パラリンピックの競技があまりに激しいので驚かされる。
車椅子が激突し合うバスケットボール
前後左右に動き回りながら大きくのけぞってシャトルを打つバドミントン
片足に装具を付け全力で走り、跳ぶ 陸上競技
その激しさ故、体にかかる負担は計り知れない。
第二の障害を懸念するまでに打ち込まなければ勝てなくなっているパラ競技。
冬の車椅子スキーも同様であろう。
2020年の東京オリンピックで新種目として加わることが決定した 空手。
男女3階級ずつの「組手」と 男女個人「 形」 の全八種目での採用となった。
日本の武道は 型 を重んじる傾向がある中、空手の 形 が採用された意味は大きい。
日本の武道精神を知ってもらう良いチャンスになったからだ。
剣道でも勝負を争う競技がある一方、高段位を得ようとするものは競技実績以上に修業と人格が重んじられるそうだ。
慢性的な怪我を負いやすいバドミントンに違った形の競技方法はないものでしょうか?
パラリンピックに採用された競技のほとんどが健常者と同じ競技方法を目指しています。
健常者と同じ競技方法であるがために健常者を上回ることが難しく、また同じコートで競技することも困難です。
他者に先んじるためには 限られた身体機能を酷使し、障害も恐れず打ち込む必要が出て来ます。
第二の障害につながる前に、採点方式のバドミントン競技を考えてみてもいいのではないでしょうか。
シャトルのコントロールやスピードをポイント化したり、正確さを争ったりする方法もあるはずです。
ネットインの数とミスの数の確率を争うというのもアリなのではないでしょうか?
長いあいだバドミントンを競技としてきた人達がケガと無縁ではいられないという事実を知ると、
パラ競技に打ち込むことが、第二の障害に繋がりはしまいか? と心配になるのです。
「正確さなら健常者に負けない!」
「ネットインなら負けない」
健常者と対等に争うことのできるパラスポーツが生まれればお互いの交流も深まると思うのですが?
**欧米主導のオリンピック・パラリンピックの思想を変えさせることはできないとは思いますが、老婆心(老爺心?)ながら一つの提案として。また、パラバドミントンの激しさを伝えるために**