、打球時間を稼ぎます。

上半身の反らし方は、後ろにバランスを崩さないよう、重心(お尻)は動かさないようにします。

そして左膝を100度くらいに曲げることで、前方向に左膝を突き出させます。そうすると、お尻付近を支点として、上半身を反対の後ろ方向に倒しやすくなります。(丁度「Z」を後ろに傾けた形)

その際に両足間は広いほど身体が安定するので、右膝下を前に伸ばすとより効果的です。

右からサービスをした際は、右方向に抜けるシャトルが多い分、右肩をやや引き、さらに距離を稼ぎます。

 

【2】打ち方

指(中指〜小指)は、軽く握手するくらいで握っていて、ラケットが動き出すときに握りこんでいきます。そうするとインパクトでマックスの握りになります。インパクトが済んだ直後に、また握手くらいに緩めます。

これをやらないと、肘を痛めてしまうリスクが高くなります。

インパクト時には、右肘は右外を向いていますが、インパクト直後に右脇をの締めて、右肘のトンガリが下を向くようにします。すると、ラケット面が後ろに反動で戻ります。

この動作で、振り抜くより、ヘッドスピードが上がる(ものすごいスピードでラケット先端が手首を追い抜く)ため、シャープにシャトルを弾き返せます。

このスイングは、ヘッドスピードの加速で弾き飛ばしているので、鋭く速い打球ですが、スイング半径の短さからプレーヤーの重量や体幹からのエネルギーが載っていない分、軽いシャトルになります。

よって球足が伸びると、相手後衛に返球される可能性がありますので、次への準備(構え)が必要です。

 

【3】両腕を挙げるタイミング

これがかなり重要なポイントで、打球時間をなるだけ多く確保するために、サービスインパクト後直ちに挙げるくらいの意識がベストです。

実際は、若干のフォロースイングがあると思いますので、フォロースイングの一環で軽く前に押したまま、止めずに上に楕円軌道で両手を挙げてしまうのがベストだと考えます(指揮者が指揮棒を両手で振り上げるようなイメージ)。

 

【4】打点

かなり高く上昇する球は、動画の通り、前でも対応できますが、殆どの球はそんなに浮かないと考えます。

そうすると、頭の真横かやや後ろ目くらいに設定します。

これは打球時間を稼ぐ意味と、打点が後ろになると、前よりも相手の打球が上昇しているため、ネットミスしにくいという意味があります。

 

【5】使用するかの判断

①相手がダイブ(跳びつき)をしてくる場合、難しい

跳びつきで白帯近くでインパクトされた場合、相手との距離が短くなり、こちらの打球時間が削られるため、難しくなります。

②低くて速めで自分に向かって来る球の場合、この技術で対応できる可能性がある。他方、遅い球の場合は前やハーフに沈めてくる(自分に向かってこない)ので、対応しにくい。相手の球速で判断する

球速で判断するということは、シャトルを相手のインパクトから注視する必要があります。ですので、サービスをする時から、白帯の下、ネット越しに相手のラケット面を見れるようにします。

ですので、軽くアゴを引き、上目遣いで白帯下、ネット越しに相手を見ながらサービスし、相手のインパクトもネット越しに注視します。そうすることで、注視時間が長くなる分、打球対応時間も増えるため、ミス防止や、色んな判断をできることが期待できます。

背の高いかたなどで白帯の上から相手を見ていると、脳は相手をずっと見ていると認識していますが、実は打球が相手コート上から白帯に近づいた付近で初めて、注視するということになります。

要は、距離が短い上に、シャトルに気づくのが遅れてしまっている分、さらに対応時間が削られてしまいますので、ミスにつながりやすくなります。

③相手のサービスレシーブ球の傾向をよく掴む

上記②のような打球を多用してくるかの傾向をよむことが大切です。あまり使ってこない相手にこの技術を使うと、逆に自分がバランスを崩してチャンスを相手に与えてしまうリスクがあります。

 

【6】補足

①この技術は応用技術で、上記のような微妙な身体のバランスやテクニックが複数必要になりますので、家の鏡で静止時のフォームを自分の目で確認しながら、先ずは作ってから、実際の動きの中でそのフォームをいかに実行できるかをした方が早道だと思います。

②レシーバーも縦のスライスなどであまり失速させずに、シャトルをネット前やハーフサイドに沈めて来る場合、この技術を使うと逆にバランスを崩すリスクがあります。

相手のレシーブ球の傾向を読む必要があります。

③沈め球ができない方には、マスターできれば、プレッシャーを与える手段の1つになると考えます。(相手が警戒して、前にヘアピンしたり、ロブをしてくれたり、サイドを狙いすぎて自滅したり、チャンスメイクしやすくなります)

一発決めることも気持ち良いものですが、全体的な戦略的な意味では、強いプッシュを打ちづらいというプレッシャーを与え続けて、相手の機先を制するところだと考えます。

お試しください。

今回も最後まで、お読みいただきありがとうございました。

次回は、「レシーブやロビングが腕打ちになってしまう。原因はなに?(上半身の姿勢) 」です。

※指導で、実際に有益な効果があがったことを確認の上で、報告しておりますが、技術の答えは、一つではないと考えております。他の指導法を否定する意図はございません。その点、ご理解の上で、お読み、お試しくだされば、ありがたいです。

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樋口 孝雄バドミントン技術指導者(フリーランス)

投稿者プロフィール

バドミントン技術指導者(フリーランス)
1966年2月4日生
東京都国分寺市在住
競技歴:1982~2001年
指導歴:2002年~

私のバドミントン生活は高校から始まりました。運動系全般が苦手な私でしたが、何かスポーツをやりたくてバドミントン部を選びました。
当時、技術指導者はいませんでしたので、仲間よりワンテンポ遅れてしまう自分が、どうしたら理論的に技術が身につくかを、常に考えるようになっていました。この頃の背景がベースになり、今の私の技術指導スタイルが確立されたといえます。

元来、教えることが好きなこともあり、十数年前に小学生の指導を始めました。時間が許す限り、バドミントンのみならず、他競技のDVDや書籍etc.情報を集めては分析・検証し、よりシンプルでわかりやすいスキルアップ方法とは何か、知識と経験を積み上げてきました。現在は、技術指導者のいない中学生を中心に、学齢前から成人までのサポート活動をしております。

同じ指導でも、すぐ体現できる人もいれば、時間のかかる人もいます。指導する側にも、個性を生かした工夫が求められていると、身につくまでの道のりが遠かった私自身の体験から、感じています。

これまでの蓄積と、今後のさらなる追求を少しでも共有でき、特にお悩みを抱えている方々の微力ながら、お役に立つことができれば幸いです。
よろしくお願いいたします。

競技歴詳細:

東京都立小平西高→法政大学バドミントン同好会72

主催指導活動:

「癖動作矯正指導法」研究及びレッスン
→(http://minton.blog.jp/archives/306166.html)
中高生のためのバドミントン技術レッスンプロジェクト(西国分寺)代表者
バドミントンNPO団体 東村山フリューゲルス代表者

外部指導活動(東京都内):

堀越高等学校 男子バドミントン部
実践学園高等学校 女子バドミントン部
練馬区立中村中学校
東久留米市立中央中学校
他中高計10校、一般3団体

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