数野健太と早川賢一は一つ違い。
大津市の小中高、さらに大学、実業団も同じ道を歩んできた。
かつてはダブルスを組んでいたが、初めての五輪は別々のペアとなってつかんだ。
2010年にふたりのペアを解散したあと、数野は日本代表落ちも経験した。
「賢一に置いていかれないように、と素直に頑張れた。」(数野)
早川選手も「まだやれるよ」と励まし、一緒にリオへ行く夢を諦めなかった。
かずのけんた 11/25/1985生まれ
171cm 右利き ガット30ポンド
滋賀県大津市立日吉中→比叡山高校→日本大学→日本ユニシス
男子ダブルス最高位14位(2015.7.23)with 山田和司
混合ダブルス最高位14位(2016.7.8)with 栗原文音 現15位
日吉中学は琵琶湖西岸の大津港から西へ700m
比叡山高校はそこから西に1500m
比叡山高校からリオオリンピックに数野健太選手と早川賢一選手が出場する
また日吉中学出身者には垣岩令佳選手(前オリンピック銀メダリスト)がいる
競技開始年齢6歳 ジュニア時代には滋賀の強豪・坂本スポーツ少年団に所属
当時の坂本スポーツ少年団には、多谷郁恵、数野健太、早川由希子(姉)、早川賢一(弟)ら
全国大会で活躍した選手が多く在籍しており、自然と強くなっていた
2000年、大津市立日吉中学校3年の時、全中団体・シングルス優勝。
2003年、比叡山高等学校3年の時、インハイシングルス優勝。
2006年、日本大学3年の時、早川賢一とのペアでインカレダブルス優勝。団体との二冠。
2007年、4年の時、ダブルス二連覇。
2013年、大阪インターナショナルチャレンジで、山田和司とのペアでダブルス優勝。
以後2015年まで三連覇。
この大会、3勝1敗の成績を収め、日本の銀メダル獲得に貢献した。
この年の全日本総合選手権大会では優勝。
ペア結成から1年で国際大会のポイントを積み重ね、
2016年5月5日付の世界ランキングで18位に入り、
リオデジャネイロオリンピック出場を決めた
早川とのペア解散から6年。
「長く続けられたのは賢一がいたから。相手に向かっていくプレーをして、五輪を楽しみたい」(数野)
「健ちゃんについてきて良かった。互いに高め合って一つずつ勝っていきたい」(早川)
「本当の兄弟のような存在。大舞台で一緒にメダルを取りたい」と声をそろえる。