どこに向かって声を出すかで声の意味が変わります。

こんにちは。

バドイク担当の齋藤です。

前回の「声出しとは『楽しいと声が出る』の無限ループである」では私の想像を超える反響をいただきましてコメントなどもいただきありがとうございました。

今回はその続編といった感じでしょうか。

声出しのその後について子どもたちから新しい反応が見られましたので紹介しつつまた考えてみたいと思います。

 

 

目的がわかったからといって行動が変わるわけではないらしい


子どもたちとの会話の中から見えてきた声出しの目的は

「楽しくやるため」

ということで子どもたちも理解したようです。

では実際に練習を見ていると確かに声がでるようになったなという子や声を出そうという気持ちは見えるぞ。

という子たちが現れました。

しかし中には以前と大きな変化が見られない子もいます。

目的を理解するだけでは足りないのかな?と思いしばらく観察してみるといくつかのことに気が付きます。

 

 

声が出る場面と出ない場面がある


中学生の年代では大きな声を出したりするということはなかなか恥ずかしいことのなのかもしれません。

しかしそんな中でも声が出る場面もあります。

それはランニング。

いわゆる

「○○中―――、ファイ!!」

「オー!」

「ファイ!!」

「オー!」

「ファイ!!」

「オー!」

というようなアレです。

 

声が出しやすい場面というのは

  1.  みんな出すのが当たり前の時
  2.  出すべきフレーズが決まっている時

と言えそうです。

「決まった場面では声が出せるけど、自ら積極的に声を出すことができない」

ということはまだまだ「楽しくやるため」には辿り着けそうもありません。

 

 

声出しの種類が非常に少ない


ランニングの後、フットワークやノックの時間になると声が出る人と出ない人に分かれてきました。

その中でどんな声を出しているのかを聞いていると

「ファイトー!!」

「ガンバー!!」

以上二種類です・・・

そうなんです。

声出しのレパートリーが非常に少ないのです。

「ファイト」と「ガンバ」の二種類で「楽しくやる」ということもこれまた難しそうな気がします。

 

 

どこかに向かって声を出している


「みんなが出すとき(出さなくてはいけない時)に出すべきフレーズが決まっている場面」では大きな声がでるようになってきました。

しかし「出しても出さなくても問題なさそうな場面」では出る人と出ない人に分かれてしまうこと、さらに声が出ているひとも声出しのレパートリーが非常に

少ないということがわかりました。

「出しても出さなくても問題なさそうな場面」で声を出している子(出そう!という意思は感じるタイプ)の様子を見ていて気づいたことがありました。

 

それは

 

「どこかに向かって声を出している」

ということです。

どこかってどこ??という話になるのですがどこかわかりません(笑)

ノックのシャトルを拾いながら床を向いて「ファイトー!」と言っていたり、歩きながら突如「ガンバー!」と言い出したり・・・

出さないよりは出した方が良いと思いますが・・・

そして声は出ているのですが一体どこに向かっていたのでしょうか・・・

せっかく『声を出してやるぜ!』という意思があるだけになんだかもったいない気がしませんか?

 

 

声出しはメッセージだ


動物の鳴き声には危険を伝えたり求愛行動だったり様々なメッセージがあるそうです。

そこにはオスからメス、メスからオス、群れの仲間といったようにメッセージを伝える相手がいます。

ということは・・・

「声出しにも相手の存在を考えなければいけないのでは?」となるわけです。

 

 

声出しのメッセージは「私・あなた・私たち」


声出しのメッセージは誰に伝えるのかということを考えると3つのメッセージにわけることができそうです。

それが

  1. 「私自身」に向けたメッセージ
  2. 「あなた」に向けたメッセージ
  3. 「私たち」に向けたメッセージ

です。

 

①「私自身」に向けたメッセージ

得点を取った時のガッツポーズやキツイときに叫ぶ声など自分自身を奮い立たせる声や上手くいかない時に気持ちを切り替える声など自分自身に向

けた声出しということになります。

自分自身の気持ちやプレーを高めるための声といえます。

 

②「あなた」に向けたメッセージ

一所懸命取り組んでいる仲間に向かって「ファイト!」と声をかけたり、試合で得点を決めた選手に「ナイス!」と声をかけたり。

特定の人に向かってかける声と言えます。

声をかけられる側も自分の応援をしてくれているのだということがとても伝わりやすい声掛けだと思います。

 

③「私たち」に向けたメッセージ

チーム全体に向けて「声を出していこう!」「盛り上げていこう!」など特定の誰かではなく自分たちへの声です。

円陣やチームの応援歌、ランニングの声出しなどもこれに該当するのではないでしょうか。

「あなた」に向けての声に比べると一人ひとりへのメッセージ性は低くなるかもしれませんが、チームの士気を上げたり、みんなで声を出すことから比較

的取りいれやすい声出しの方法かもしれません。

 

 

おわりに


ノックやトレーニングで数を数えることや、今チームで取り組んでいる声出しは「誰にどんなことを伝えるため」でしょうか。

また、「私たちが楽しくなる声」や「チームの仲間ががんばれる声」とはどんなものがあるでしょうか。

「楽しくやるために声をだす」

そしてそこからさらに、

「誰にどんな声(メッセージ)を伝えればよいのか」

ということを考えてみると楽しく活気のある練習が見えてくるのかもしれませんね。

というわけで私も子どもたちに投げかけてみたいと思っております。

また皆様のチームでの体験や出来事などもぜひお聞かせください。

 

ではでは、今回もお付き合いいただきありがとうございました。

応援は選手を勇気づけます! 応援も日頃の声掛けも誰に何を伝えたいのかということが大切なのかもしれませんね。

応援は選手を勇気づけます!
応援も日頃の声掛けも誰に何を伝えたいのかということが大切なのかもしれませんね。

 

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齋藤 聡史バドミントンで社会共育

投稿者プロフィール

■ 生年月日:1985 年 12 月 23 日
■ 身長(cm) / 体重(kg):178cm / 70kg
■ 血液型:B型
■ 出身地:静岡県
■ 経 歴:入野中学校 → 湖東高校 → 天理大学
→ビーウェイ株式会社→総合型地域スポーツクラブ

中学時代は棒高跳びで静岡県5位入賞。
高校進学後に地域のクラブチームにてバドミントンを始めました。
大学にて生涯教育に出会い、バドミントンと生涯学習に興味を持ち、現在は総合型クラブにて社会体育活動の場と機会の提供に携わっています。

「地域の家づくり」を目標に青少年のバドミントン指導に注力しています。
バドミントンの競技力向上を通じて選手とともに勉強の日々!
信州の南側で活動しています♪

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