- Home
- オーバーヘッド緩い運動連鎖(全身・中間動作)の構築
オーバーヘッド緩い運動連鎖(全身・中間動作)の構築
- 2016/5/3
- バド♪Remaking, 日替バド定食
こんにちは、樋口です。
過日の記事で、前腕回内練習のメニューを公開しました。(→2016/3/14記事「バドミントンで最初にぶつかる壁〜回内動作」)
運動連鎖は、非常に繊細で、難しい動作だと考えています。
ですので、一番、ラケットに近い、手首、前腕を使った回内動作を構築し、その後、この中間動作で全身の運動連鎖の感覚を作ります。
このメニューは、初心者を対象にしています。今までの指導実績に基づくと、多くの初心者がこの中間動作を短時間でクリアすることができました。
この中間動作の中核は、骨盤周りの大きな筋肉を総動員して、骨盤の旋回で、運動連鎖の核となる力を発生させるところです。骨盤が旋回すると、その上部にある、肩まわり、下部にある、脚部も連動して動きます。
ですので、この動作をさらに、分解して、下半身、上半身、二つのを合わせるという、3ステップで構築します。
実際にやる人には、食べやすい料理を作るごとく、感覚でやれるように、単純化していく必要があると考えています。
この中間動作ができると、スマッシュをはじめとする、多様なストロークを打てますので、選手のモチベーションも上がります。
《上半身》
《練習方法例》
【運動連鎖の構築練習ステップ】
(前段) 運動連鎖とは?(→「パワーはどうやってシャトルまで伝えればいいの?」2015/12/07コラム)
①グリップ(ハンドル)の握り方構築 (→「いまだから改めて考える「フォアハンドグリップ」の握り方」2016/5/30コラム)
!)オーバーヘッドの運動連鎖(中間動作)のメニューです。
②前腕回内動作の構築 (→「初心者が最初にぶつかる壁〜回内動作」2016/3/14コラム)
③緩い運動連鎖(全身)の構築(→今回)
④詳細な運動連鎖(全身)の構築
(1) テイクバック時 (→「オーバーヘッドでなぜ、振り回してしまうの?」2015/11/02)
(2) フォワードスイング時
(3) フォロースイング
⑤各部分のチューンアップ作業
次は上記④(2)「詳細な運動連鎖(全身)の構築」の「フォワードスイング時」に移ります。これは、また別の回に改めさせていただきます。
次回は、「速いスマッシュに手が出ない。とりあえず何とかしたい!」です。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
※指導で、実際に有益な効果があがったことを確認の上で、報告しておりますが、技術の答えは、一つではないと考えております。他の指導法を否定する意図はございません。その点、ご理解の上で、お読み、お試しくだされば、ありがたいです。