カッコいい選手になるための2つの条件

木兎バレーやってるときだけは
かっけーよなァ

こんにちは。

バドイク担当の齋藤です。

いきなりわけ引用でのスタートになりましたが・・・

これはバレーボール漫画の『ハイキュー』の中に出てくる言葉です。

 

木兎という選手がスパイクを決め、観客席から先ほどのセリフが漏れます。

今回は『かっこいい』ということに焦点を当てて考えてみます。

単細胞で明るいキャラクターのようです。 普段はおバカだけどバレーの時はカッコイイ設定ですね♪ 出典: pbs.twimg.com

単細胞で明るいキャラクターのようです。
普段はおバカだけどバレーの時はカッコイイ設定ですね♪
出典: pbs.twimg.com

 

 

ダサい試合


 

ある大会のことです。

団体戦の試合で男子チームは残念ながら負けてしまいました。

その試合、私はどうにも納得がいきませんでした。

それはその日の子どもたちが「全然かっこよくなかった」のです。

むしろ「ダサい」と感じてしまうほどの内容でした。

正直私自身もショックでして・・・

試合後、子供たちに私は率直な思いを伝えました。

「今日の試合はカッコいいとは程遠い、むしろダサい試合だった。」

そしてそのまま「ダサいとカッコいいは何が違うんだろうか?」

そんな質問を投げかけ子どもたちに考えてもらうことにしました。

 

カッコいい選手の2つの条件


子どもたちはキャプテンを中心にさまざまな意見を出してくれ、話し合いも最初こそ暗い雰囲気でしたが徐々に盛り上がりを見せ、最後の方には活発な意見が多数出ていました。

ちなみに「ダサいってどんな選手?」という質問をすると中学生はスラスラと出てきます(笑)

そしてカッコいいやつには2つの条件があることが判明しました。

①戦っていること

ダサいってどんな選手?という問いに対して真っ先に出てきた答えが「諦めている人」でした。

私も「あ、確かにダサい!」と思ってしまいました。

逆にカッコいい人っていうと・・・

「たとえ負けていても最後まで諦めずに戦っている人」という意見にまとまりました。

諦めている人はダサく、戦っている人はかっこいいということですね。

②本気であること

そしてもう一つのダサい要素が「手を抜いているやつ」です。

これまた「手を抜いているやつ」の逆ってどんな人なんだ?

その答えは「本気の選手」でした。

本気の選手はカッコいい!

ということです。

 

記憶に残る戦い


私は主に中学生のカテゴリーを主に指導しています。

もうすぐ3年生が卒業を迎え、3年生の試合を振り返ってみると、「忘れられないシーン」があることに気が付きました。

以前「」ご紹介したY君の中体連3位決定戦もその一つですが、その他にも団体戦準決勝の第2ダブルスのNくんとKくん、県大会出場をかけたダブルスのMさんとAさん、目標だった1回戦を突破しようと戦ったKくんなどなど・・・

今でもあの大会、あの場所、あの試合として思い出されます。

なぜ、こんなにもこれらの試合が私の記憶に残っているのか。

それがまさに「こいつカッコいいな」と思った試合だったからなのです。

 

カッコいいと競技レベルは必ずしも一致しない


「こいつカッコいいな」と思った選手たちのレベルを振り返ってみると地区大会1回戦がやっとの選手から県大会上位選手までいました。

そう。

「こいつカッコいいな」と感じたことと競技レベルとはあまり関係ありません。

勝ったからカッコいい、負けたからカッコ悪いということにはならないということですね。

「忘れられないシーン」の彼ら彼女らは本気で戦っていました。

そしてその試合には諦めの気持ちなどなく最後までシャトルを追いかけ、決めたらガッツポーズ時にはダイビングレシーブなどなどガッツ溢れるプレーを見せていました。

 

おわりに


私は指導するにあたり、「カッコいいと感じる」かどうかを一つの目安にしています。

カッコいいと感じる選手は「戦っている、そして本気である。」という2つの条件が必要です。

そして、なによりもこの2つの条件を満たすためには「自発的である」ということが前提にあります。

子どもたちの意見からも「やらされているやつはダサい」ということがありました。

これまた裏を返せば自発的なことはカッコいいということになります。

ですが、自発的という条件はあえて入れていません。

自発的である!ということを意識するのはどこか不自然ですよね。

ですので子どもたちには戦える選手であること、本気を出せる選手であることの2つに絞りカッコイイ選手になろうと伝えています。

バドミントンは「どれだけ本気で戦っても相手が強ければ負けてしまうこともある。どれだけ手を抜いても相手が弱ければ勝つこともある。」ということがあります。

「カッコいい」という基準を持つことで勝ち負けだけではない何かに気づかせてくれるのかもしれません。

 

~ヨタバナシ~


このカッコいいということをテーマに女子中学生と会話をしていたときのこと。

私「カッコいい部活ってなに?」

女子A「サッカー部はカッコいい先輩多い!」

女子B「わかるーー!!」

私「じゃあやっている姿がカッコいい部活は?」

女子A「バスケ!!」

女子B「確かにーー!なんかクラスのフツーの男子がスリーポイントとか決めてるとかっこよく見える!!」(ちょっと失礼!?)

そして私の心の中に「バドミントンをしているとかっこよく見える」と言われるスポーツにしたい!という思いが芽生えました。

  1. バドミントンをするとカッコよく見える!
  2. モテたい男女がバドミントン始める!
  3. カッコいい人を目当てにバドミントンファンが増える!

そんな妄想を膨らませているのですが不純でしょうか(笑)
是非バドミントンをカッコいいスポーツにしましょう!!

 

ではでは今回もお付き合いいただきありがとうございました。

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齋藤 聡史バドミントンで社会共育

投稿者プロフィール

■ 生年月日:1985 年 12 月 23 日
■ 身長(cm) / 体重(kg):178cm / 70kg
■ 血液型:B型
■ 出身地:静岡県
■ 経 歴:入野中学校 → 湖東高校 → 天理大学
→ビーウェイ株式会社→総合型地域スポーツクラブ

中学時代は棒高跳びで静岡県5位入賞。
高校進学後に地域のクラブチームにてバドミントンを始めました。
大学にて生涯教育に出会い、バドミントンと生涯学習に興味を持ち、現在は総合型クラブにて社会体育活動の場と機会の提供に携わっています。

「地域の家づくり」を目標に青少年のバドミントン指導に注力しています。
バドミントンの競技力向上を通じて選手とともに勉強の日々!
信州の南側で活動しています♪

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