- Home
- 基本姿勢(構え:パワーポジション)を見直す
基本姿勢(構え:パワーポジション)を見直す
- 2017/9/11
- バド♪Remaking, 日替バド定食
こんにちは。樋口です。
どのスポーツにおいても構えというものは、非常に大切です。スキを作らず、効率的に動き攻守が行えるようにする、全ての動作の根本ともいえるものです。
今回はバドミントンの基本姿勢(構え)である「パワーポジション」について考えてみます。
最後までお付き合いのほど、宜しくお願い致します。
【1】構え方
【2】各動作の意義
①股関節を前屈
バドミントンは基本的に相手からの距離が近い(エースショットになる時間が短い)前方向をカバーすることが最優先になります。
そこで前傾姿勢をとり、前方向の打球に動きやすくします。前傾姿勢は主に2つある股関節を使って、上半身を前に傾斜させます。
②両膝は軽く曲げる程度
両膝を大きく曲げると、姿勢は低くなりますが、重心(骨盤内)も大きく下がってしまうため、動きにくくなってしまいます。
③両膝上5cmの部分に全体重を載せる
これらに体重を載せる意識を持つと、前傾姿勢のまま、身体が沈みすぎずまた、お尻が落ちずにバランスがとれます。
④肩から先の腕は身体の前
両腕が身体の前にあると、前方向のシャトルに迅速に対応できることと、前傾姿勢を維持しやすくなります。
⑤両肘の角度は約120度
肘が伸びてしまうと、ラケット面や重心が下がりすぎてしまうため、スイングしにくかったり、動きにくくなります。
⑥軽くアゴを引く
こうして上目遣いにすることによって、相手のラケット面や打球などを、目線と同じくらいの高さで見ることができるため、対応がしやすくなります。
⑦右足半歩前
左右方向はシャトル到達時間が比較的速く(スマッシュ、攻撃的ドライブなど)かつ、横方向にスムーズに動けるよう身体はできていないため、脚を横に大きく開き、重心(お尻)を振り子のように左右に移動できるようにします。
加えて、前後方向の動きもあるため、右足をやや前にして、前後方向に重心(お尻)移動をできるようにします。
⑧両足つま先はやや外に開く
踏み込み時に、前足つま先を横方向にも前方向にも向けやすいよう中間の右斜め前や左斜め前につま先を向けます。
また股関節もやや開いていた方が、重心(お尻)の左右移動がしやすくなります。
お試しください。
今回も最後まで、お読みいただきありがとうございました。
次回は、「足が動かず、ノータッチや振り回されてしまう。なぜ?(視線編) 」です。
※指導で、実際に有益な効果があがったことを確認の上で、報告しておりますが、技術の答えは、一つではないと考えております。他の指導法を否定する意図はございません。その点ご理解の上でお読み、お試しくださればありがたいです。